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2019年10月4日金曜日

オールドレンズ母艦を求めて。ソニーのパワーズームを直す。

手持ちのMFレンズをいつもはマイクロフォーサーズで使用してきた。
2倍の焦点距離も慣れてきた。
だけど、やっぱ焦点距離が2倍ってのはやはりキツイ。
フルフレーム用レンズなのにもったいない。
本当はフルフレームのミラーレスがいちばん良いのだろうが、
お金を掛けたくないので安価に実現できる方法を探っていた。

ヤフオク、メルカリ、ラクマ・・・しばらく観察していて、
見つけたのはレンズ故障のNEX-6だ。
ボディだけと思えばそれなりの価格だし、「故障レンズが付いてます」ってだけで
どうやら印象が悪くなっているっぽい出品物が誰にも購入されずにいた。
こういった出品は難しいね。

届いたNEX-6はAPS-Cセンサーなので焦点距離は換算1.5倍。
2倍より広い。精神的にも安らかだw
画素数はDMC-G3とほぼ同じの1600万画素。
センサーが広がっただけともいえるが、EOS5Dの時に実感していた
センサーが広いほどノイズが少ないという安心感は絶大だ。

早速付いてきた故障レンズを見てみると、
電動沈胴部が傾いている。
リングも一部が凹んでいるのでどうやら落としたかぶつけたのだろう。
先端の変形と衝撃から沈胴用のギアが咬んでいるようだ。
この部分がスタート位置まで電動で動かないとレンズが起動できず、
ボディ側でレンズ認識エラーとなり使えない。

先端がまっすぐじゃない

右上がゆがんでいる

早速分解して沈胴用モーターをはずすと簡単に咬みこみは開放され、
無事治ってしまった。
変形したリングを無理やり伸ばして摩擦を低減させて組みなおして復活。
どうやらこのパワーズームレンズはこういった症状が出やすいらしく、
ネットにいくつか同じ回復方法が載っている。
キットレンズはプラが多用されていてゆがみやすいのでギア咬みがおこりやすいのだろう。

オールドレンズ母艦としでの使用感は次回に。

2019年6月19日水曜日

NIKON F4 電池室腐食のやつがきた

ヘクトール135mm。出しました。
購入価格の1.8倍ほどで売れたので調子に乗ってNikonF4Sのジャンクを。
F4って人気無いのね。もうデザインが昔からの「Nikon F」って感じじゃなくて
もう今風のプラボディになったからかな。(シャーシはダイキャスト)
でもフラグシップ機の最初のAFモデル。
しかも・・・こいつに使えないFレンズは無い!ってくらい対応してる。
F3専用レンズも使える。
使えるって意味はちゃんと測光ができてAE撮影が可能な点。
今まで、Fマウントは不変と言われていたものの、なかなか相性があった。
AUTO系レンズは測光ができないとか、装着すら無理とか、Ai化してあっても
測光ができないボディは多い。
もちろんフル機能で使えるわけではないが、F4こそすべてのレンズが使えるといっても過言ではない(ハズ 笑)。
デジタル機ならDfが良いよね。
だって安いからAUTOレンズがいくつもあるんだもん。

 すでに少しそうじしてしまったので腐食は目立たないように見える。



 
だがしかし内部は酷い有様。
金属はボロボロ、電線は切れ、接点もなくなっていた。

届いたブツは電池室はかなり青い結晶が内部までびっしり。
緑青よりも濃い青に見える。
まあいい、ボディは電池室がその状態で通電して確認していないとのこと。
ボディの電極に電源をワニ口クリップで直接繋いでテストしたら問題なく動作した。
問題は電池ボックス。
コイツはMB-21という単3電池6本の9V 仕様で、シャッター速度が速くなる。
まあ機能を復活させたいのでとりあえず分解、清掃。
内部の基板までひどい腐食。
腐食による断線や端子の欠損がいたるところに。
なんとかすべての線を繋ぎ、端子を適当な金属で補い復活させたが、
電極の接触不良がひどく(接点復活剤は使ったが)発熱して溶けた。

もうそうなったらあきらめて、眺めて眺めてひらめいたのは、
CR123を2本ぶち込んでみようと。
グリップ側は単3電池の容積しか無いので下部の縦位置グリップ側に仕込んだ。
塩ビパイプを割いて作った電池ケースにバッテリーのコードをつけて、
グリップ側には単4>単3変換アダプタをリード線つけて接点に利用。
腐ってた縦位置シャッターボタンも殺し、基板類もすべて撤去。
そして・・・
みごと完成した!ぱんぱかぱーん。
自作のCR123x2電池ボックス。
写真の電池はニッケル水素充電池で3V~3.6Vの電圧が出るので、
カメラによっては電圧オーバーになりかねないので注意。
下部の縦位置グリップは内部のレールを削って平らにしただけの加工。

電池を納めた下部の接続部。

グリップと接続してこんな感じに。

でけた!動いた!
グリップのゴムは分解するためにはがしてあります。

うーん。AFカメラなのに液晶が表には一切無い。
ダイアルとスイッチだらけ!かっこいいではないか。
で、液晶表示はフォトミックファインダー内部についてます。
 初めてのフラグシップ機。でかくて重い。
けど、ミドルやエントリー機のような余計な機能がいっさい付いてないのが最高。
プロ用って感じがする。

2018年10月31日水曜日

バルナック ライカ IIIfのハーフミラー交換

バルナック ライカ のハーフミラー交換です。

さて、ハーフミラーが届いたので手術です。
精密ドライバー、竹串、接着剤、ラジオペンチ、ピンセット、半田ごてが最低装備。
できればカニ目レンチ、ライカ専用プライヤーなどあればなおよし。
普段、カメラやレンズを分解している人なら簡単。
ビス類が非常に小さいのがつらい。また、マイナスビスの溝が非常に細いので
精密ドライバーは薄いタイプでないとねじ頭を壊します。
最低限、薄い精密ドライバーを用意できてからはじめましょう。
IIIモデルなら多少の違いはあってもほぼ同じと思われます。
ビスやワッシャの 数が違うようです。

ではオペ開始です。
アクセサリーシューをはずす。 ビス4本。

巻き戻し解除レバーをはずす。中にパイプがあるのでなくさないように。 ビス1本。

シャッターボタンガードをはずす。力をこめてゆるめるだけ。

軍艦前ネジ2本、後ろネジ2本をはずす。

パトローネの爪と繋がっている
巻き戻しノブのネジ1本をはずすし、ノブを引っこ抜く。
組み戻すときは内部のパトローネと噛み合う爪を押し上げるとねじ穴があるので
そのネジ穴と接続する。爪がとがっていて痛いw

このノブ固定リングは上下があり、わずかにネジ穴が下に寄っている。間違えないように。

 視度調節レバーのカニ目ネジをはずす。

視度調節レバーもはずす。
アイピースカバーをはずす。ネジ2本。

ファインダーレンズをテープなどで表裏左右間違わないようにはずす。
うまく取れないときはあとで裏側から押せばよいので、無理してレンズに傷をつけない。

 巻き上げノブをはずすのだが、表示をISO100か80にするとネジが見える。1本。
2回転ほど緩めるだけで、抜いてはいけない。抜いてしまうと入れにくい。
緩めたら反時計方向に回すと外れる。ガリガリ感じたらネジをもう少し緩める。
ノブが取れたらシャフトは下に抜けます。(落ちた)

計数盤をはずし、

ギアもはずす。モデルによってはワッシャが付いているものもあるっぽいので、
無くさないように上下も気をつけてはずす。古いグリスが汚い。
組み戻すとき、きれいにしてちょいグリスアップ。

シャフトが外れる。細いバネがついていて、軍艦裏側の一方回転の爪とかみ合うので、
くみ上げる時にかみ合わせる。
回転物なので向きは無いが、戻すときはボディ内軍艦裏側の爪とバネを掛ける。
組み戻す前にスプール押さえの側面のバネを少し広げておくと、スプールが滑りにくくなる。
あまり広げるとスプールがきつくなり大変なのでほどほどに。

測距レンズガードを左右ともはずす。左右で厚みが違うので間違わないように保管。
私はこのガードリングが固くて強く掴みすぎてゆがめてしまった・・・ショック。
ボディ、リングともに傷をつけないよう頑張って下さい。
画角確認ファインダー右下のビスもはずす。
このビスはただの飾りで中に2重像調整用ビスの蓋である。

左はプリズムレンズ。ただはまっているだけなので、おおよそのカニ爪の向きを覚えておき、こじてはずす。2重像の上下ズレ補正用。後で簡単に調整できる。
右はただの素通しガラスでネジになっているので回してはずす。
組み戻したとき、プリズムレンズをまわすと上下像のズレを直せます。

半田ごてで外部シンクロへ繋がっている線をはずす。

SS設定ノブの3本のビスを緩めてノブをはずす。
ビスは非常に小さく短いので抜きたくは無いが緩めるだけでも良いが抜けてしまうかも。
現状のノブの向きを覚えておく。 パチッとはまっているだけなので、緩めたら抜く。

 ノブの下の円盤もビスを3本緩めてはずす。向きを覚えておく。
緩んだら簡単に抜ける。

シンクロ設定レバーはこのまま。いじらない。

この隙間に何か差し込んで少しずつ隙間を広げると軍艦カバーがはずれる。

巻き戻しノブにスプリングワッシャがあるので、忘れず保管。

ファインダーレンズブロックカバーをはずす。ネジ3本。
下にある板バネも保管。

視度補正レンズのネジ1本はずす。
調整レバーリンクとかみ合っているのではずすしながら位置関係を覚えておく。

 ファインダープリズムブロックを押さえているこのワッシャをゆっくりはずす。
プリズムブロックも一緒に持ち上げると簡単にとれる。ただはさまっているだけ。
プリズムブロックの溝にピンセットを入れても大丈夫。それは光路ではない。

 はずれたところ。

いよいよハーフミラー。この接着剤で付いているカバーを剥がしとる。

こんな感じ。強くは付いていないのですこしずつこじてはずす。

やっと見えた。ハーフミラーだ。
見えているのはノンコート面。測距レンズ方向(向こう側)にミラーコーティングがされているので、
再利用する人はコーティング面は触らないようにする。すぐにミラーコーティングが剥がれる。

接着剤で付いているので、竹串や、割り箸、爪楊枝などを加工した棒でこじて剥がす。
上下ののりしろ、左右の視野外部分は触って大丈夫。
けっこうがっちり接着されているので爪楊枝では折れてはずせなかった。
竹串か割り箸が良い。ミラー左右の隙間から差込みこじる。

 枠に残った接着剤のカスを取り除き、新しいハーフミラーを接着剤でつける。
接着剤はちょんづけでよいと思います。
奥(裏側)がミラーコート面ですよ。間違えないように。
ノンコート面をよく押さえて枠に密着させる。
そうしないと像がずれるので、またここまで分解しないとならない。
今回はヤフオクででカット済みハーフミラーを購入した。
金蒸着のもので、現代のものなでコーティングが硬く、簡単にははがれなさそう。
もともとのライカのハーフミラーは銀蒸着っぽいが、すでにほぼ透明。

面倒だが、ここで測距レンズ、接眼レンズ、視度補正レンズだけ組み付け、
1mと無限遠の2重像の重なりを確認する。
上下ズレは後で修正するとして、左右のズレはハーフミラーの浮きやズレが考えられるので
 しっかり押さえるか、ミラーを再取り付けしてみる。
私の場合は無調整で大丈夫だった。
まあそもそも調整する部分は無いので、ハーフミラーさえ枠に密着できれば無調整で良い筈。
と言うか、下手にいじって狂わせたくないので、現状でいけるようにミラーだけは
丁寧、確実に取り付ける。

これがここまで分解したパーツ類。
目的達成したら、逆の手順で組み立てる。
レンズ類はマイクロファイバーで磨き、ギアには少量のグリスか機械油を針金の先程度塗布。
軍艦カバーや手が入らない部分をクリーニングして組み戻す。

1~2時間でできると思う。
僕はグリスはいつもタミヤのモリブデングリスです。
適度な粘度と超低摩擦の優秀ケミカル。
機械油は100均のミシンオイル。 薄くてサラサラなのでなじみやすい。つけすぎ注意。

2018年5月22日火曜日

カメラ病 NIKOMAT FTn + NIKKOR-H.C AUTO 50mm F2 を助けた・・・

ああ、もう。
オークションやメルカリ覗いたらダメだね。
はじめは安っすい50mm F2を探していたら(2000円以下!)
NIKOMAT FTnのレンズ付きを見つけた。
これがジャンクで1500円(送料別)。
レンズは落下痕、ボディも動作不明でペンタに当たり痕。
まあジャンクです。
でもレンズだけでも使えればいいかなと落札。
競争もなく落ちた。
オークション引用写真。ボディ外観はそこそこ綺麗に見えるが・・・実物はひどかった。
レンズの変形は納得の上だが、レンズ内のカビ&汚れがすごかった。

届いたものを見てちょっとびっくり。
ボディが写真ではよくわからなかったが、全身カビだらけ。
裏も表も中も(写真はレンズ装着様しか無かった)白いカビだらけ。
レンズはずしたらさらに・・・ミラーボックス内もカビだらけ。
腐海に置いてあったのか?ぐらい。

きっとレンズも装着されたまま長年放置されていたようで、
レンズもカビだらけ。
ちょっと引き気味になったが、まずレンズを分解して清掃。
まあそれなりに綺麗になった。
分解と言っても後玉が簡単に外れるので楽チン。
ジャパンホビーツールのゴムが良く働く。

次はボディ。
ファインダーまで酷い有様・・・とほほ。
でもシャッターは全速正常だから、使えそうだと思い、清掃開始。
カビはしつこくて何度拭いてもスッキリ取れない。
それでもごしごしごしごし。
軍艦部をバラしたらファインダー周りのモルトが粉々だし・・・
とにかくファインダーに写るゴミやカビがげんなりするので
プリズムはずしてスクリーン、プリズム、ファインダーレンズを綺麗にして組み立て。
あ、ペンタ部の凹みを中から押し出すの忘れて組んじゃった。
まあ、それは今度。
さらにフィルム室、ミラー室、ミラーの裏・・・ありとあらゆるところのカビを取る。
だいぶスッキリしてなんとか気持ち悪くない程度まで清掃した。

初めての機械式のニコンなのでネットで使い方を調べながら。
どうやらボディも使えそうだ。
1500円で救出したニコマート君はついに復活。

ミラー室がまだうっすらと白っぽい。
レンズはフィルターネジなんて無視して戻した。

前からカニ目の連動使ってみたかったんだ~
フィルムを装てんするには裏蓋のモルトを少し盛ってやらんと光が入りそうなので
実写はもう少し後かな。
唯一ラッキーだったのは電池室が綺麗だったことくらい。
唯一、カビが生えてなかったのも電池室のみ・・・
あ、まだ電池通してないから測光できるか未検証。

きっと持ち主は落としてから捨ててあったんだろうなと想像。
でもさ、カメラって何を撮影してきたんだろうかと考えると
カメラにも過去の思い出があるはずなのでロマン感じます。
家族?仕事?どんな被写体を捕らえてきたのかな。

追記。
電池(PR41 1.4V)をゴムのわっかを加工したものではさんでセット。
厚みが足りない部分は半田をぐるぐるつけて入れてみたら
露出計は動いた。
だが指示はオーバー目で2段ほどアンダーに写る指示が出るみたい。
スマホの測光アプリとF80の内蔵露出計で確認してみた誤差なんだが、
それぞれレンズも画角も(測光エリア)が違うのでなんともいえないが、
ある程度の参考にはなるか。

今回1.4Vの電池を使用したが、水銀電池が安定しているとはいえ、所詮は電池。
おそらく10%くらいは電圧の変動はあったと思うので
ここで1.5Vだろうが1.4Vだろうが正直そこまで神経質になるほどの精度が無いと思う。
当時のCdS自体にバラつきのほうが問題だと思うが、調整箇所が無い。
そんな程度の露出計なのだ。
本来なら校正するためのボリュームが設けられるはずなのだが、固定抵抗で済ませてある。
これはたぶん調整箇所を減らして製造コストを下げる目的と思われる。
なのでこの内蔵露出計はラチチュード内程度の誤差なら問題なしって考えだと思う。

2018年4月26日木曜日

新フィルム Washi D Sputnik を使ったら

この「Washi D Sputnik」はハンドメイドフィルムで、
触った時フィルムが薄いと感じた。
ハンドメイドらしく使いまわしのパトローネにラベルを貼ってある。
まあそんなもんかとContessaに装てんし、使ってみたら
すぐに異変は起きた。
シャッターチャージ兼フィルムの巻き上げレバーが非常に重い。
それでも無理やり巻いていたら壊れた。
6ショット目くらいだったかな。
やばーと思ったが、とりあえず撮ってないフィルムを取り出すことにして
裏蓋を開けたら、あらら巻取り軸の前にあるスプロケットに巻きついて絡まっている。
はさみとカッターでフィルムを切りカメラから取り出すが、
シャッターチャージできない。
レバーが嫌な感触だ。

帰宅してからあきらめて分解することに。
ついでにホットシューが死んでいるっぽいのでついでに治したかった。
(フラッシュが発光しないのだ。)
軍艦左右のマイナスねじ2本ではずれる。
レバーと巻き上げ部とのリンクが曲がっていたので治した。
良かった、折れたり飛んでなくて。
やっぱ無理に巻き上げる前にやめるべきだった。
巻き取りと連動している直前のスプロケットがシャッターチャージに繋がっているようだが、
非常にきついのでフィルムにも強度が必要。


露出計付近の様子。
接点が黒い皮膜で覆われていたので接点復活剤で磨いた。
が、やはりフラッシュは発光しないから、面倒だけどレンズ側に問題があるっぽい。

露出計の調整用と思われるボリュームがついていたので、おかしかったら調整できるかも。
軍艦固定ねじの上にある小窓(ねじでふさがれている)はこれ用だね。

で、シャッターユニット分解。緊張する。
フィルム室の4本のねじで外れる。
(軍艦部が先に外れてないと無理です。ひっかかります。)

こういう機械モノはバネが飛んだり変なリンクが戻らなくなったりするので
壊れる覚悟で開く。
 そしたら、レンズユニットから伸びるフラッシュの電線が切れていた(スパっと断面)。
おそらく誰かが分解したときに短くて困った挙句に切りっぱなしで戻したのだ。
(接続戻せよ!誰だよそんなひどい修理するヤツは)
 写真はレンズユニットを上下180度反転して置いてあります。

遮光ケースがレンズ周辺にあるので電線は多少長くても遮光ケースの外側に押し込んでおけば写りこむようなことは無いと判断。
作業しやすい長さを足して接続。
ここからが緊張だ。
各リンクを元の位置に戻せるかが最大の難関。
連動量が狂ったり連動しなくなったりしそうでこわい。
(写真ではISO感度連絡リンクと書いたが、シャッター速度と絞りを合成した値を連絡していると思われる。動かすと露出計の針が動く)

おそるおそるだったが、なんとか復旧した。
シャッターは見えないフックなので気持ち悪いが正常だったし、
シャッター速度連絡や距離計連絡はプッシュ式なのでねじさえしっかり締めれば
狂わないはず。(距離計連動なんてストロークが1mmも無い感じ)
自動露出連動がギア式の連動なのではずしてしまったポジションがいまいちわからない。
狂っているかもしれないが、自動露出は使わないのでいいかと。
(ギアの遊びも大きいし自動露出モードの数字の意味がわからないので使えない・・・)
で、なぜかフォーカスリングが軽くなった。なぜだ!
なにかがおかしかったのか、さらにおかしくなったのかだ。
前に分解したヤツがおかしくしたのかもしれないし。
まあいいや、距離計連動も正常だし、フラッシュも使えるようになった。
(全速でフラッシュが発光するが、マニュアルでは1/30でということになってる)

記録として掲載しておきますが、
Contessaの分解記録なんて誰の役に立つんだろうか。
ネットの世界は広いから世界の誰かが見つけてくれるかな。

話は戻って、Washi Dフィルムは薄くて柔らかすぎるのでContessaには無理と判断。
Vito Bに装てんした。
巻き軸の直前のスプロケットが思いのほかきついので、どうやら離れずに引っ張られてしまうようだ。
その辺、VitoBはそういう構造ではないので大丈夫だと思う。
が、SSが1/200しかないのにISO500のフィルムは厳しいが仕方ない。
絡まったフィルムは切り刻んでしまったので、約10カット分は無駄死にしたと思う。
変り種フィルムは装てんしてから1カット無駄にしてもいいから裏蓋開けたまま
正常に巻き取りができるか確認してから蓋を閉めるようにしたほうが良さそうだ。
え?フィルムカメラの常識だったのかな??www
みなさんもお気をつけ。

コンパクトフラッシュのSDカードアダプターの速度 -追記あり

今日はカメラについて。 昔からレフ機を使ってきて、一時ミラーレスも使ったことはあった。 が、EVFは便利な反面、リアル感が無いし 夜は眩しくて、ファインダーから目を離すと目がおかしくなる。 3台ほどミラーレスを持ったが今はレフ機に総入れ替えしている。 レフ機のファインダーはレンズ...