この秋に販売が終了することがアナウンスされているフジフィルムの「ACROS」。
フジフィルムといえば「ネオパン」であり、
このアクロスもフルネームは「ネオパン アクロス」。
フィルムメーカーが写真用フィルムを終了するなんてかなりの葛藤があったに違いない。
一時のフィルムブームなんてとても底上げにはならなかったんだろう。
フィルムが世界からなくなることは無いとは思うが、
国産のフィルムが無くなるのは寂しい。
そんなことを思いながらキタムラでアクロスを購入。
CONTESSA LBEに装てんして出かけた。
今回のCONTESSAはイエローフィルターとレンズフードをつけて望んだ。
あいにくの曇天だけど、どんな天候だって写真は撮れる。
たまに「天気悪いから写真撮れない」って声を聞くけど、
どの天候だってその時にしか撮れない表情というものを撮ればよいと思う。
曇天だったのでレンズフードはほとんど効果は無かったと思うけど。
Camera : ZEISSIKON CONTESSA LBE
Film : Fujifilm ACROS 100
Dev. : Fujifilm Microfine
フラットベッドスキャナーで取り込み、Lrで調整してます。
すべて南松本駅で撮ったものです。
ここは貨物列車と保線の人たちや一般も特急も撮れるので好きなところです。
田舎でもここだけはひっきりなしに往来があるので短時間でたくさんの鉄道車両を撮れます。
特急は通過駅なので減速しないからとっさに撮るのが難しい。
コンテッサじゃすぐにシャッター速度変えられないし。
全体的にぼんやりしてるのはカメラのせいなんだろうか。
VITO Bのほうがやや解像している気がする。
デジタル写真になれてしまっているので、どうもシャキッとしてないと気がすまないが、
35mmフィルムはこんなものなかな。
もともとサービスサイズやL版程度の鑑賞しかしてなかったフィルムだけど、
今じゃ20インチのモニター表示ですからね。
そりゃぼやけて見えて当然なんだろうけども。
まだ一眼のニコンはお休み中。
やっぱAPS-C用レンズじゃつまらないから、チープでもいいから35mm用レンズを
手に入れてからにしようと思っている。
それでシャキっとした写真が撮れたらカメラの解像かフィルムの解像かわかるだろうし。
その時はもう一度アクロス入れよう。
コダクロームの実験は都度、薬品がパーになるので薬品が疲れて廃棄する最後の現像時に使うとしよう。
2018年5月9日水曜日
2018年4月26日木曜日
新フィルム Washi D Sputnik を使ったら
この「Washi D Sputnik」はハンドメイドフィルムで、
触った時フィルムが薄いと感じた。
ハンドメイドらしく使いまわしのパトローネにラベルを貼ってある。
まあそんなもんかとContessaに装てんし、使ってみたら
すぐに異変は起きた。
シャッターチャージ兼フィルムの巻き上げレバーが非常に重い。
それでも無理やり巻いていたら壊れた。
6ショット目くらいだったかな。
やばーと思ったが、とりあえず撮ってないフィルムを取り出すことにして
裏蓋を開けたら、あらら巻取り軸の前にあるスプロケットに巻きついて絡まっている。
はさみとカッターでフィルムを切りカメラから取り出すが、
シャッターチャージできない。
レバーが嫌な感触だ。
帰宅してからあきらめて分解することに。
ついでにホットシューが死んでいるっぽいのでついでに治したかった。
(フラッシュが発光しないのだ。)
軍艦左右のマイナスねじ2本ではずれる。
レバーと巻き上げ部とのリンクが曲がっていたので治した。
良かった、折れたり飛んでなくて。
やっぱ無理に巻き上げる前にやめるべきだった。
巻き取りと連動している直前のスプロケットがシャッターチャージに繋がっているようだが、
非常にきついのでフィルムにも強度が必要。
露出計付近の様子。
接点が黒い皮膜で覆われていたので接点復活剤で磨いた。
が、やはりフラッシュは発光しないから、面倒だけどレンズ側に問題があるっぽい。
露出計の調整用と思われるボリュームがついていたので、おかしかったら調整できるかも。
軍艦固定ねじの上にある小窓(ねじでふさがれている)はこれ用だね。
で、シャッターユニット分解。緊張する。
フィルム室の4本のねじで外れる。
(軍艦部が先に外れてないと無理です。ひっかかります。)
こういう機械モノはバネが飛んだり変なリンクが戻らなくなったりするので
壊れる覚悟で開く。
そしたら、レンズユニットから伸びるフラッシュの電線が切れていた(スパっと断面)。
おそらく誰かが分解したときに短くて困った挙句に切りっぱなしで戻したのだ。
(接続戻せよ!誰だよそんなひどい修理するヤツは)
写真はレンズユニットを上下180度反転して置いてあります。
遮光ケースがレンズ周辺にあるので電線は多少長くても遮光ケースの外側に押し込んでおけば写りこむようなことは無いと判断。
作業しやすい長さを足して接続。
ここからが緊張だ。
各リンクを元の位置に戻せるかが最大の難関。
連動量が狂ったり連動しなくなったりしそうでこわい。
(写真ではISO感度連絡リンクと書いたが、シャッター速度と絞りを合成した値を連絡していると思われる。動かすと露出計の針が動く)
おそるおそるだったが、なんとか復旧した。
シャッターは見えないフックなので気持ち悪いが正常だったし、
シャッター速度連絡や距離計連絡はプッシュ式なのでねじさえしっかり締めれば
狂わないはず。(距離計連動なんてストロークが1mmも無い感じ)
自動露出連動がギア式の連動なのではずしてしまったポジションがいまいちわからない。
狂っているかもしれないが、自動露出は使わないのでいいかと。
(ギアの遊びも大きいし自動露出モードの数字の意味がわからないので使えない・・・)
で、なぜかフォーカスリングが軽くなった。なぜだ!
なにかがおかしかったのか、さらにおかしくなったのかだ。
前に分解したヤツがおかしくしたのかもしれないし。
まあいいや、距離計連動も正常だし、フラッシュも使えるようになった。
(全速でフラッシュが発光するが、マニュアルでは1/30でということになってる)
記録として掲載しておきますが、
Contessaの分解記録なんて誰の役に立つんだろうか。
ネットの世界は広いから世界の誰かが見つけてくれるかな。
話は戻って、Washi Dフィルムは薄くて柔らかすぎるのでContessaには無理と判断。
Vito Bに装てんした。
巻き軸の直前のスプロケットが思いのほかきついので、どうやら離れずに引っ張られてしまうようだ。
その辺、VitoBはそういう構造ではないので大丈夫だと思う。
が、SSが1/200しかないのにISO500のフィルムは厳しいが仕方ない。
絡まったフィルムは切り刻んでしまったので、約10カット分は無駄死にしたと思う。
変り種フィルムは装てんしてから1カット無駄にしてもいいから裏蓋開けたまま
正常に巻き取りができるか確認してから蓋を閉めるようにしたほうが良さそうだ。
え?フィルムカメラの常識だったのかな??www
みなさんもお気をつけ。
触った時フィルムが薄いと感じた。
ハンドメイドらしく使いまわしのパトローネにラベルを貼ってある。
まあそんなもんかとContessaに装てんし、使ってみたら
すぐに異変は起きた。
シャッターチャージ兼フィルムの巻き上げレバーが非常に重い。
それでも無理やり巻いていたら壊れた。
6ショット目くらいだったかな。
やばーと思ったが、とりあえず撮ってないフィルムを取り出すことにして
裏蓋を開けたら、あらら巻取り軸の前にあるスプロケットに巻きついて絡まっている。
はさみとカッターでフィルムを切りカメラから取り出すが、
シャッターチャージできない。
レバーが嫌な感触だ。
帰宅してからあきらめて分解することに。
ついでにホットシューが死んでいるっぽいのでついでに治したかった。
(フラッシュが発光しないのだ。)
レバーと巻き上げ部とのリンクが曲がっていたので治した。
良かった、折れたり飛んでなくて。
やっぱ無理に巻き上げる前にやめるべきだった。
巻き取りと連動している直前のスプロケットがシャッターチャージに繋がっているようだが、
非常にきついのでフィルムにも強度が必要。
露出計付近の様子。
接点が黒い皮膜で覆われていたので接点復活剤で磨いた。
が、やはりフラッシュは発光しないから、面倒だけどレンズ側に問題があるっぽい。
露出計の調整用と思われるボリュームがついていたので、おかしかったら調整できるかも。
軍艦固定ねじの上にある小窓(ねじでふさがれている)はこれ用だね。
で、シャッターユニット分解。緊張する。
フィルム室の4本のねじで外れる。
(軍艦部が先に外れてないと無理です。ひっかかります。)
こういう機械モノはバネが飛んだり変なリンクが戻らなくなったりするので
壊れる覚悟で開く。
そしたら、レンズユニットから伸びるフラッシュの電線が切れていた(スパっと断面)。
おそらく誰かが分解したときに短くて困った挙句に切りっぱなしで戻したのだ。
(接続戻せよ!誰だよそんなひどい修理するヤツは)
写真はレンズユニットを上下180度反転して置いてあります。
遮光ケースがレンズ周辺にあるので電線は多少長くても遮光ケースの外側に押し込んでおけば写りこむようなことは無いと判断。
作業しやすい長さを足して接続。
ここからが緊張だ。
各リンクを元の位置に戻せるかが最大の難関。
連動量が狂ったり連動しなくなったりしそうでこわい。
(写真ではISO感度連絡リンクと書いたが、シャッター速度と絞りを合成した値を連絡していると思われる。動かすと露出計の針が動く)
おそるおそるだったが、なんとか復旧した。
シャッターは見えないフックなので気持ち悪いが正常だったし、
シャッター速度連絡や距離計連絡はプッシュ式なのでねじさえしっかり締めれば
狂わないはず。(距離計連動なんてストロークが1mmも無い感じ)
自動露出連動がギア式の連動なのではずしてしまったポジションがいまいちわからない。
狂っているかもしれないが、自動露出は使わないのでいいかと。
(ギアの遊びも大きいし自動露出モードの数字の意味がわからないので使えない・・・)
で、なぜかフォーカスリングが軽くなった。なぜだ!
なにかがおかしかったのか、さらにおかしくなったのかだ。
前に分解したヤツがおかしくしたのかもしれないし。
まあいいや、距離計連動も正常だし、フラッシュも使えるようになった。
(全速でフラッシュが発光するが、マニュアルでは1/30でということになってる)
記録として掲載しておきますが、
Contessaの分解記録なんて誰の役に立つんだろうか。
ネットの世界は広いから世界の誰かが見つけてくれるかな。
話は戻って、Washi Dフィルムは薄くて柔らかすぎるのでContessaには無理と判断。
Vito Bに装てんした。
巻き軸の直前のスプロケットが思いのほかきついので、どうやら離れずに引っ張られてしまうようだ。
その辺、VitoBはそういう構造ではないので大丈夫だと思う。
が、SSが1/200しかないのにISO500のフィルムは厳しいが仕方ない。
絡まったフィルムは切り刻んでしまったので、約10カット分は無駄死にしたと思う。
変り種フィルムは装てんしてから1カット無駄にしてもいいから裏蓋開けたまま
正常に巻き取りができるか確認してから蓋を閉めるようにしたほうが良さそうだ。
え?フィルムカメラの常識だったのかな??www
みなさんもお気をつけ。
2018年4月19日木曜日
4月のフィルム 続き
昨日アップしたフィルムの続きです。
主に安曇野市。
穂高駅前のカフェにあるコイツ 。
ぶら~ん
このタコ、子供たちの心をわしづかみ。
重機・・・好きなんです。
ここまではコントラストいじってなかったけど、
これからは高コントラストにしてみた。
現像ムラが・・・アナログの味だと思って。エレファ~ント。
公園のオクトパス。
つぶれたラブホ。
あまりにも高いコントラストは苦手ですが、少しはメリハリつけないとやっぱ
しゃきっとしないな。
高コントラストにすると急にカメラが良くなった感じしちゃう錯覚。
主に安曇野市。
穂高駅前のカフェにあるコイツ 。
ぶら~ん
このタコ、子供たちの心をわしづかみ。
重機・・・好きなんです。
ここまではコントラストいじってなかったけど、
これからは高コントラストにしてみた。
現像ムラが・・・アナログの味だと思って。エレファ~ント。
公園のオクトパス。
つぶれたラブホ。
あまりにも高いコントラストは苦手ですが、少しはメリハリつけないとやっぱ
しゃきっとしないな。
高コントラストにすると急にカメラが良くなった感じしちゃう錯覚。
2018年4月18日水曜日
4月のフィルム
今回はZeissIkon Contessa LBE でRollei RPX 100 を使いミクロファイン現像です。
雨に打たれる菜の花畑と鯉のぼり
穂高神社の手水舎
穂高駅南にある原野製菓。昔ながらの雰囲気の製菓屋で駄菓子もあります。
桜餅がおいしかかったw
Contessaのレンズはピンがくれば隅々まで良く写ると思う。
でもピンを結構はずしやすい。
Contessaのピントリングは最短1m~無限までを60度くらいの角度でフォーカスする。
なのでちょっとのズレが大きい。
2重像合致式のファインダーも正直当てになりにくい。
その辺、VITO Bは最短1m~無限まで約120度くらいあるので目測でも合いやすい。
雨に打たれる菜の花畑と鯉のぼり
穂高神社の手水舎
穂高駅南にある原野製菓。昔ながらの雰囲気の製菓屋で駄菓子もあります。
桜餅がおいしかかったw
Contessaのレンズはピンがくれば隅々まで良く写ると思う。
でもピンを結構はずしやすい。
Contessaのピントリングは最短1m~無限までを60度くらいの角度でフォーカスする。
なのでちょっとのズレが大きい。
2重像合致式のファインダーも正直当てになりにくい。
その辺、VITO Bは最短1m~無限まで約120度くらいあるので目測でも合いやすい。
2018年4月5日木曜日
現像しました。Rollei RPX 100
なんの確認も無く今回はスーパープロドールを購入したのだが、
考えてみれば増感現像するわけではないので、微粒子現像液とかにすればよかったのかな?
手探りで何がポピュラーなのかわからない。D-76とか?
一番普通と言われているのはD-76なんだろうけどね、買うときSPDの3倍位するから
躊躇しちゃう。
1L用で700円程度なので、特別に高価なものじゃないけどさ、SPDが260円、ミクロファインが400円程度だからD-76が700円て高価な感じがしちゃうだけなんだけど。
まあいいや、そんな感じでスーパープロドールでRollei RPX 100を現像しました。
20℃で4分15秒(だいたいw)。
現像時間が短いということは、ちょっとの誤差が結果に大きく影響することなので
もっと現像時間の長い現像液にしないと基準が作れないか。
(ど素人なので生あたたかい目線で見守ってください)
スキャナでの読み込み時の自動補正無し。
ちょっとアンダーでしたが、コントラストは出ているので、Lrで補正しますと・・・
自動補正で明るさとコントラストを調整したもの。
Lrは偉大です。
でもちょっとコントラスト高くしすぎか。
今時はデジタルで高コントラストの写真を見慣れすぎてるな。
では次、
補正前と後のですが、
やっぱ補正前はアンダーです(撮影の腕が悪いw) けど、明~暗まで撮れているかなと。
補正後はこんなものかなと。
しかし・・・SLと家山駅の昭和感がすごいなwつい先日なのに。
#大井川鐵道
現像からプリントまでアナログだとしても、どの工程でも増感や焼きこみとかで
画質を調整するので、あまり気にせずそこが今はデジタルなんだというだけです。
もちろんフィルムに撮影した時点で露出が決まっているのが理想ですが、
そこはフィルム。簡単にいかないところを楽しみましょうか。
あー、今、現像液について調べてみると(いまさらwww)・・・現像液で仕上がりがぜ~んぜん違う結果になるのか。
今までの写真がちょっと眠い感じがするのは現像液のせいか?(もしくはウデ)
今度は現像液変えてみようかな。
荒れた感じの仕上がりが好みの時はSPDか。
微粒子現像液使うぞ。
と、いろいろ試行錯誤できるのがフィルムの楽しみ方ですね。
詳しい人ならこんな組み合わせで現像しないでしょうからレアなデータと思って
ド素人ならではの組み合わせでしょうから適当に楽しんでくださいましww
考えてみれば増感現像するわけではないので、微粒子現像液とかにすればよかったのかな?
手探りで何がポピュラーなのかわからない。D-76とか?
一番普通と言われているのはD-76なんだろうけどね、買うときSPDの3倍位するから
躊躇しちゃう。
1L用で700円程度なので、特別に高価なものじゃないけどさ、SPDが260円、ミクロファインが400円程度だからD-76が700円て高価な感じがしちゃうだけなんだけど。
まあいいや、そんな感じでスーパープロドールでRollei RPX 100を現像しました。
20℃で4分15秒(だいたいw)。
現像時間が短いということは、ちょっとの誤差が結果に大きく影響することなので
もっと現像時間の長い現像液にしないと基準が作れないか。
(ど素人なので生あたたかい目線で見守ってください)
スキャナでの読み込み時の自動補正無し。
ちょっとアンダーでしたが、コントラストは出ているので、Lrで補正しますと・・・
自動補正で明るさとコントラストを調整したもの。
Lrは偉大です。
でもちょっとコントラスト高くしすぎか。
今時はデジタルで高コントラストの写真を見慣れすぎてるな。
では次、
補正前と後のですが、
やっぱ補正前はアンダーです(撮影の腕が悪いw) けど、明~暗まで撮れているかなと。
補正後はこんなものかなと。
しかし・・・SLと家山駅の昭和感がすごいなwつい先日なのに。
#大井川鐵道
現像からプリントまでアナログだとしても、どの工程でも増感や焼きこみとかで
画質を調整するので、あまり気にせずそこが今はデジタルなんだというだけです。
もちろんフィルムに撮影した時点で露出が決まっているのが理想ですが、
そこはフィルム。簡単にいかないところを楽しみましょうか。
あー、今、現像液について調べてみると(いまさらwww)・・・現像液で仕上がりがぜ~んぜん違う結果になるのか。
今までの写真がちょっと眠い感じがするのは現像液のせいか?(もしくはウデ)
今度は現像液変えてみようかな。
荒れた感じの仕上がりが好みの時はSPDか。
微粒子現像液使うぞ。
と、いろいろ試行錯誤できるのがフィルムの楽しみ方ですね。
詳しい人ならこんな組み合わせで現像しないでしょうからレアなデータと思って
ド素人ならではの組み合わせでしょうから適当に楽しんでくださいましww
2018年3月30日金曜日
ケチな話。フィルム代
先日、期限切れフィルムが安く買えた話を書きました。
デジタルと違いフィルム代がそのまま写真の単価に影響してきます。
店舗でアクロス36枚撮りが680円だったかな。
ポピュラーなフィルムでこれが基準とするならば、1本約700円。
他のポピュラーなフィルムもだいたいそのくらい。
ISOが400とかで約800円。
プレミアムなプロフェッショナルなフィルムは1本で1500円くらいはします。
素人なのでお金はかけたくない。
そこで安いフィルムを探すわけですが、1本500円を切るのが目標。
ヤフオクは値が上がりやすいの無視して、フィルムショップで見てみると、
期限切れフィルムがだいたいそのくらい。
だけど、たいてい送料が600~1000円かかるので、最低でも6本はまとめ買いしないと
1本当たり600円を下回ることすら難しい。
財布が寂しいので5000円分や送料無料の10000万円分とかなかなか手が出ない。
フォトヨシオカさんは3000円で送料無料になるのでありがたい。
けど、なかなか安いフィルムってのが無い。
期限切れフィルムはどのお店もセールするけど、売り切れも早いので、
今回のように見つけたら即購入しないと数ヶ月はお目にかかれない。
別の手としてはバルクフィルムというものが有ります。
フィルムに興味が無い人は知らないのですが、ゴーフレットのような缶や箱に入った
30.5mの長尺フィルムです。
これを再使用できるパトローネに詰めたり、使用済みパトローネに巻き込んだり
しながら自分でフィルムを詰めるのです。
そうすれば30.5mの長巻から約25~27本ほど36枚撮りフィルムが作れます。
それなら長尺フィルムが1本約7000~10000円なので36枚撮りで上手く行けば1本当たり260円も夢じゃない。
高価な10000円のフィルムでも20本以上取れれば1本当たり500以下となる。
これが一番コスパが良い。
便利な道具としてフィルムローダーという長巻からパトローネに詰める工具が
中古で3000円~新品で10000円くらい。
1回~2回使用すれば元が取れるが、初期投資が必要ってわけです。
空のパトローネも必要だし(数本あればまわせますが)。
自分の場合、フィルムはいろいろ使ってみたいタチなので27本同じフィルムってのは
ちょっとつまらないかな。
アクロス、ロモ、ローライ、イルフォード、フォマ・・・いろいろ使ってみたい。
そんなところが悩みどころ。
ヤフオクで出物を見つけられれば欲しいけどね。
もともと玉数が少ないので、すぐに値が上がっちゃう。
さてさて、とりあえず手元のフィルムを楽しみますか。
Contessa LBE (film:acros)/アルピコ交通 上高地線
デジタルと違いフィルム代がそのまま写真の単価に影響してきます。
店舗でアクロス36枚撮りが680円だったかな。
ポピュラーなフィルムでこれが基準とするならば、1本約700円。
他のポピュラーなフィルムもだいたいそのくらい。
ISOが400とかで約800円。
プレミアムなプロフェッショナルなフィルムは1本で1500円くらいはします。
素人なのでお金はかけたくない。
そこで安いフィルムを探すわけですが、1本500円を切るのが目標。
ヤフオクは値が上がりやすいの無視して、フィルムショップで見てみると、
期限切れフィルムがだいたいそのくらい。
だけど、たいてい送料が600~1000円かかるので、最低でも6本はまとめ買いしないと
1本当たり600円を下回ることすら難しい。
財布が寂しいので5000円分や送料無料の10000万円分とかなかなか手が出ない。
フォトヨシオカさんは3000円で送料無料になるのでありがたい。
けど、なかなか安いフィルムってのが無い。
期限切れフィルムはどのお店もセールするけど、売り切れも早いので、
今回のように見つけたら即購入しないと数ヶ月はお目にかかれない。
別の手としてはバルクフィルムというものが有ります。
フィルムに興味が無い人は知らないのですが、ゴーフレットのような缶や箱に入った
30.5mの長尺フィルムです。
これを再使用できるパトローネに詰めたり、使用済みパトローネに巻き込んだり
しながら自分でフィルムを詰めるのです。
そうすれば30.5mの長巻から約25~27本ほど36枚撮りフィルムが作れます。
それなら長尺フィルムが1本約7000~10000円なので36枚撮りで上手く行けば1本当たり260円も夢じゃない。
高価な10000円のフィルムでも20本以上取れれば1本当たり500以下となる。
これが一番コスパが良い。
便利な道具としてフィルムローダーという長巻からパトローネに詰める工具が
中古で3000円~新品で10000円くらい。
1回~2回使用すれば元が取れるが、初期投資が必要ってわけです。
空のパトローネも必要だし(数本あればまわせますが)。
自分の場合、フィルムはいろいろ使ってみたいタチなので27本同じフィルムってのは
ちょっとつまらないかな。
アクロス、ロモ、ローライ、イルフォード、フォマ・・・いろいろ使ってみたい。
そんなところが悩みどころ。
ヤフオクで出物を見つけられれば欲しいけどね。
もともと玉数が少ないので、すぐに値が上がっちゃう。
さてさて、とりあえず手元のフィルムを楽しみますか。
Contessa LBE (film:acros)/アルピコ交通 上高地線
2018年3月26日月曜日
モノクロフィルム
昨日に引き続いて、コンテッサでの写真をアップしてみます。
室内はさすがにどアンダーで失敗していますので明るさ補正しました。
まともな写真はなかなか難しい。
2重像合致式ファインダーとレンズのピントがずれているのかもしてません。
改めてその辺に注意しながら撮影してみようと思います。
アンダーでもPCで補正できるので絞って被写界深度を稼いだほうがよさそう。
でも、ボケもなかなか良い感じなので悩みどころ。
とにかくピントを合わせられるようにならないとクオリティが上がらないな。
カメラ:ZeissIKON Contessa LBE フィルム:ACROS
ピンボケ。暗い室内だったので開放だったのかもしれない。
35mmフィルムでf2.8は大きくボケてくれるのでピンがくればいい感じになるかも。
無限遠ならまあまあ使える。
ではではHOLGAで撮ったパーフォレーションまで含んだ写真をいってみますか。
このフジフィルムのアクロスはスプロケットの通りにスジが。残念。
乳剤はあるにはある。けど製造上の都合なのか濃さが違う筋になってしまう。
この手法で撮るには別のフィルムがいいね。
カメラ:HOLGA120 フィルム:ACROS
ピンが中心だけで両端が流れまくりなのはこのホルガのプラレンズの味。
スプロケットのスジがぁ~
現像ムラ。味と言えば味。ちなみに被写体は福寿草。
鮮やかな黄色をすっぱり捨てたモノクロ写真ってどうなの。
色が主役になれないモノクロ写真はアーティスティックだけどそれだけ主役に軸を置くようにしないとただのグレーなものになってしまうね。
かと思ったら後ろに行くとスプロケットに筋が無くなった。
なんらかの製造上のものだろうけど、使いにくいな。
室内はさすがにどアンダーで失敗していますので明るさ補正しました。
まともな写真はなかなか難しい。
2重像合致式ファインダーとレンズのピントがずれているのかもしてません。
改めてその辺に注意しながら撮影してみようと思います。
アンダーでもPCで補正できるので絞って被写界深度を稼いだほうがよさそう。
でも、ボケもなかなか良い感じなので悩みどころ。
とにかくピントを合わせられるようにならないとクオリティが上がらないな。
カメラ:ZeissIKON Contessa LBE フィルム:ACROS
ピンボケ。暗い室内だったので開放だったのかもしれない。
35mmフィルムでf2.8は大きくボケてくれるのでピンがくればいい感じになるかも。
無限遠ならまあまあ使える。
ではではHOLGAで撮ったパーフォレーションまで含んだ写真をいってみますか。
このフジフィルムのアクロスはスプロケットの通りにスジが。残念。
乳剤はあるにはある。けど製造上の都合なのか濃さが違う筋になってしまう。
この手法で撮るには別のフィルムがいいね。
カメラ:HOLGA120 フィルム:ACROS
ピンが中心だけで両端が流れまくりなのはこのホルガのプラレンズの味。
スプロケットのスジがぁ~
現像ムラ。味と言えば味。ちなみに被写体は福寿草。
鮮やかな黄色をすっぱり捨てたモノクロ写真ってどうなの。
色が主役になれないモノクロ写真はアーティスティックだけどそれだけ主役に軸を置くようにしないとただのグレーなものになってしまうね。
かと思ったら後ろに行くとスプロケットに筋が無くなった。
なんらかの製造上のものだろうけど、使いにくいな。
2018年3月25日日曜日
フィルムの自家現像(20年ぶり!)
いやー、歳をとるのが早くなったものです。
約20年ぶりのフィルム自家現像です。
薬品を買ってきて(2000円程度)、粉末は水に溶かし準備。
ダークバッグ内でフィルムを現像タンクにセットしたら、
明るいところでの作業。
簡単に説明すると、現像液>停止液>定着液>水洗促進剤>水洗>乾燥補助剤
という工程です。
現像タンクが1本用なので、1本現像するのに30分ほどかかります。
準備と2本現像と片付けまでで約2時間かかりました。
1本目は現像タンク内でくっついたらしく2カットほど現像ムラができてしまった。
2本目から注意して巻きつけたので成功。
乾燥させたらスキャニング。
これがまた手間。って書くとこれから始めようとしている人が萎えちゃいますね。
古いフラットベットスキャナなので6コマを48bitカラー3200dpiで取り込むのに17分かかりました。
2400dpiとかに解像度を落とすと早くなるし、4800dpiにするともっと時間がかかる。
まあ写真のクオリティと使い方のバランスで。
tiffで保存して(jpegは絶対ダメ!)、LightRoomで埃の除去。
ここで使用用途に合わせたjpegで保存。
こうしないと納得の画質にならない。
スキャン時にjpegにしちゃうと明らかに劣化が激しい。
以下はとりあえず色調補正なしで埃の除去のみ。
ピンボケ量産ですわ・・・
でも面白い。むくむくと挑戦したい気持ちが上がってくる。
今日のこの写真はすべて ZeissIKON Contessa LBE です。
カメラの様子がわからなかったので、いろいろ撮りました。
テーマもなにもなしです。スナップ。
ピンボケは腕の問題として、ピンが来ているところや全体的にレンズの描写はいい感じだと思う。
頑張ろう。
約20年ぶりのフィルム自家現像です。
薬品を買ってきて(2000円程度)、粉末は水に溶かし準備。
ダークバッグ内でフィルムを現像タンクにセットしたら、
明るいところでの作業。
簡単に説明すると、現像液>停止液>定着液>水洗促進剤>水洗>乾燥補助剤
という工程です。
現像タンクが1本用なので、1本現像するのに30分ほどかかります。
準備と2本現像と片付けまでで約2時間かかりました。
1本目は現像タンク内でくっついたらしく2カットほど現像ムラができてしまった。
2本目から注意して巻きつけたので成功。
乾燥させたらスキャニング。
これがまた手間。って書くとこれから始めようとしている人が萎えちゃいますね。
古いフラットベットスキャナなので6コマを48bitカラー3200dpiで取り込むのに17分かかりました。
2400dpiとかに解像度を落とすと早くなるし、4800dpiにするともっと時間がかかる。
まあ写真のクオリティと使い方のバランスで。
tiffで保存して(jpegは絶対ダメ!)、LightRoomで埃の除去。
ここで使用用途に合わせたjpegで保存。
こうしないと納得の画質にならない。
スキャン時にjpegにしちゃうと明らかに劣化が激しい。
以下はとりあえず色調補正なしで埃の除去のみ。
ピンボケ量産ですわ・・・
でも面白い。むくむくと挑戦したい気持ちが上がってくる。
今日のこの写真はすべて ZeissIKON Contessa LBE です。
カメラの様子がわからなかったので、いろいろ撮りました。
テーマもなにもなしです。スナップ。
ピンボケは腕の問題として、ピンが来ているところや全体的にレンズの描写はいい感じだと思う。
頑張ろう。
2018年3月20日火曜日
今日はコンテッサの話に戻ります。
撮影し始めてみて、 36枚撮りのフィルムがなかなか長い。
デジカメのようにパシャパシャ撮らない。
ワンシーンで1~2コマしか撮影しないから、撮影目的に行ったわけではないので
仕事で行った先や、移動中だったり隙間でしか撮影できないのもある。
撮影するために出かければ1日で1本は撮るかもしれないが。
デジカメとは違う感覚なのは確か。
撮れてるかわからないって感覚が新鮮だ。
いつ写真を見ることができるのだろう。
なぜか、フィルムで撮った時にデジカメで重ねては撮る気がしない。
撮れているのかわからないけど、それがなんだかワクワクする。
昔はこれが当たり前だったんだけどな。
コンテッサの前にHOLGA120にも135のアクロスを入れて一緒に持ち歩いている。
たまにやらかすのが、キャップをしたまま撮影してしまったり、
何気に撮影した後に「あれ?キャップ取って撮影したよな?」って何度もなるw
時には心配になってもう一度撮影したり。
レンジファインダーカメラあるあるだよ。
コンテッサはキャップが無いので、その心配が無い。
だからキャップなしのほうが良さそうだ。
現像してみると何も写ってないコマがいくつもあるんだろうな・・・
HOLGAはその点、重ねてシャッターが切れるのである意味便利。
それは時として2重露光という思わぬ結果を生む楽しさもある。
なので重要な撮影には使えないわな。
コンテッサやビトーは2重露光はできないように普通の機構です。
撮影し始めて気がついたんだけど、コンテッサはちゃんとファインダーにも工夫がある。
下の真ん中には拡大加工がしてあって、レンズの上部が見える。
シャッター速度と絞りが確認できる。
上には露出計も見えているが、これはプリズムで合成されている。
真ん中の〇の中だけ2重像合致式の像が確認できるようになっている。
露出計も見るが、ほとんどが自分の感覚でシャッター速度と絞りを決めて撮ってしまう。
きもちアンダー気味のような気もするが、楽しみながら撮っている。
そう、フィルムは「撮れているかがわからない」から「撮れていたら嬉しい」に繋がる。
デジカメは綺麗に撮れて当たり前だし、失敗もその場で取り返せることが多い。
久しぶりにそんなフィルムの楽しさを見つけた感じ。
それにデジカメは本体が変わらないと撮り味も特に変化無いけども、
フィルムは同じカメラでもフィルムで撮り味が変わるのがまたいいなと。
アクロス撮り終えたらローライとかイルフォードとか使ってみたい。
でも、なかなかカラー写真のようにサクッと撮ってしまうことが多い。
トーンで「こう撮る」みたいなイメージが先行してくれない。
撮影してから頭の中でトーンに変換してみると、「あ、ただ撮っちゃった」になる。
「なにか主役っぽいものに向けたかな?」なんて調子。
そんなこんなでしばらく楽しめそうだ。
撮影し始めてみて、 36枚撮りのフィルムがなかなか長い。
デジカメのようにパシャパシャ撮らない。
ワンシーンで1~2コマしか撮影しないから、撮影目的に行ったわけではないので
仕事で行った先や、移動中だったり隙間でしか撮影できないのもある。
撮影するために出かければ1日で1本は撮るかもしれないが。
デジカメとは違う感覚なのは確か。
撮れてるかわからないって感覚が新鮮だ。
いつ写真を見ることができるのだろう。
なぜか、フィルムで撮った時にデジカメで重ねては撮る気がしない。
撮れているのかわからないけど、それがなんだかワクワクする。
昔はこれが当たり前だったんだけどな。
コンテッサの前にHOLGA120にも135のアクロスを入れて一緒に持ち歩いている。
たまにやらかすのが、キャップをしたまま撮影してしまったり、
何気に撮影した後に「あれ?キャップ取って撮影したよな?」って何度もなるw
時には心配になってもう一度撮影したり。
レンジファインダーカメラあるあるだよ。
コンテッサはキャップが無いので、その心配が無い。
だからキャップなしのほうが良さそうだ。
現像してみると何も写ってないコマがいくつもあるんだろうな・・・
HOLGAはその点、重ねてシャッターが切れるのである意味便利。
それは時として2重露光という思わぬ結果を生む楽しさもある。
なので重要な撮影には使えないわな。
コンテッサやビトーは2重露光はできないように普通の機構です。
撮影し始めて気がついたんだけど、コンテッサはちゃんとファインダーにも工夫がある。
下の真ん中には拡大加工がしてあって、レンズの上部が見える。
シャッター速度と絞りが確認できる。
上には露出計も見えているが、これはプリズムで合成されている。
真ん中の〇の中だけ2重像合致式の像が確認できるようになっている。
露出計も見るが、ほとんどが自分の感覚でシャッター速度と絞りを決めて撮ってしまう。
きもちアンダー気味のような気もするが、楽しみながら撮っている。
そう、フィルムは「撮れているかがわからない」から「撮れていたら嬉しい」に繋がる。
デジカメは綺麗に撮れて当たり前だし、失敗もその場で取り返せることが多い。
久しぶりにそんなフィルムの楽しさを見つけた感じ。
それにデジカメは本体が変わらないと撮り味も特に変化無いけども、
フィルムは同じカメラでもフィルムで撮り味が変わるのがまたいいなと。
アクロス撮り終えたらローライとかイルフォードとか使ってみたい。
でも、なかなかカラー写真のようにサクッと撮ってしまうことが多い。
トーンで「こう撮る」みたいなイメージが先行してくれない。
撮影してから頭の中でトーンに変換してみると、「あ、ただ撮っちゃった」になる。
「なにか主役っぽいものに向けたかな?」なんて調子。
そんなこんなでしばらく楽しめそうだ。
2018年3月16日金曜日
ドイツから届いた~初めてのクラシックカメラ
先日ヤフオクで難ありなクラカメを2個ゲットしたものが届きました。
ドイツからのエコノミー便で送料約2000円。到着まで10日となりました。
エコノミー便は追跡できないのでそわそわしてましたw
(荷物番号はあるので、トラブルの対処はできると思われる)
カメラ2個と送料合わせても1万円しなかったです。
左が「ツァイスイコン コンテッサ LBE」[Zeiss Ikon Contessa LBE]
右が「フォクトレンダー ビトー B」[Voigtlander VITO B]
ドイツ語はやっかいだ。
しかし大きさがぜんぜん違う。ビトーBは手のひらサイズでよさげ。
まあクラシックカメラを名乗るには「若い」部類です(このLBEは1965年、Vito Bが1954年)。
(ライカIなんかは1925年ですから)
とりあえずツァイスから検品。
オークションの説明ではセレンが死んでいるとのことだったが活きていた。
接点の接触不良かなんかだと目星はつけていたんだけど、輸送中の振動で復活したのか?
もしくは古いから精度が出ないことを含めて不動と表記していた可能性もある。
カメラに詳しい人の出品だったので、まあ思うところはある。
それ以外はフォーカスが固い!ぐぐぐっと力をこめて回す。分解清掃すればいいか。
シャッターは全速とも正常っぽい。絞りも正常。もうそれだけで十分だ。
どうせマニュアルで使うつもりだったのでセレンが死んでいてもいい覚悟だったから
絞りとシャッターが活きていれば良いと思って格安を手に入れたわけです。
このコンテッサシリーズはいくつもモデルがあるのですが、
LK > LKE > LBEと進化した感じで、LBEだけホットシューなの。
海外のカメラマニュアルデータベースに「LK」のマニュアルがあります。
http://www.butkus.org/
ありがたや。
当時はピカピカしたカメラがはやったのだろうか。
高級なようなチープのような・・・でも、泣く子も黙るZeissレンズです。
ライカは高すぎて買えません。
作りはカッチリ。ずしりとした重さ。古い人間は重い=高級という思考なのでありがたく感じるw
ファインダーは距離計連動の2重像合致式なので、正確なピントあわせが出来そう。
初めての2重像合致式のカメラなので比較できないのですが、コントラストがはっきりしたものでないとわかりにくいですね。
では、興味無いかもしれませんが各部の写真を。
記録的な意味合いで掲載しときます。
Carl Zeiss Tesser 2.8/50mm 「T」や「T*」の表示は無いけど紫に反射してるからコーティングはある。きっとこの時代より後にコーティング技術が確立して「T」とか「T*」とつけ始めたのではないかと(1970年頃かららしい)。
レンズシャッター「PRONTOR 500 LK」で1/500まであるので、自由度が高い。
フィルターは27mm。
右の赤いレバーを下げるとセルフタイマー。動きが悪く、最後シャッターが切れないw
出したり入れたりしてなんとかシャッター切った。もう使わないほうが良い。
シャッターが使えなくなったかと焦ったwww
フィルムカウンターは減算方向に動く。フィルムセット時に最大枚数に合わせる。
左の上下三角の表示窓が測光表示。針が三角の真ん中にくれば適正露出。
絞りやシャッター速度をいじると針がシフトする。三角表示は固定。
ISO(ASA)値のセット部分。シャッター速度値の横にあるロックボタンを押し込んでから回す。
するとシャッター速度表示がスライドして固定される。
この時代のカメラの多くはISO(ASA)はせいぜ200とかなのにコイツは800まである。
シャッター速度が500まであるおかげだろうけど。
おしり。面白いギミックで、左の丸いレバーを下げると右の巻き戻しレバーが起きる。
そう、フィルムの巻き戻しが底面からなんです。しかもレバーがフィルムの真下じゃない。
内部のリンクで軍艦部内部のフィルム軸(上側)が回る仕掛けなので、トップに巻き戻しレバー類がないデザイン。
フィルムの上にホットシューがきたからと思いきやLKシリーズはみんなこうなっているぽい。
不思議な美学で設計されております。
で、絞り環の底にある数字はどうやらオート露出っぽいのだけど、使い方がわからない数字。
絞りのF2.8よりもさらに回すと設定できるのだけどね。謎数字。
動作はカッチリしているので1965年ごろのカメラとは思えない信頼感を感じます。
壊れない感じがする。
まあライカとかもそうなんでしょうね。(1960年ごろのライカはM3とかM2あたり)
よほど日本の昭和なカメラのほうが錆び付いて不動となっていると思います。
現に外装はピカピカのまま。
コンテッサは1950年発売の蛇腹式が始まりらしく、「コンテッサ=貴婦人」という名前にふさわしい感じのカメラです。
ですがこのLKシリーズ1960年~はコンテッサという名前ではあるのですが鏡筒が固定された廉価モデルという位置づけで、
マニアからはコンテッサらしからぬ別のモデルと思われているようです。
このLBEは1965年なので昭和40年ということです。
コンテッサシリーズもこのLBEが最後か、終焉付近のようです。 日本は高度成長期で、この辺りから日本製カメラが世界に広がり始める頃。(日本のレンジファインダーカメラはキャノン デミ 1963など)
日本ではTTL測光の一眼レフ機が続々と登場する時代。(キャノンFLレンズシリーズ、ニコンFフォトミックなど)
日本製カメラが世界に台頭することとなり、ツァイスイコン社は苦しくなる。
この頃からフォクトレンダーと協力しあいながら日本のカメラと戦い、
数年後にフォクトレンダーを吸収合併となったそうです。
さてさて、歴史は詳しくないのでこのあたりで。
フィルムを装てんするのが楽しみだ。
フォクトレンダーの検品はまた今度。
追伸
contessa シリーズについての記事。
http://fotobox.over-blog.fr/article-zeiss-ikon-contessa-et-contessamat-110280841.html
ドイツからのエコノミー便で送料約2000円。到着まで10日となりました。
エコノミー便は追跡できないのでそわそわしてましたw
(荷物番号はあるので、トラブルの対処はできると思われる)
カメラ2個と送料合わせても1万円しなかったです。
左が「ツァイスイコン コンテッサ LBE」[Zeiss Ikon Contessa LBE]
右が「フォクトレンダー ビトー B」[Voigtlander VITO B]
ドイツ語はやっかいだ。
しかし大きさがぜんぜん違う。ビトーBは手のひらサイズでよさげ。
まあクラシックカメラを名乗るには「若い」部類です(このLBEは1965年、Vito Bが1954年)。
(ライカIなんかは1925年ですから)
とりあえずツァイスから検品。
オークションの説明ではセレンが死んでいるとのことだったが活きていた。
接点の接触不良かなんかだと目星はつけていたんだけど、輸送中の振動で復活したのか?
もしくは古いから精度が出ないことを含めて不動と表記していた可能性もある。
カメラに詳しい人の出品だったので、まあ思うところはある。
それ以外はフォーカスが固い!ぐぐぐっと力をこめて回す。分解清掃すればいいか。
シャッターは全速とも正常っぽい。絞りも正常。もうそれだけで十分だ。
どうせマニュアルで使うつもりだったのでセレンが死んでいてもいい覚悟だったから
絞りとシャッターが活きていれば良いと思って格安を手に入れたわけです。
このコンテッサシリーズはいくつもモデルがあるのですが、
LK > LKE > LBEと進化した感じで、LBEだけホットシューなの。
海外のカメラマニュアルデータベースに「LK」のマニュアルがあります。
http://www.butkus.org/
ありがたや。
当時はピカピカしたカメラがはやったのだろうか。
高級なようなチープのような・・・でも、泣く子も黙るZeissレンズです。
ライカは高すぎて買えません。
作りはカッチリ。ずしりとした重さ。古い人間は重い=高級という思考なのでありがたく感じるw
ファインダーは距離計連動の2重像合致式なので、正確なピントあわせが出来そう。
初めての2重像合致式のカメラなので比較できないのですが、コントラストがはっきりしたものでないとわかりにくいですね。
では、興味無いかもしれませんが各部の写真を。
記録的な意味合いで掲載しときます。
Carl Zeiss Tesser 2.8/50mm 「T」や「T*」の表示は無いけど紫に反射してるからコーティングはある。きっとこの時代より後にコーティング技術が確立して「T」とか「T*」とつけ始めたのではないかと(1970年頃かららしい)。
レンズシャッター「PRONTOR 500 LK」で1/500まであるので、自由度が高い。
フィルターは27mm。
右の赤いレバーを下げるとセルフタイマー。動きが悪く、最後シャッターが切れないw
出したり入れたりしてなんとかシャッター切った。もう使わないほうが良い。
シャッターが使えなくなったかと焦ったwww
フィルムカウンターは減算方向に動く。フィルムセット時に最大枚数に合わせる。
左の上下三角の表示窓が測光表示。針が三角の真ん中にくれば適正露出。
絞りやシャッター速度をいじると針がシフトする。三角表示は固定。
ISO(ASA)値のセット部分。シャッター速度値の横にあるロックボタンを押し込んでから回す。
するとシャッター速度表示がスライドして固定される。
この時代のカメラの多くはISO(ASA)はせいぜ200とかなのにコイツは800まである。
シャッター速度が500まであるおかげだろうけど。
おしり。面白いギミックで、左の丸いレバーを下げると右の巻き戻しレバーが起きる。
そう、フィルムの巻き戻しが底面からなんです。しかもレバーがフィルムの真下じゃない。
内部のリンクで軍艦部内部のフィルム軸(上側)が回る仕掛けなので、トップに巻き戻しレバー類がないデザイン。
フィルムの上にホットシューがきたからと思いきやLKシリーズはみんなこうなっているぽい。
不思議な美学で設計されております。
で、絞り環の底にある数字はどうやらオート露出っぽいのだけど、使い方がわからない数字。
絞りのF2.8よりもさらに回すと設定できるのだけどね。謎数字。
動作はカッチリしているので1965年ごろのカメラとは思えない信頼感を感じます。
壊れない感じがする。
まあライカとかもそうなんでしょうね。(1960年ごろのライカはM3とかM2あたり)
よほど日本の昭和なカメラのほうが錆び付いて不動となっていると思います。
現に外装はピカピカのまま。
コンテッサは1950年発売の蛇腹式が始まりらしく、「コンテッサ=貴婦人」という名前にふさわしい感じのカメラです。
ですがこのLKシリーズ1960年~はコンテッサという名前ではあるのですが鏡筒が固定された廉価モデルという位置づけで、
マニアからはコンテッサらしからぬ別のモデルと思われているようです。
このLBEは1965年なので昭和40年ということです。
コンテッサシリーズもこのLBEが最後か、終焉付近のようです。 日本は高度成長期で、この辺りから日本製カメラが世界に広がり始める頃。(日本のレンジファインダーカメラはキャノン デミ 1963など)
日本ではTTL測光の一眼レフ機が続々と登場する時代。(キャノンFLレンズシリーズ、ニコンFフォトミックなど)
日本製カメラが世界に台頭することとなり、ツァイスイコン社は苦しくなる。
この頃からフォクトレンダーと協力しあいながら日本のカメラと戦い、
数年後にフォクトレンダーを吸収合併となったそうです。
さてさて、歴史は詳しくないのでこのあたりで。
フィルムを装てんするのが楽しみだ。
フォクトレンダーの検品はまた今度。
追伸
contessa シリーズについての記事。
http://fotobox.over-blog.fr/article-zeiss-ikon-contessa-et-contessamat-110280841.html
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