AGFAと言えば老舗メーカーですね。
ドイツ発祥のベルギー拠点のメーカーのようです。
発端は1862年らしいので100年以上続くメーカーとは恐れ入ります。
AGFAのポピュラーなモノクロフィルム「APX100」で撮ってみました。
パッケージが落ち着いていて渋いです。
いつもテーマも無く身近なものをスナップしているので一貫性が無いのは
これから考えていかないと。
ああ、気泡がついてしまった。
グレーのトーンがきれいな感じです。
黒も締まってる感じがして素人にも明~暗の綺麗なトーンの出る写真が撮れるようなフィルムです。
難しい事は言えませんが、使いやすいと思います。
粒状も目立たないけど、粒状感のあるフィルムらしい解像です。
Camera Nikomat FTN
2018年8月3日金曜日
2018年6月19日火曜日
木崎湖周辺 100 T-MAX 散歩
仕事柄、いろいろなところに行くのでカメラ持参です。
今回は大町市の木崎湖周辺。
中信地方あたりの人のドライブコースの定番スポット。
前回比較した2種類のT-MAXのうち、古いと思われるほう。
この日は寒く気温が18℃だったのでD-76(1:1)14分半。
デジダルデュープも試行錯誤してきたが安定してきた。
結局、2種類のT-MAXは違いがわかるような繊細な撮影と現像をしていないので
同じようなもの。
Camera NIKOMAT FTN / Film T-MAX 100(約20年前のもの)
デジタルデュープが安定してきたのでコントラストや明るさをあまりいじらなくて
済むようになった。
スキャナに比べてその辺はかなり変動するので、早く安定させるのが重要。
スキャナは時間こそかかるけど、一発でいい塩梅のデータがとれるけど、
デジカメでのデュープはカメラ、三脚、光源、フィルムの置き方などなど
決まっていない不安定要素が多く、毎回出しては片付けるため、
いかに毎回同じにセッティングできるか、自分のスタイルを固定するのが結構大変だ。
重機かっこいいわ。
今回は大町市の木崎湖周辺。
中信地方あたりの人のドライブコースの定番スポット。
前回比較した2種類のT-MAXのうち、古いと思われるほう。
この日は寒く気温が18℃だったのでD-76(1:1)14分半。
デジダルデュープも試行錯誤してきたが安定してきた。
結局、2種類のT-MAXは違いがわかるような繊細な撮影と現像をしていないので
同じようなもの。
Camera NIKOMAT FTN / Film T-MAX 100(約20年前のもの)
デジタルデュープが安定してきたのでコントラストや明るさをあまりいじらなくて
済むようになった。
スキャナに比べてその辺はかなり変動するので、早く安定させるのが重要。
スキャナは時間こそかかるけど、一発でいい塩梅のデータがとれるけど、
デジカメでのデュープはカメラ、三脚、光源、フィルムの置き方などなど
決まっていない不安定要素が多く、毎回出しては片付けるため、
いかに毎回同じにセッティングできるか、自分のスタイルを固定するのが結構大変だ。
重機かっこいいわ。
2018年6月15日金曜日
白馬、栂池方面。100T-MAXの散歩(仕事)
前回から疑問だったのが、この違い。
1行目と2行目のT-MAX 100 プロフェッショナルと、
プロフェッショナル T-MAX 100の違いは何なんだと。
ネットで検索すると新旧の違いらしいが、はっきりわからず。
KODAKのフィルム一覧見たって新しい情報しかない。
で、手持ちのT-MAXを見ると
確かに2種類あるんだよ。
左が今回と前回使用したもので箱入りだったので2006年に使用期限が切れが確認できる。
右のは、メルカリで入手した出品者の言うに20年前のものと言うことで、箱無しで
期限は不明。
良く見ると、「T-MAX」と「100」「Professional」の順番が違う。
が、どっちがどっちなのかD-76の表でいまいち区別が付かない。
ややこしいことをしてくれるもんだ。
強いて言えば「Professional」が前か後ろかなんだけど、
今回のは前づけだから20℃で9分半か。
現像時にここに気がつかなくて12分で現像したが(期限切れだし)特に破綻は無い感じ。
この違いで2分以上の現像時間が違うってのはちょっとどうかと
次は右の古いと思われるT-MAXで撮影してみよう。
ではお写真いってみよー
仕事で白馬、栂池方面だったので天気は悪かったが雨は降ってない状況。
G3でデジタルデュープしてみた。
ネガ濃度はよさげだが、取り込むとコントラストが低かったので、
デュープの撮影が明るすぎたか。
Lrで調整できる範囲だから取り込みなおしはしなかった。
Camera NIKOMAT FTN / Film T-MAX 100
デジタルデュープは楽だな。
15分もあれば取り込める。
画質もスキャナと変わらないし。カメラがもっといいやつなら違うのかはわからんが。
フィルムの解像度以上の画素は意味無しだけど。
あとはレンズを単焦点にするくらいしか意味が無いかなと(今は安いズームだから)。
いつも取り込んでて思うけど、フィルムはフィルムの枠が写っていたほうが
なんだか額装してあるように見えてかっこいいし雰囲気あるんだけど、
結局トリミングしちゃうんだよ。
それはまた今度。
そうそう!モルト貼ったら(100均のフェルト)ナゾの光線無くなったw
モルト重要。
1行目と2行目のT-MAX 100 プロフェッショナルと、
プロフェッショナル T-MAX 100の違いは何なんだと。
ネットで検索すると新旧の違いらしいが、はっきりわからず。
KODAKのフィルム一覧見たって新しい情報しかない。
で、手持ちのT-MAXを見ると
確かに2種類あるんだよ。
左が今回と前回使用したもので箱入りだったので2006年に使用期限が切れが確認できる。
右のは、メルカリで入手した出品者の言うに20年前のものと言うことで、箱無しで
期限は不明。
良く見ると、「T-MAX」と「100」「Professional」の順番が違う。
が、どっちがどっちなのかD-76の表でいまいち区別が付かない。
ややこしいことをしてくれるもんだ。
強いて言えば「Professional」が前か後ろかなんだけど、
今回のは前づけだから20℃で9分半か。
現像時にここに気がつかなくて12分で現像したが(期限切れだし)特に破綻は無い感じ。
この違いで2分以上の現像時間が違うってのはちょっとどうかと
次は右の古いと思われるT-MAXで撮影してみよう。
ではお写真いってみよー
仕事で白馬、栂池方面だったので天気は悪かったが雨は降ってない状況。
G3でデジタルデュープしてみた。
ネガ濃度はよさげだが、取り込むとコントラストが低かったので、
デュープの撮影が明るすぎたか。
Lrで調整できる範囲だから取り込みなおしはしなかった。
Camera NIKOMAT FTN / Film T-MAX 100
デジタルデュープは楽だな。
15分もあれば取り込める。
画質もスキャナと変わらないし。カメラがもっといいやつなら違うのかはわからんが。
フィルムの解像度以上の画素は意味無しだけど。
あとはレンズを単焦点にするくらいしか意味が無いかなと(今は安いズームだから)。
いつも取り込んでて思うけど、フィルムはフィルムの枠が写っていたほうが
なんだか額装してあるように見えてかっこいいし雰囲気あるんだけど、
結局トリミングしちゃうんだよ。
それはまた今度。
そうそう!モルト貼ったら(100均のフェルト)ナゾの光線無くなったw
モルト重要。
2018年6月4日月曜日
T-MAX D-76現像 NIKOMAT FTN テスト (追記あり)
早速パターソンの現像タンクでNIKOMATに詰めたT-MAX 100をD-76(1:1)で
現像してみた。
どれもはじめてのパターンで何も基準が無いといういつもの状況w
T-MAXデベロッパーって専用現像液あるけどとりあえず今回はパス。
早速の早速、アクシデント。
パターソン現像タンクの蓋が割れた~
ダークバッグ内でフィルムを詰めた後にすでに気がついたが遅い。
とりあえずダークバッグから出して蓋はテープでバラバラにならないようにして現像開始。
ムラが出たけど、フィルムに対して綺麗に直角だからカメラ内かフィルムがすでに感光もしくは変質していたかも。
期限切れのフィルムだし、保存状態もわからないものなのでなんともいえない。
もう一度NIKOMATで別のフィルムで撮影すればわかるだろう。
それ以外は綺麗に現像できた。
この感光しちゃってるスジは法則も無く前にも後ろにも発生しているし
連続していたり、撮影の間隔ともつながらない。
パーフォレーションまで綺麗にかつ均一に感光しているのでカメラじゃないと思うし。
コマの中で端だったりコマ間の場合もあり、撮影時に影響したとは考えにくいが、
次の撮影で検証しよう。
それとT-MAXをD-76で現像すると軟調になるって事らしいけど、ぜんぜん普通だと思うが。
単体露出計で計った値で撮影してきたが、おおむね正常な露光を得られたようだし。
FTNの内蔵露出計は単体露出計よりちょっとアンダーを示してたような感じだった。
ほとんどが雨の日の撮影で薄暗かったのでそうなってもおかしくはないだろう。
Camera NIKOMAT FTN / Film T-MAX 100 (期限切れ) / D-76(1:1) 22℃ 10min
スキャン後、Lrで補正してますが、
大きく前後はさせてないのでほぼ適正な写りでした。
コントラストは調整しましたが、はじめからそれなりに良いコントラストでしたよ。
追記。
あー、わかったかも。
NIKOMATの裏蓋のモルトをはがしまくったからたぶん、
巻き上げ側の蓋ヒンジぶぶんから光が差し込んで感光したな。
上下はたぶん大丈夫。このヒンジ側は盲点だったわ。
現像してみた。
どれもはじめてのパターンで何も基準が無いといういつもの状況w
T-MAXデベロッパーって専用現像液あるけどとりあえず今回はパス。
早速の早速、アクシデント。
パターソン現像タンクの蓋が割れた~
ダークバッグ内でフィルムを詰めた後にすでに気がついたが遅い。
とりあえずダークバッグから出して蓋はテープでバラバラにならないようにして現像開始。
ムラが出たけど、フィルムに対して綺麗に直角だからカメラ内かフィルムがすでに感光もしくは変質していたかも。
期限切れのフィルムだし、保存状態もわからないものなのでなんともいえない。
もう一度NIKOMATで別のフィルムで撮影すればわかるだろう。
それ以外は綺麗に現像できた。
この感光しちゃってるスジは法則も無く前にも後ろにも発生しているし
連続していたり、撮影の間隔ともつながらない。
パーフォレーションまで綺麗にかつ均一に感光しているのでカメラじゃないと思うし。
コマの中で端だったりコマ間の場合もあり、撮影時に影響したとは考えにくいが、
次の撮影で検証しよう。
それとT-MAXをD-76で現像すると軟調になるって事らしいけど、ぜんぜん普通だと思うが。
単体露出計で計った値で撮影してきたが、おおむね正常な露光を得られたようだし。
FTNの内蔵露出計は単体露出計よりちょっとアンダーを示してたような感じだった。
ほとんどが雨の日の撮影で薄暗かったのでそうなってもおかしくはないだろう。
Camera NIKOMAT FTN / Film T-MAX 100 (期限切れ) / D-76(1:1) 22℃ 10min
スキャン後、Lrで補正してますが、
大きく前後はさせてないのでほぼ適正な写りでした。
コントラストは調整しましたが、はじめからそれなりに良いコントラストでしたよ。
追記。
あー、わかったかも。
NIKOMATの裏蓋のモルトをはがしまくったからたぶん、
巻き上げ側の蓋ヒンジぶぶんから光が差し込んで感光したな。
上下はたぶん大丈夫。このヒンジ側は盲点だったわ。
2018年5月26日土曜日
F80でNIKKOR-H.C AUTO 50mm F2 + 400TX
F80にAUTO50mm。
フィルムはトライエックス(400TX)
現像液はD-76(1:1)は初めて!
ニコンのオートカメラ・・・MFレンズで測光できないのは非常に不満である。
なのでしょっちゅう露出間違えて超アンダー連発で使えないショットがいくつも。
Aモードが使えたら楽なのに(キャノンは使える)。
レンズは認識しなくても フォーカスエイドが働くのは唯一の良いポイント。
(キャノンはCPUレンズで焦点距離を認識しないと働かない)
モノクロだから発色はわからないけどね。
明るいレンズはいいね。
特に不満も無く、むしろいい感じ。
そういえば、F80Sの機能でSSやF値をフィルムコマ間に記録する機能。
使えた。
ほらね。カットが難しくなるけどw
非CPUレンズはF値は当然記録されない。
CPUレンズはちゃんと記録されるよ。メモなんてとらないで撮影してるから
ちょっと参考にはなる。
場所は安曇野市明科のJRの廃線跡。
フィルムはトライエックス(400TX)
現像液はD-76(1:1)は初めて!
ニコンのオートカメラ・・・MFレンズで測光できないのは非常に不満である。
なのでしょっちゅう露出間違えて超アンダー連発で使えないショットがいくつも。
Aモードが使えたら楽なのに(キャノンは使える)。
レンズは認識しなくても フォーカスエイドが働くのは唯一の良いポイント。
(キャノンはCPUレンズで焦点距離を認識しないと働かない)
モノクロだから発色はわからないけどね。
明るいレンズはいいね。
特に不満も無く、むしろいい感じ。
そういえば、F80Sの機能でSSやF値をフィルムコマ間に記録する機能。
使えた。
ほらね。カットが難しくなるけどw
非CPUレンズはF値は当然記録されない。
CPUレンズはちゃんと記録されるよ。メモなんてとらないで撮影してるから
ちょっと参考にはなる。
場所は安曇野市明科のJRの廃線跡。
2018年4月20日金曜日
自家現像メモ 薬品編
フィルム現像の知識が無い方向けにド素人ながら簡単に整理させてもらいます。
先人たちのこだわりのレシピは初心者にはマニアックすぎるので、
初心者の目線で初心者向きにまとめてみました。
これからはじめてみようと思う方の参考になれば幸いです。
入手しやすく、広く使われているものから。
自分なりのまとめ。
〇黒白フィルム現像液
感光したハロゲン化銀を金属銀に変える。
富士 ミクロファイン
増感とは、現像液の温度を上げたり現像時間を調節するなどすると
表示ISOの感度以上の像を発現させることを言います。
ちなみに、カラーフィルムを黒白現像液で処理すると黒白のネガが出来上がる。
発色させる薬剤が含まれないので黒白になってしまう。
原液で現像すると繰り返し使える(劣化するので処理時間を伸ばす必要がある)。
1:1で薄めて使用する時は使い捨てになるが、常に新液で安定した現像が得られる。希釈使用できないものもあるし、希釈使用する濃縮液タイプなどがある。
粉末か液体、もしくは両方あるものもある。
大抵が水に溶かして使う。
〇停止液
現像液を中和させ、現像反応を止める酸性の液体。
100均のクエン酸だったり、シトリンだったり、正直何でも良い。
ポッカレモンだっていいかも。
次の工程である定着液に現像液を持ちこまない目的もある(早期劣化防止)。
なので、水洗でも問題ない。
僕はクエン酸15gを1Lに溶いて使っています。
匂いは鼻を近づけると少しツーンとする程度で、酢酸の比じゃない弱い匂い。
使い捨てても良いし、繰り返し使っても良い。捨てても金銭的にほとんど消耗しない。
正直、効果はまったくわからない。マジで水洗だけでもいい気がする。
一応、現像反応を完全に即停止させるために使用する。
〇定着液
未感光(現像液に反応しなかった)のハロゲン化銀を溶かし除去する。
すでに現像液で感光したハロゲン化銀は金属銀に置き換わっているので、
ここで現像タンクを開けて未感光部分が感光しても定着液で溶かせる。
(処理前に開ける必要は無いが)
念のため処理後に開けてみてフィルムが透明になるまで見ながら処理すればよい。
すべて透明になれば水洗しておしまい。
現像に比べたら神経使うことはない。
適当に攪拌しながら5分くらい浸す。
不足を避けるためその後数分間放置しています。
〇その他薬品
当たり前だが、各フィルムメーカーは自社製フィルム用として製造しているので
フィルムと薬品はメーカーを合わせるべきなのだが、
正直、世界標準となっているので、どのフィルムもこれらの基本現像液で現像できるよう作られているので、
特に指定が無い限りどのフィルムにも使える。
フィルムと印画紙の両方に使えるものもあるので、原理は似たようなものなんでしょうね。
ド素人なりにまとめてみました。
ひとつずつ買い揃えても2000円程度で用意できます。
僕は田舎なのでキタムラで取り寄せますので送料は無し。
都市部ならビックカメラやヨドバシカメラとかに常時店舗在庫あったりします。
これらの薬品で自分で処理すればフィルム1本当たり数十円で現像できることになりますので、
是非チャレンジしてみてください。
モノクロフィルム現像は液温20度程度なので真冬以外は保温装置もなしに室温で
簡単に処理できます。
ちなみにカラーネガフィルム現像はカラー用の薬品を使えばほぼ同じ工程です。
ですが、液温が38℃だったり、液温をシビアに一定に保つ設備が必要なので
ハードルが高いですが、自家でできないことはない。
薬品は黒白用の数倍くらいの値段で高価ですが購入できます。
現像は奥が深くて、メーカー指定以外にもいろいろな方法があります。
インスタント珈琲でも現像できるようですよ。
定着液は昔はハイポで溶かすだけだったようだが、今では硬幕化作用などの
いろいろな薬品が混ぜられているようです。
フィルム、薬品、現像・・・どれをとっても均一に同じものが出来ないフィルムの世界。
デジタルにはない難しさ・・・フィルムライフ楽しみましょう。
間違いは御指摘くださいまし。
先人たちのこだわりのレシピは初心者にはマニアックすぎるので、
初心者の目線で初心者向きにまとめてみました。
これからはじめてみようと思う方の参考になれば幸いです。
入手しやすく、広く使われているものから。
自分なりのまとめ。
〇黒白フィルム現像液
感光したハロゲン化銀を金属銀に変える。
富士 ミクロファイン
- 微粒子、粉末状なので長期保管可能、安価、1L用 約300円。
- 富士 スーパープロドール
- 標準、迅速、増感可能、粉末状なので長期保管可能、安価、1L用 約260円
- 微粒子現像液とは違うので粒子が荒れやすい。荒れた写真好みか増感目的向き。
- コダック D-76
- 微粒子、 世界標準、粉末状なので長期保管可能、富士の約2倍の価格、1L用 約600円。
- 世界標準の強気な価格。だが支持されているので良いものなのでしょう。
- すべてのフィルムにD-76処方時間の表示あると言っても過言ではないかも。
- コダック T-MAXデベロッパー
- T-MAXフィルム専用、微粒子、増感可能、液体、少量販売が無い、5L用 約2300円
増感とは、現像液の温度を上げたり現像時間を調節するなどすると
表示ISOの感度以上の像を発現させることを言います。
ちなみに、カラーフィルムを黒白現像液で処理すると黒白のネガが出来上がる。
発色させる薬剤が含まれないので黒白になってしまう。
原液で現像すると繰り返し使える(劣化するので処理時間を伸ばす必要がある)。
1:1で薄めて使用する時は使い捨てになるが、常に新液で安定した現像が得られる。希釈使用できないものもあるし、希釈使用する濃縮液タイプなどがある。
粉末か液体、もしくは両方あるものもある。
大抵が水に溶かして使う。
〇停止液
現像液を中和させ、現像反応を止める酸性の液体。
- 富士 酢酸
- もっともベーシックな停止液、1Lで約800円。
- 3%程度に薄めて使用するので簡単には使い切れない。
- 1L作成するのに3ccしか使わないんですよ、生涯使い切れそうに無い。
- 強烈な匂いwマジすごいwww凶器になるといっても過言ではない。
- 振りかければ悪漢を撃退できる。顔にかかったら悶絶必至。
100均のクエン酸だったり、シトリンだったり、正直何でも良い。
ポッカレモンだっていいかも。
次の工程である定着液に現像液を持ちこまない目的もある(早期劣化防止)。
なので、水洗でも問題ない。
僕はクエン酸15gを1Lに溶いて使っています。
匂いは鼻を近づけると少しツーンとする程度で、酢酸の比じゃない弱い匂い。
使い捨てても良いし、繰り返し使っても良い。捨てても金銭的にほとんど消耗しない。
正直、効果はまったくわからない。マジで水洗だけでもいい気がする。
一応、現像反応を完全に即停止させるために使用する。
〇定着液
未感光(現像液に反応しなかった)のハロゲン化銀を溶かし除去する。
すでに現像液で感光したハロゲン化銀は金属銀に置き換わっているので、
ここで現像タンクを開けて未感光部分が感光しても定着液で溶かせる。
(処理前に開ける必要は無いが)
念のため処理後に開けてみてフィルムが透明になるまで見ながら処理すればよい。
すべて透明になれば水洗しておしまい。
現像に比べたら神経使うことはない。
適当に攪拌しながら5分くらい浸す。
不足を避けるためその後数分間放置しています。
- 富士 スーパーフジフィックス-L
- 1L液体、約1000円、3~4L作成できる。
- 水2と定着液1の割合で薄めて使う。
- 1L作成でフィルム40~60本は定着できるので、なかなか使いきれない。
- コダック ケミカルフィクサー
- 1ガロン用、粉末、約700円
- 使ったこと無いのでわかりません。
- 1ガロンって約3.7Lか。粉末だからちょっとづつ使えるかな?
- 現像液もそうだけど、粉末は開封したら全量使えとあるので、自己責任で。
〇その他薬品
- 水洗促進剤として 富士QWはあったほうが良い。
- 2L用粉末がなんと!約70円。
- 定着後の水洗が30分とかを5分に短縮できる優れもの。
- 70円で水道代と時間の短縮が手に入るなら使うっきゃない。
- コダックや各社あるっぽいけど、入手性から富士しか見かけない。
- フィルムの水滴防止剤として 富士ドライウェルもあったほうが良い。
- 乾燥時に水滴跡が付かない。
- 使わない時はスポンジで水滴除去するのだが、傷や埃がつきやすい。
当たり前だが、各フィルムメーカーは自社製フィルム用として製造しているので
フィルムと薬品はメーカーを合わせるべきなのだが、
正直、世界標準となっているので、どのフィルムもこれらの基本現像液で現像できるよう作られているので、
特に指定が無い限りどのフィルムにも使える。
フィルムと印画紙の両方に使えるものもあるので、原理は似たようなものなんでしょうね。
ド素人なりにまとめてみました。
ひとつずつ買い揃えても2000円程度で用意できます。
僕は田舎なのでキタムラで取り寄せますので送料は無し。
都市部ならビックカメラやヨドバシカメラとかに常時店舗在庫あったりします。
これらの薬品で自分で処理すればフィルム1本当たり数十円で現像できることになりますので、
是非チャレンジしてみてください。
モノクロフィルム現像は液温20度程度なので真冬以外は保温装置もなしに室温で
簡単に処理できます。
ちなみにカラーネガフィルム現像はカラー用の薬品を使えばほぼ同じ工程です。
ですが、液温が38℃だったり、液温をシビアに一定に保つ設備が必要なので
ハードルが高いですが、自家でできないことはない。
薬品は黒白用の数倍くらいの値段で高価ですが購入できます。
現像は奥が深くて、メーカー指定以外にもいろいろな方法があります。
インスタント珈琲でも現像できるようですよ。
定着液は昔はハイポで溶かすだけだったようだが、今では硬幕化作用などの
いろいろな薬品が混ぜられているようです。
フィルム、薬品、現像・・・どれをとっても均一に同じものが出来ないフィルムの世界。
デジタルにはない難しさ・・・フィルムライフ楽しみましょう。
間違いは御指摘くださいまし。
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