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2018年5月9日水曜日

改めてフジフィルムのACROSを。

この秋に販売が終了することがアナウンスされているフジフィルムの「ACROS」。
フジフィルムといえば「ネオパン」であり、
このアクロスもフルネームは「ネオパン アクロス」。
フィルムメーカーが写真用フィルムを終了するなんてかなりの葛藤があったに違いない。
一時のフィルムブームなんてとても底上げにはならなかったんだろう。
フィルムが世界からなくなることは無いとは思うが、
国産のフィルムが無くなるのは寂しい。
そんなことを思いながらキタムラでアクロスを購入。
CONTESSA LBEに装てんして出かけた。

今回のCONTESSAはイエローフィルターとレンズフードをつけて望んだ。
あいにくの曇天だけど、どんな天候だって写真は撮れる。
たまに「天気悪いから写真撮れない」って声を聞くけど、
どの天候だってその時にしか撮れない表情というものを撮ればよいと思う。
曇天だったのでレンズフードはほとんど効果は無かったと思うけど。











Camera : ZEISSIKON CONTESSA LBE
Film : Fujifilm ACROS 100
Dev. : Fujifilm Microfine
フラットベッドスキャナーで取り込み、Lrで調整してます。

すべて南松本駅で撮ったものです。
ここは貨物列車と保線の人たちや一般も特急も撮れるので好きなところです。
田舎でもここだけはひっきりなしに往来があるので短時間でたくさんの鉄道車両を撮れます。
特急は通過駅なので減速しないからとっさに撮るのが難しい。
コンテッサじゃすぐにシャッター速度変えられないし。

全体的にぼんやりしてるのはカメラのせいなんだろうか。
VITO Bのほうがやや解像している気がする。
デジタル写真になれてしまっているので、どうもシャキッとしてないと気がすまないが、
35mmフィルムはこんなものなかな。
もともとサービスサイズやL版程度の鑑賞しかしてなかったフィルムだけど、
今じゃ20インチのモニター表示ですからね。
そりゃぼやけて見えて当然なんだろうけども。

まだ一眼のニコンはお休み中。
やっぱAPS-C用レンズじゃつまらないから、チープでもいいから35mm用レンズを
手に入れてからにしようと思っている。
それでシャキっとした写真が撮れたらカメラの解像かフィルムの解像かわかるだろうし。
 その時はもう一度アクロス入れよう。
コダクロームの実験は都度、薬品がパーになるので薬品が疲れて廃棄する最後の現像時に使うとしよう。

2018年4月18日水曜日

4月のフィルム

今回はZeissIkon Contessa LBE でRollei RPX 100 を使いミクロファイン現像です。
 雨に打たれる菜の花畑と鯉のぼり

 穂高神社の手水舎

穂高駅南にある原野製菓。昔ながらの雰囲気の製菓屋で駄菓子もあります。
桜餅がおいしかかったw

Contessaのレンズはピンがくれば隅々まで良く写ると思う。
でもピンを結構はずしやすい。
Contessaのピントリングは最短1m~無限までを60度くらいの角度でフォーカスする。
なのでちょっとのズレが大きい。
2重像合致式のファインダーも正直当てになりにくい。
その辺、VITO Bは最短1m~無限まで約120度くらいあるので目測でも合いやすい。

2018年4月5日木曜日

現像しました。Rollei RPX 100

なんの確認も無く今回はスーパープロドールを購入したのだが、
考えてみれば増感現像するわけではないので、微粒子現像液とかにすればよかったのかな?
手探りで何がポピュラーなのかわからない。D-76とか?
一番普通と言われているのはD-76なんだろうけどね、買うときSPDの3倍位するから
躊躇しちゃう。
1L用で700円程度なので、特別に高価なものじゃないけどさ、SPDが260円、ミクロファインが400円程度だからD-76が700円て高価な感じがしちゃうだけなんだけど。

まあいいや、そんな感じでスーパープロドールでRollei RPX 100を現像しました。
20℃で4分15秒(だいたいw)。
現像時間が短いということは、ちょっとの誤差が結果に大きく影響することなので
もっと現像時間の長い現像液にしないと基準が作れないか。
(ど素人なので生あたたかい目線で見守ってください)

スキャナでの読み込み時の自動補正無し。
ちょっとアンダーでしたが、コントラストは出ているので、Lrで補正しますと・・・
自動補正で明るさとコントラストを調整したもの。
Lrは偉大です。
でもちょっとコントラスト高くしすぎか。
今時はデジタルで高コントラストの写真を見慣れすぎてるな。
では次、

補正前と後のですが、
やっぱ補正前はアンダーです(撮影の腕が悪いw) けど、明~暗まで撮れているかなと。
補正後はこんなものかなと。
しかし・・・SLと家山駅の昭和感がすごいなwつい先日なのに。
#大井川鐵道

現像からプリントまでアナログだとしても、どの工程でも増感や焼きこみとかで
画質を調整するので、あまり気にせずそこが今はデジタルなんだというだけです。
もちろんフィルムに撮影した時点で露出が決まっているのが理想ですが、
そこはフィルム。簡単にいかないところを楽しみましょうか。

あー、今、現像液について調べてみると(いまさらwww)・・・現像液で仕上がりがぜ~んぜん違う結果になるのか。
今までの写真がちょっと眠い感じがするのは現像液のせいか?(もしくはウデ)
今度は現像液変えてみようかな。
荒れた感じの仕上がりが好みの時はSPDか。
微粒子現像液使うぞ。
と、いろいろ試行錯誤できるのがフィルムの楽しみ方ですね。

詳しい人ならこんな組み合わせで現像しないでしょうからレアなデータと思って
ド素人ならではの組み合わせでしょうから適当に楽しんでくださいましww

2018年3月26日月曜日

モノクロフィルム

昨日に引き続いて、コンテッサでの写真をアップしてみます。
室内はさすがにどアンダーで失敗していますので明るさ補正しました。
まともな写真はなかなか難しい。
2重像合致式ファインダーとレンズのピントがずれているのかもしてません。
改めてその辺に注意しながら撮影してみようと思います。
アンダーでもPCで補正できるので絞って被写界深度を稼いだほうがよさそう。
でも、ボケもなかなか良い感じなので悩みどころ。
とにかくピントを合わせられるようにならないとクオリティが上がらないな。
カメラ:ZeissIKON Contessa LBE フィルム:ACROS

 ピンボケ。暗い室内だったので開放だったのかもしれない。
35mmフィルムでf2.8は大きくボケてくれるのでピンがくればいい感じになるかも。

 無限遠ならまあまあ使える。

ではではHOLGAで撮ったパーフォレーションまで含んだ写真をいってみますか。
このフジフィルムのアクロスはスプロケットの通りにスジが。残念。
乳剤はあるにはある。けど製造上の都合なのか濃さが違う筋になってしまう。
この手法で撮るには別のフィルムがいいね。
カメラ:HOLGA120 フィルム:ACROS

ピンが中心だけで両端が流れまくりなのはこのホルガのプラレンズの味。

スプロケットのスジがぁ~

 現像ムラ。味と言えば味。ちなみに被写体は福寿草。
鮮やかな黄色をすっぱり捨てたモノクロ写真ってどうなの。
色が主役になれないモノクロ写真はアーティスティックだけどそれだけ主役に軸を置くようにしないとただのグレーなものになってしまうね。


かと思ったら後ろに行くとスプロケットに筋が無くなった。
なんらかの製造上のものだろうけど、使いにくいな。


2018年3月16日金曜日

ドイツから届いた~初めてのクラシックカメラ

先日ヤフオクで難ありなクラカメを2個ゲットしたものが届きました。
ドイツからのエコノミー便で送料約2000円。到着まで10日となりました。
エコノミー便は追跡できないのでそわそわしてましたw
(荷物番号はあるので、トラブルの対処はできると思われる)
カメラ2個と送料合わせても1万円しなかったです。

左が「ツァイスイコン コンテッサ LBE」[Zeiss Ikon Contessa LBE]
右が「フォクトレンダー ビトー B」[Voigtlander VITO B]
ドイツ語はやっかいだ。
しかし大きさがぜんぜん違う。ビトーBは手のひらサイズでよさげ。
まあクラシックカメラを名乗るには「若い」部類です(このLBEは1965年、Vito Bが1954年)。
(ライカIなんかは1925年ですから)

とりあえずツァイスから検品。
オークションの説明ではセレンが死んでいるとのことだったが活きていた。
接点の接触不良かなんかだと目星はつけていたんだけど、輸送中の振動で復活したのか?
もしくは古いから精度が出ないことを含めて不動と表記していた可能性もある。
カメラに詳しい人の出品だったので、まあ思うところはある。
それ以外はフォーカスが固い!ぐぐぐっと力をこめて回す。分解清掃すればいいか。
シャッターは全速とも正常っぽい。絞りも正常。もうそれだけで十分だ。
どうせマニュアルで使うつもりだったのでセレンが死んでいてもいい覚悟だったから
絞りとシャッターが活きていれば良いと思って格安を手に入れたわけです。
このコンテッサシリーズはいくつもモデルがあるのですが、
LK > LKE > LBEと進化した感じで、LBEだけホットシューなの。
海外のカメラマニュアルデータベースに「LK」のマニュアルがあります。
http://www.butkus.org/
ありがたや。

当時はピカピカしたカメラがはやったのだろうか。
高級なようなチープのような・・・でも、泣く子も黙るZeissレンズです。
ライカは高すぎて買えません。
作りはカッチリ。ずしりとした重さ。古い人間は重い=高級という思考なのでありがたく感じるw
ファインダーは距離計連動の2重像合致式なので、正確なピントあわせが出来そう。
初めての2重像合致式のカメラなので比較できないのですが、コントラストがはっきりしたものでないとわかりにくいですね。

では、興味無いかもしれませんが各部の写真を。
記録的な意味合いで掲載しときます。
Carl Zeiss Tesser 2.8/50mm 「T」や「T*」の表示は無いけど紫に反射してるからコーティングはある。きっとこの時代より後にコーティング技術が確立して「T」とか「T*」とつけ始めたのではないかと(1970年頃かららしい)。
レンズシャッター「PRONTOR 500 LK」で1/500まであるので、自由度が高い。
フィルターは27mm。
右の赤いレバーを下げるとセルフタイマー。動きが悪く、最後シャッターが切れないw
出したり入れたりしてなんとかシャッター切った。もう使わないほうが良い。
シャッターが使えなくなったかと焦ったwww

フィルムカウンターは減算方向に動く。フィルムセット時に最大枚数に合わせる。
左の上下三角の表示窓が測光表示。針が三角の真ん中にくれば適正露出。
絞りやシャッター速度をいじると針がシフトする。三角表示は固定。

ISO(ASA)値のセット部分。シャッター速度値の横にあるロックボタンを押し込んでから回す。
するとシャッター速度表示がスライドして固定される。
この時代のカメラの多くはISO(ASA)はせいぜ200とかなのにコイツは800まである。
シャッター速度が500まであるおかげだろうけど。

おしり。面白いギミックで、左の丸いレバーを下げると右の巻き戻しレバーが起きる。
そう、フィルムの巻き戻しが底面からなんです。しかもレバーがフィルムの真下じゃない。
内部のリンクで軍艦部内部のフィルム軸(上側)が回る仕掛けなので、トップに巻き戻しレバー類がないデザイン。
フィルムの上にホットシューがきたからと思いきやLKシリーズはみんなこうなっているぽい。
不思議な美学で設計されております。
で、絞り環の底にある数字はどうやらオート露出っぽいのだけど、使い方がわからない数字。
絞りのF2.8よりもさらに回すと設定できるのだけどね。謎数字。

動作はカッチリしているので1965年ごろのカメラとは思えない信頼感を感じます。
壊れない感じがする。
まあライカとかもそうなんでしょうね。(1960年ごろのライカはM3とかM2あたり)
よほど日本の昭和なカメラのほうが錆び付いて不動となっていると思います。
現に外装はピカピカのまま。

コンテッサは1950年発売の蛇腹式が始まりらしく、「コンテッサ=貴婦人」という名前にふさわしい感じのカメラです。
ですがこのLKシリーズ1960年~はコンテッサという名前ではあるのですが鏡筒が固定された廉価モデルという位置づけで、
マニアからはコンテッサらしからぬ別のモデルと思われているようです。
このLBEは1965年なので昭和40年ということです。
コンテッサシリーズもこのLBEが最後か、終焉付近のようです。 日本は高度成長期で、この辺りから日本製カメラが世界に広がり始める頃。(日本のレンジファインダーカメラはキャノン デミ 1963など)
日本ではTTL測光の一眼レフ機が続々と登場する時代。(キャノンFLレンズシリーズ、ニコンFフォトミックなど)
日本製カメラが世界に台頭することとなり、ツァイスイコン社は苦しくなる。
この頃からフォクトレンダーと協力しあいながら日本のカメラと戦い、
数年後にフォクトレンダーを吸収合併となったそうです。

さてさて、歴史は詳しくないのでこのあたりで。
フィルムを装てんするのが楽しみだ。
フォクトレンダーの検品はまた今度。

追伸
contessa シリーズについての記事。
http://fotobox.over-blog.fr/article-zeiss-ikon-contessa-et-contessamat-110280841.html

コンパクトフラッシュのSDカードアダプターの速度 -追記あり

今日はカメラについて。 昔からレフ機を使ってきて、一時ミラーレスも使ったことはあった。 が、EVFは便利な反面、リアル感が無いし 夜は眩しくて、ファインダーから目を離すと目がおかしくなる。 3台ほどミラーレスを持ったが今はレフ機に総入れ替えしている。 レフ機のファインダーはレンズ...