2021年2月27日土曜日

Super Console X 等のandroid tv box について

 前回の記事のamlogic S905シリーズとはどんなものか簡単に説明します。

EMUELECを導入するにあたり探す参考になればと思います。

まず、このamlogic S905というものはワンチップマイコンのシリーズでSoCと呼ばれています。

SoCとはシステムオンチップの略でワンチップのLSIにCPU,GPU,RAM,フラッシュメモリ,I/Oなどを収めたパッケージで、

いろんな用途向けに多種が存在します。

今回のamlogic S905はスマホやメディアプレーヤーの核となる目的で構成されたSoCです。

amlogicはアメリカの企業でこのS905にはイギリスのARMからライセンスを受けたCPUとGPUが組み込まれています。

それが「Coretex-A53」というCPUと、「Mali-450」というGPUです。

android Tv Boxの仕様や宣伝文句に上記の名前が登場しますが、

それがどの部分の名前なのか混乱する部分なので上記のSoCというものの内容だと理解すれば選びやすくなるでしょう。

このCPUもGPUもそれぞれ4コアなのでTvBox製品のうたい文句に「4コア」だの「8コア」だのと書かれているので覚えておいてください。

さらにイーサネット、ビデオI/O、ビデオエンコーダー、デコーダー、音声I/Oなどがワンチップのパッケージにおさめられているので、

こういった用途には最適な製品だということがわかります。

実際にはワイヤレスモジュールや増設メモリ、電源回路などが周辺に組み込まれて製品化されている場合がほとんどです。

分解してみるとわかりますが、メインのLSIであるS905の周辺から製品全体の部品点数の少なさに驚きます。

ほぼすべのてのI/Oを備えているのでUSBやHDMIなどもポートがそのままS905に接続されているので

このワンチップでマイコンとして完結できると言えます。

私は古い人間なので昔のパソコンなども分解してみてきているので

部品が大量に実装されている基板を知っていると進歩にぞっとします(笑)

スマホやiPhone、iPadも今どきはそれぞれのSocでできているので非常に簡素でコンパクトな基板で完成されいます。

iPadを分解すると本体の大きさから想像できないほど小さな基板一枚であのOSが動いているのを目の当たりにすると拍子抜けですよ。

メインのS905がほぼ本体性能のすべてといっても過言ではないので

EMUELECを導入するTvBoxを選ぶにあたりS905シリーズならほぼ大丈夫でしょう。

各製品の個性としてワイヤレスモジュールや増設メモリなどで差別化していますが、

本体は結局のところS905なのですから。

それとamlogicのTvBoxではSDカードが本体内蔵のフラッシュメモリより優先して起動するデュアルブート構成が標準となっているようです。

他社のTvBoxではこの仕様は採用されていない可能性が高いのでご注意を。

ちなみみに他社のSoCとしてはSnapDragonやAllwinnerなどがよく見かけるものです。

同じCPUやGPUを採用していたりしますが互換は無いでしょう。別のマイコンと思うべきです。

SoCがパソコンでいうところのほぼマザーボードそのものといえるくらいの存在なのです。

参考までにモデル表ですが、ノーマルのSCXはS905Mで「動作クロック1.5GHz」の低消費電力モデルです。載ってませんが・・・


 S912でやってみたい!

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