2021年3月11日木曜日

Super Console X のリカバリについて

 前回、EMUELECの新規作成方法を簡単に書いたが、

SuperConsoleX(以下SCX)もPROを含めた公式のリカバリが公開されている。

https://drive.google.com/drive/folders/13CJtUDwpNRn9t04oUev6UXmGtEE9kNhN 

ここに公開されいます。

YouTubeにここに置いてある動画がリンク付きで公開されています。

DiskGeneusで書き込むためのイメージと

一般的なrufasやwin32diskimagerで書き込めるイメージの2種類が公開されています。

それと公式のdtb.imgが3種類公開されているので安心できそう。

S905L、S905W、そしてPRO用です。

 なぜPROだけS905Xと書いてないのか謎。

とにかくノーマルのSCXもLとWの二種類があることが判明しましたので

dtb導入の混乱もこのせいなのか?

結局、私の起動できなくなったJYDMIXもPRO用のdtbを試したが起動しなかった。

やっぱりSDカードが読めなくなっている可能性が高い。

起動できたSDカードですら起動しなくなっちゃったからね。

リセットスイッチのあるTVBOXではリセットスイッチを押しながら電源投入すると

リカバリモードが起動するので工場出荷時リセットしてもダメだった。

ちなみにリセットスイッチは表に見えるタイプと、音声出力のミニジャックの内部にあるものとありますのでお持ちの機器にリセットスイッチが見えなくても

ミニジャックの奥にスイッチが隠されていることがあるので見てみたください。

つまようじなどで奥を突くとカチッとした感触があればリセットスイッチ。

EMUELECの辛いところはリカバリもアップデートもイメージを書き込むため

すべてが消えてしまうということを意味する。

storageエリアは温存してシステム領域だけのアップデートできるようにしてもらいたい。

DiskGeneus用のイメージだけはシステムとstorageと別れているので

うまくいく可能性はあるけど、

windowsと違ってドライブのマウントを指定する都合上うまくいかないんじゃないかとは思う。

 

さて、この手の話題は海外のフォーラムが非常に活発なのですが

英語が苦手な私としては日本語で調べたいものです。

とりあえずコメント欄があって書き込みのある

トンチキさんのブログ

https://tonchikiroku.com/super-console-x-review/

か、5chあたりしか見かけることはできません。

トンチキさんのブログは有志が回答してくれていますが、

 やはりwindowsとlinuxの区別がつかない人が非常に多く見られますので

 SCXもEmuELECもandroidもLinuxというOSで見た目がそれぞれに変えてあるものです。

そしてLinuxはWINDOWSのパーティションとLunuxのパーティションを扱えるので

 バージョンや構成によりあらゆる状態を自由に作り出せるため見分ける必要があります。

 また、ネット接続でファイルを操作するためにはLANでのIPアドレスの使い方も知っている必要があります。

その程度のスキルは必要と思ってください。

 Linuxはフリーなので非常に柔軟にあらゆるものに対応しています。

反面、非常に種類や派生が多く見極めが難しく、個性が強いためWindowsのように

ほぼ固定された環境しか知らない人には扱いにくい面があります。

おすすめはLive CD LinuxなどでCDやDVD、USBから起動できるLinuxに触ってみること。

それならwindowsを書き換えることなくLinuxが起動します。

新しいOSを使うのは戸惑いもありますが新鮮で楽しいですよ。

2021年3月10日水曜日

EMUELEC 導入について dtbのこと

EMUELECを新規にSDカードにインストールする方法についてです。

https://github.com/EmuELEC/EmuELEC の右ペインから「Release」内に最新のファイルが揃っています。

私が入手したSuperConsoleX(SCXとする)はVer3.9だったが、現在はVer4.0まである。

いろんな端末向けに構成されたイメージがあるが、AndroidTVBoxなら「Generic」を選ぶ

 EmuELEC-Amlogic.aarch64-4.0-Generic.img.gz これかな

gz圧縮を解凍してimgファイルに戻して、rufasなどでSDカードに書き込む。

 数分で書き込み完了し、そのSDカードのフォルダを開く。

この時、EMUELECのパーティションしか見えない。気にせず次、

 仕上げにdtb.imgを機器に合わせたものを「devicetree」フォルダから

ルートディレクトリにコピー、「dtb.img」にリネームして、初めから入っているdtb.imgを削除するなり上書きして置き換える。

実はここが難問で、機器に合ったdtbを選ぶのに苦労し起動できないことになる。

devicetree内のファイルはわかりにくい名前だからだ。

SCXのオリジナルのdtb.imgをバックアップしておくのが簡単なのだが、

無い場合はおそらくgxl_p212_1g_slowemmc.dtbでいいはずだ。(SCXのオリジナルと差分をとると同一のファイルはこれになる)

他サイトでは別のファイルが紹介されているのでうまくいかない場合は試してみてください。

私のSCXもX96miniもJYDMIXもこれで起動した。

そのdtb.imgを入れ替えたSDカードを機器に差し込んで電源を入れるとEMUELECが起動し、

最初の一回目だけROM置き場のストレージのパーティションが作られる。

あとはそのストレージにROMイメージやBIOSをコピーしておけば次回起動でゲームができる。

これが基本のインストール手順だ。

先に書いたが機器に合わせたdtbを選ぶのに苦労すると書いたが、

うまく起動しないときは試行錯誤することになるからだ。

ヒントはCoreELECに機器とdtbのリストが掲載されているので参考にしてみてください。

EMUELECはCoreELECでできていますので。

https://coreelec.org/dtb/

私のJYDMIXが突如SDから起動しなくなり、試行錯誤したが結局起動できないままだ。

SDなしでTVBOXは起動するんだがなー

で、分解してみたら基板に「BX905X」とある。検索すると「SUMMIX R95」と同等だとわかった。

そっちの方がメジャーなのでJYDMIXはOEMだね。

で、CoreELECによるとR95用のdtbは gxl_p212_1g_slowemmcということになっているが、

このファイルSCXと一緒じゃん・・・

初めは起動できたのに現在は起動できなかった。

SDカードが読めなくなったのかな??

有線LANで起動したTVBOXにアクセスしようとしたがつながらない。

TVBOXだけではsambaは入っていないようだ。

覗ければSDカードがマウントされているかどうかわかったのに。

こういった情報はとにかく「数」だから誰かのヒントになればとここに書いた。


ちなみにdtbファイルは単一のカーネルを複数の機器で汎用的に使いまわせるように

機器ごとの搭載デバイスの使い方をdtbファイルに記述してあるものだと思う。

カーネルにすべてのデバイスを内包させたらメンテも追加も大変だからね。

デバイスツリーブロブの略。

簡単に言えばデバイスリストということになる。

機器ごとに正しいものを選ばないと満足に動作しないことになるし、起動さえしないことの方が多い。

SCXのスペックがいまいちはっきりしないので混乱している。

実際、SCXのWiFiはRealTekなのにJYDMIXはBroadcomで

起動できた時はどちらも正常にWiFiが使えたのでそれよりも上層のデバイスが起動に関係していると思われる。

メーカーが違ってもある程度共通化されているのかも。

ソースを見ればわかるんだろうけど、そこまで読める人じゃないし。

Linuxも触ったことがあるって程度の知識しかないので。

2021年2月27日土曜日

Super Console X 等のandroid tv box について

 前回の記事のamlogic S905シリーズとはどんなものか簡単に説明します。

EMUELECを導入するにあたり探す参考になればと思います。

まず、このamlogic S905というものはワンチップマイコンのシリーズでSoCと呼ばれています。

SoCとはシステムオンチップの略でワンチップのLSIにCPU,GPU,RAM,フラッシュメモリ,I/Oなどを収めたパッケージで、

いろんな用途向けに多種が存在します。

今回のamlogic S905はスマホやメディアプレーヤーの核となる目的で構成されたSoCです。

amlogicはアメリカの企業でこのS905にはイギリスのARMからライセンスを受けたCPUとGPUが組み込まれています。

それが「Coretex-A53」というCPUと、「Mali-450」というGPUです。

android Tv Boxの仕様や宣伝文句に上記の名前が登場しますが、

それがどの部分の名前なのか混乱する部分なので上記のSoCというものの内容だと理解すれば選びやすくなるでしょう。

このCPUもGPUもそれぞれ4コアなのでTvBox製品のうたい文句に「4コア」だの「8コア」だのと書かれているので覚えておいてください。

さらにイーサネット、ビデオI/O、ビデオエンコーダー、デコーダー、音声I/Oなどがワンチップのパッケージにおさめられているので、

こういった用途には最適な製品だということがわかります。

実際にはワイヤレスモジュールや増設メモリ、電源回路などが周辺に組み込まれて製品化されている場合がほとんどです。

分解してみるとわかりますが、メインのLSIであるS905の周辺から製品全体の部品点数の少なさに驚きます。

ほぼすべのてのI/Oを備えているのでUSBやHDMIなどもポートがそのままS905に接続されているので

このワンチップでマイコンとして完結できると言えます。

私は古い人間なので昔のパソコンなども分解してみてきているので

部品が大量に実装されている基板を知っていると進歩にぞっとします(笑)

スマホやiPhone、iPadも今どきはそれぞれのSocでできているので非常に簡素でコンパクトな基板で完成されいます。

iPadを分解すると本体の大きさから想像できないほど小さな基板一枚であのOSが動いているのを目の当たりにすると拍子抜けですよ。

メインのS905がほぼ本体性能のすべてといっても過言ではないので

EMUELECを導入するTvBoxを選ぶにあたりS905シリーズならほぼ大丈夫でしょう。

各製品の個性としてワイヤレスモジュールや増設メモリなどで差別化していますが、

本体は結局のところS905なのですから。

それとamlogicのTvBoxではSDカードが本体内蔵のフラッシュメモリより優先して起動するデュアルブート構成が標準となっているようです。

他社のTvBoxではこの仕様は採用されていない可能性が高いのでご注意を。

ちなみみに他社のSoCとしてはSnapDragonやAllwinnerなどがよく見かけるものです。

同じCPUやGPUを採用していたりしますが互換は無いでしょう。別のマイコンと思うべきです。

SoCがパソコンでいうところのほぼマザーボードそのものといえるくらいの存在なのです。

参考までにモデル表ですが、ノーマルのSCXはS905Mで「動作クロック1.5GHz」の低消費電力モデルです。載ってませんが・・・


 S912でやってみたい!

2021年2月24日水曜日

中華ゲーム機備忘録 Super Console X

 年末に中華ゲームをAliから買いました。

 届いてからの翻弄され具合をメモっておきます。

 Super Console Xをまず買いました。

起動させるが起動しない。

すでに頭の中は不良品を手にしたと思い込んでしまう。

(結局は起動できるんですが、原因究明に1か月かかった)

この起動できないにもいろいろあるが、

こいつの場合は正常にブートし始めて「EMUELEC」の起動中に落ちる。

再起動の繰り返しになるという症状。

ブートローダー以降の問題なのでハードの問題かSDカードのEMUELECが問題かと考える。

 そこから色々調べるとSDカード無しだと本体は単なるAndroid TV BOXだということが分かったので

単体で起動させようとするがTV BOXすら起動できない。

ってことはSDカードのEMUELECは問題ないと思われるから

ハードを何とかできないものかと分解してメーカーを割り出せばファームがあるんじゃないかなとか考えたが

 分解しても手掛かりは無かった。

 

(分解してわかったが光音声出力が蓋されてるけど生きてることと、正面に赤外線リモコン受光素子がついている。音声出力のジャックが4PでもしかしたらAVなのか?リセットスイッチはついていない)

だが、ネットを探索しているとEMUELECはamlogicの905系ならインストールできることを知る。

まあ試しに他のTV BOXのファームを焼いてみようかとSDカードに仕込んでみたが

結局ブート途中で停止してしまい成功せず。

そこでいったんハードの修復をあきらめてEMUELECの入った付属のSDカードが正常なのかを確かめるべくフリマアプリで「X96mini」というTV BOXを送料込み1500円で購入。

まず単体でTV BOXが起動するのを確認後SuperConsoleX付属のSDカードを挿して起動させると

いとも簡単にEMUELECが起動するじゃないか・・・

てことはだよ、SDカードのEMUELECは正常で、かつ似たハードなら何でもアリじゃん!!

ってなった(笑)X96miniのCPUは「S905W」。

なんだよSuperConsoleXって!!かっこつけてるけどただのAndroid TV BOXでしかない。

 念のためオリジナルのSDカードはイメージとしてバックアップし

手持ちのSDカードにEMUELECを手動で導入してみることに。

EMUELEC Ver.3.9のGenericをダウンロードしてイメージを焼きこんで、

device_treeから「gxbb_p200_1G_100M_RealtekWiFi.dtb」を「dtb.img」としてルートにコピーして上書きすることになっている(ネットで公開している人がいる)

が、起動しない。

 この 「gxbb_p200_1G_100M_RealtekWiFi.dtb」はどうやらデバイスのリスト的な役割をしていると思われる。

 (デバイスツリーブロブと言うらしい)

 そこでオリジナルのdtb.imgとファイルのバイナリレベルで比較してみたら中身は

「gxl_p212_1g_slowemmc.dtb」と一致したので、このファイルで試すと無事起動した。

 うーん、ハードのバージョンがいろいろあるのかな??

分解したときワイヤレスモジュールはRealtekだったし何が違うのか謎だ。

とにかく起動できるEMUELECの導入の仕方が分かったのでいろいろ試す。

オリジナルのSDはROMエリアもFAT32なのでWindowsから簡単にアクセスできたが

本家EMUELECをインストールするとシステムはFAT32だけどROM置き場はExt4となってしまう。

正直面倒だが、起動したEMUELECをネットドライブとしてIPアドレス指定で覗くか、

Live CD LinuxでPCを起動して直接SDカードにアクセスするかだ。

どちらも似たような時間がかかるがmountポイントを編集するのも面倒だしいいかと。

そして確信を得るため次なるハードを購入。

今度は「JYDMIX」なるTV BOXでCPUがS905XというSuperConsoleXやX96miniのS905Wより上位のCPUだ。

なんと送料込み1300円でゲット!ちょい古いTV BOXは誰も目を付けないね。うひひ。

結果は無事起動。同じSD カードでそのまま起動する。

まあアーキテクチャが同じA53だから新しいか古いかの違いだけで互換は当然か。

クロック差は感じられずほぼ同じFPSが表示される。

でもさ、S905Xだと「Super Console X PRO」 じゃんねw

ちなみにノーマルのSCXは「S905M」というクロック1.5GHzの低消費電力モデル。

「S905X」はクロック2GHz。 

X96miniの「S905W」も2GHzで、これは廉価モデルらしくビデオデコーダーの機能が少ないようだ。

動作クロック以外のスペックは大差ない。

(が、JYDMIXはなんだか音が出たりでなかったりするのでdtbが合っていないのかも)

ここまで約1か月かかった・・・ちょびちょびとね。

でね、ふと思ったワケ!SuperConsoleXの付属ACアダプタってなんアンペアかな?って

そしたら1AのACアダプタだったの。ほかのTV BOXはみな2A~3Aのアダプタなのに。

ま さ か ・・・と思って3AのACアダプタをSuperConsoleXにさして見たら

 な ん と !!

起動するじゃないですか・・・あほくさ

電力不足が起動しない原因だったとは。

はー、盲点だったわ。

売り手にそこケチられてたのかと。

さすが中華通販。

やられましたよ。

だけどおかげで2千円しない中古のTV BOXでEMUELECが使えてまんまゲームが出来ちゃうことを学びましたよ。

 ということでSuperConsoleXはソフト入りSDカードを買う目的で購入する意味になるかな。

ハードはその辺のamlogicの905シリーズでアーキテクチャがA53のハードなら何でもイケる!

という備忘録でした~~

追伸、新品でもAliExpressなどで買えば約2000円です。

届くまでに約3週間かかりますがねー


後日談。

いつも音声はミニジャックからアンプ経由でPCモニタで使っていたんですが、

HDMIをテレビにつないだらHDMIに音声乗ってました。

テレビは楽ちん。

2020年2月4日火曜日

露出計のテスト 電池の違い

単体露出計が安く出品されているとつい購入してしまいます。

今どきは単体露出計なんて捨て値ですが、動作がよさそうなものは安くても2k~3k円くらいはします。

でもたまに動作未確認や動作品が格安で出品されていることがあるので観察していると

安く手に入れられます。

今回、3個目にしてやっと現代の電池「単3」で動作するセコニックの「L-318B」を手に入れたので

今まで持っていたセレン式「L-28c2」と酸化銀電池仕様だけどCdSの「L-218」と比べてみました。

酸化銀電池仕様のL-218にはLR44を入れてあるので、酸化銀電池と実際どのくらいの誤差があるのかテストしました。

この時期の朝日は低くカーテン越しは暗いが、窓際の椅子の上で一台ずつ測定。

こんな結果。
左からスタジオデラックスL-28c2、真ん中がLR44を入れたL-218、右がデジライトL-318B。

セレンのL-28は8EVを差し、LR44を入れたL-218と単3のL-318はともに7EVと出た。

L-218のLR44は新品ではなく半年ほど使ったものなので電圧は落ちてきているとみるべきだろうが、

デジライトの値を正確とするならば酸化銀電池からLR44に変えてもあまり影響がないようだ。

まあ、もしかしたら電圧が下がってきていて酸化銀電池と同等になっていただけかも。

デジライトは単3電池動作だし、製造的にも新しいので正確と思っていいはず。

意外にセレンが高感度で1EV多く測定していること。
 
プロじゃないから1EVの誤差でもネガならなんとかなるだろうし、使える範囲におさまっていると見るべきか。

うーん、でも1EVは侮れない・・・が、そう思って使えばいいし。

今まで古い露出計どおりの撮影でもひどく外れたこともないので実用範囲内か。

どちらにしても、それぞれの個性をつかめたので参考にはなった。

ちなみに、デジライトは「F/EV」ボタンを押すと表示が変わります。
で、右側面の上下ボタンでSSを変えるとF値も変わっていく仕様。


2019年10月7日月曜日

オールドレンズ母艦としてのNEX-6

適当にNEX-6を選んだわけじゃない。
一応、調べたところ、ソニーのセンサーはモデルによりオールドレンズ使用時の周辺が
マゼンタに色がかぶるようで、
NEX-6は「色かぶりが無い」とのことで選択。
(フィルムは光線が斜めでもかまわなかったが、デジタルセンサーはセンサー自体に深さがあるのでできるだけまっすぐな光線がレンズに求められる。)

フルサイズで人気のα7も無印はかぶらないが、MkIIからはかぶるらしい。
古いが上位に当たるNEX-7がほぼ価格も同じくらいだったし欲しかった。
が、NEX-7は「かぶる」のだ。
なのでNEX-6におちついた。
35mm(フルフレームとしての)換算は1.5倍となる。
すべてNIKONのMFレンズです。

Ai NIKKOR 85mm F2
35mm換算127mm

NIKKOR-H.C Auto 50mm F2
35mm換算75mm

NIKKOR-H Auto 28mm F3.5
35mm換算42mm

ここまでがNEX-6だ。参考に次の写真は同じ28mmを付けたLumix G3(マイクロフォーサーズ)
NIKKOR-H Auto 28mm F3.5 
35mm換算56mm

このとおり、マイクロフォーサーズではAPS-Cの50mmと85mmの中間くらいになってしまう。
数字がややこしい・・・
三脚は固定し、レンズだけ交換して約1.5m先の植物を撮ったものです。
ピンは右の木の幹にあわせて撮りました。

今度はマクロレンズでAPS-Cとマイクロフォーサーズを比べてみる。


レンズはどちらもMicro NIKKOR-P Auto 55mmF3.5だ。
このレンズはフルフレームで使うとハーフマクロなのだが、
マイクロフォーサーズで焦点距離が2倍相当となるとちょうど等倍マクロとなるのは
便利ではある。
ちなみにここで紹介した写真はすべてF5.6です。
画角の比較なのでF値は関係ありませんが参考までに。

景色などの広角が欲しいときはAPS-Cが有利だし、
望遠やマクロのように大きく撮ることが求められる分野ではマイクロフォーサーズが有利と言える。
マイクロフォーサーズはフルフレーム用レンズのほんの中心しか利用していないので
もったいないと言えばもったいないし、
そのぶん光学系を拡大していることになるのでレンズからすると迷惑かもしれない。
面白いことにAPS-Cとマイクロフォーサーズでは縦横比が異なる。
35mmのフルフレームから面積が半分のAPS-C、さらに約半分のフォーサーズ。
画質はどちらも甲乙付けがたい。
G3のほうがだいぶ古いうえにセンサーも小さいと言うのに。
驚いたのはNEX-6についてきたズームレンズ。
最近のレンズだろうに(と言っても5~6年前になるのか)非常にもやっとした写りだった。
それに比べためちゃ古いが単焦点レンズは綺麗に撮れる。
デジタルには向いていない設計だろうが、まだまだ楽しめそうだ。

2019年10月4日金曜日

オールドレンズ母艦を求めて。ソニーのパワーズームを直す。

手持ちのMFレンズをいつもはマイクロフォーサーズで使用してきた。
2倍の焦点距離も慣れてきた。
だけど、やっぱ焦点距離が2倍ってのはやはりキツイ。
フルフレーム用レンズなのにもったいない。
本当はフルフレームのミラーレスがいちばん良いのだろうが、
お金を掛けたくないので安価に実現できる方法を探っていた。

ヤフオク、メルカリ、ラクマ・・・しばらく観察していて、
見つけたのはレンズ故障のNEX-6だ。
ボディだけと思えばそれなりの価格だし、「故障レンズが付いてます」ってだけで
どうやら印象が悪くなっているっぽい出品物が誰にも購入されずにいた。
こういった出品は難しいね。

届いたNEX-6はAPS-Cセンサーなので焦点距離は換算1.5倍。
2倍より広い。精神的にも安らかだw
画素数はDMC-G3とほぼ同じの1600万画素。
センサーが広がっただけともいえるが、EOS5Dの時に実感していた
センサーが広いほどノイズが少ないという安心感は絶大だ。

早速付いてきた故障レンズを見てみると、
電動沈胴部が傾いている。
リングも一部が凹んでいるのでどうやら落としたかぶつけたのだろう。
先端の変形と衝撃から沈胴用のギアが咬んでいるようだ。
この部分がスタート位置まで電動で動かないとレンズが起動できず、
ボディ側でレンズ認識エラーとなり使えない。

先端がまっすぐじゃない

右上がゆがんでいる

早速分解して沈胴用モーターをはずすと簡単に咬みこみは開放され、
無事治ってしまった。
変形したリングを無理やり伸ばして摩擦を低減させて組みなおして復活。
どうやらこのパワーズームレンズはこういった症状が出やすいらしく、
ネットにいくつか同じ回復方法が載っている。
キットレンズはプラが多用されていてゆがみやすいのでギア咬みがおこりやすいのだろう。

オールドレンズ母艦としでの使用感は次回に。

コンパクトフラッシュのSDカードアダプターの速度 -追記あり

今日はカメラについて。 昔からレフ機を使ってきて、一時ミラーレスも使ったことはあった。 が、EVFは便利な反面、リアル感が無いし 夜は眩しくて、ファインダーから目を離すと目がおかしくなる。 3台ほどミラーレスを持ったが今はレフ機に総入れ替えしている。 レフ機のファインダーはレンズ...