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2021年4月28日水曜日

カビカビなEF85mm F1.8 USM を分解清掃

 EOS5D2を入手してからレンズを揃えたくなるんですよ(笑)

最近は景色も撮りたいがブツも撮りたいので広角よりも中望遠が欲しかった。

そこでお手軽なこのレンズとなりました。

F1.2Lとかも程度を問わなければ6万くらいからありますが、

やはり安く済ませたいのと、Lレンズまで使うモチベーションでもないので、

コスパが良くて評判の良い純正のこいつで。

このEF85mmF1.8USMはカビだらけ2万円でした。

これを買う前に候補だったのはmeikeのAF85mmとサムヤンのMF85mm。

前者が新品で34k、後者が20kくらいだったかな。

Youtubeで動画見るとmeikeはAFメチャ遅いし、アマゾンのレビューも五月蝿いとのこと。

動画でもぎゅいーんって音がして電動工具のよう(笑)なので却下。

サムヤンは安いけどMFならai nikkorの85mm持ってるしと思って却下。

で、早速分解!!見事なカビ具合。レンズ全体を覆っている(写真撮りわすれた)

しかも各レンズすべてカビが出ている。

おそらくそのままだとかすかにモヤった写りになるんじゃないかな

気のせいレベルかもしれないが、見た目が悪すぎて精神的に良くない。

なので分解清掃するつもりで購入したわけです。

単焦点レンズは構造が単純なので簡単に分解できる。

(写真はすでに清掃済み・・・)

前玉から。「ULTRASONIC」の銘が入ったリングのネジ3本を外すと簡単に前玉が出てくる。

外周に見えるネジがあるなんて古さを感じる。

カバーが取れたら3本のネジを外すと前玉群が抜ける。

前からはここまで。

前玉群もバラしたいところだが、3箇所の爪にかける工具がないし、

内部のカビはひどくはないので今回はバラさず、この面だけ清掃した。

それとレンズ内の中玉前面。アルコールでカビは取れた。

ペーパーはニコンのシルボン紙、アルコールはHCLのデジタルクリーナー。

 前は組戻して、マウント側から攻める。

 

マウントのネジ、接点のネジを外し、マウントパーツを少し持ち上げながらプラスチックカバーの爪をはずせば接点が抜けてマウントパーツが外れる。

写真は「AF/MF」スイッチを外した状態。リングUSMが見える。

レンズ清掃ではこの分解は不要だった。

後玉の脇にある溝をカニ目で外すと後玉群が抜ける。

かなりきつくネジこんであるのでカニ目を滑らせてレンズを傷つけないように慎重に。

中玉の後ろ面はカビがしつこくアルコールだけでは取れなかったので、

あまり使いたくはないいがカビキラーを綿棒につけて拭いたら簡単に取れた。

その後しっかり拭き取り、アルコールで仕上げて、後玉群も見えている面を清掃したら

ほぼカビは気にならないほどすっきりとクリアーになった。 

やはりどのレンズも分解清掃前提だとなかなか買い手がつかないようで、

このレンズ2万はお買い得だった。

正常品の相場は3万以上だ。

そしてUSM!は高速でほぼ無音なのがすごい。

DCモーターが「ぎゅいーん」なのに対してUSMは「スッ」で終わる。

安いモデルやシグマのHSMもマイクロUSMの類はDCモーターと置き換えた小さな超音波モーターで、設計が楽な反面、ギア駆動なので高速動作がスポイルされている上にギアの音が出る。

このリングUSMこそ高トルク、高速動作なので、超音波モーターだからといって全て早くて無音なわけではない。


2018年5月26日土曜日

F80でNIKKOR-H.C AUTO 50mm F2 + 400TX

F80にAUTO50mm。
フィルムはトライエックス(400TX)
現像液はD-76(1:1)は初めて!
ニコンのオートカメラ・・・MFレンズで測光できないのは非常に不満である。
なのでしょっちゅう露出間違えて超アンダー連発で使えないショットがいくつも。
Aモードが使えたら楽なのに(キャノンは使える)。
レンズは認識しなくても フォーカスエイドが働くのは唯一の良いポイント。
(キャノンはCPUレンズで焦点距離を認識しないと働かない)



モノクロだから発色はわからないけどね。
明るいレンズはいいね。
特に不満も無く、むしろいい感じ。
そういえば、F80Sの機能でSSやF値をフィルムコマ間に記録する機能。
使えた。
ほらね。カットが難しくなるけどw
非CPUレンズはF値は当然記録されない。
CPUレンズはちゃんと記録されるよ。メモなんてとらないで撮影してるから
ちょっと参考にはなる。

場所は安曇野市明科のJRの廃線跡。

2018年5月23日水曜日

NIKKOR-H.C AUTO 50mm F2 の加工

では早速このAUTO 50mmをF80につけるための加工いってみます。
F80はすっぱりと非ai、非CPUレンズを使うための機構が省かれています。
絞り連動はもちろん、開放値の検出も無し。
F80ってそこそこのグレードの機体なのに残念なポイント。

で、非aiであるこのAUTO50mmを付けるには、最小絞り警告スイッチを回避するだけ。
ニコンのレンズの多くはボディ側で機械的に絞りを制御する都合上と開放測光するため
自動絞りを有効にするためレンズは絞りを最小にセットする必要がある。
(この場合の最小とは最大に絞った状態F16とかF22とか。ややこしい)
そこで最小絞りになってませんよーと検知するためのスイッチ。

F80ではマニュアルモードでしかこういう非CPUのレンズは使えないので
このスイッチを完全に無視して装着の際あたる部分だけを削ればよい。
デジタルボディで非CPUレンズ対応の場合はai化するための更なる加工が必要。
F80はそんな良い機能はないので一箇所削るのみとした。
最小絞り検出スイッチを働くようにしても良いし、しなくても良い。
今後ai対応ボディで使うなら働くようにシビアに削ったほうが良いのかも。
未研究。

マウント左下の黒いスイッチが最小絞り検出スイッチ(スライド)

削った状態。地金のアルミが見えているところ。
マウント面よりさらに0.2mmくらいは削る必要がある。

F80はそういうレンズを使用すると測光が機能しないので残念だ。
キャノンはどんなレンズつけてもレンズ無くてもTTL測光できたのになー
ニコンもそうしてくれればAモードで楽チンなのに。
高機能で非CPUレンズに対応しなくても現状でTTL測光撮影できれば良いだけなのに。

Aモードに慣れちゃってるのと、測光インジケーター表示が無いから
ついSS変えるの忘れて撮影しちゃうわ。
マウントの互換を保つ姿勢は評価しますが、「どんな状況でもマニュアルで使えるか」と言う点は
キャノンのほうが使いやすいかな。

コンパクトフラッシュのSDカードアダプターの速度 -追記あり

今日はカメラについて。 昔からレフ機を使ってきて、一時ミラーレスも使ったことはあった。 が、EVFは便利な反面、リアル感が無いし 夜は眩しくて、ファインダーから目を離すと目がおかしくなる。 3台ほどミラーレスを持ったが今はレフ機に総入れ替えしている。 レフ機のファインダーはレンズ...