2018年10月22日月曜日

Zorki 使ったら・・・結局 Leica に・・・

入手後、フィルム1本で手放してしまったゾルキー。
いろいろなノブやつまみがギシギシとしていて重い操作。
唯一、シャッターだけはバシャっと快調だった。
でも、いつも見ているSNSとか検索結果見てると、
ライカは「うっとりするような滑らかさ」と謳われている。
その言葉が脳裏から離れない。
結局、ライカを買ってしまった。
もちろんチープに済ませるため、2万円以下のものをゲット。
オークションで即決品で、「シャッター全速快調」との文句の個体。
ライカの買い方的なサイトやブログを読むと低速が不安定とのこと。
この個体はとりあえず見た目はちょっと汚れているがシャッターだけは大丈夫そうなので
決定した。
チープ道なので見た目はさほどこだわらないが、やはり機関が良くないと使えないし。
ライカはお金さえかければなんでも修理が効くらしいが、修理は避けたい(金銭的に無理)。

Leica IIIf レンズはJupiter-8

早速フィルム装填。
ゾルキーのようにカードやフィルムをガイドにして入れる方法をまず試したが、
うまく入らない。なにか引っかかるので、
フィルムをちょっと切り落として純正の方法で装填した。
フィルムはイルフォードの期限切れ品なんだが、これが失敗だった。
フィルムベースが硬くなっていて簡単にひび割れが発生してしまった。
が、装填したことだしライカも使ってみたかったので撮影開始。

15枚ほど撮影したところで、シャッターが引っかかってうまく切れない症状が。
こんなもんかと思って36枚撮ってもフィルムが終わらない・・・
おかしい。
おそるおそるレンズをはずして「T」位置でシャッターを開けると・・・
フィルムが破れてささくれ状になったはじっこがマスクに引っかかっていた。
おかげでフィルムは送られず。
かといって巻き上げに変な重さは無かった。
帰ってからダークバッグ内でフィルムを取り出したら、巻き側も繋がっているし
問題なかったのでささくれ位置だけ切り落とし現像タンクへ入れ、
フィルムは残りを再装填。
どうやらこの個体は巻き上げスプールが滑るのかもしれない。
フィルムが切れなくて良いが、巻上げが正常なのかわかりにくい。


こんにゃろー



今度はフィルムを巻き上げる時は巻き戻しノブが回転することを確認しながら撮った。

フィルムカメラって装填が失敗していることに気がつかないのが弱点だから
巻上げが正常かどうか外から確認しやすい構造のカメラがいい。
VITO Bのように巻上げとは別のスプロケットでフィルムにシャッターチャージしてもらう構造
だったりすると安心なんだけど。
フィルムが無くても巻上げとシャッターが切れるカメラは怖い。

とりあえず、問題はあったがおかげで注意点に気がついたので2本目からバシバシいけそうだ。

そうそう、ゾルキーと比べて操作系の軽いことといったら、さすがライカ。
各部の出来が段違いだ。
シャッターはゾルキーも悪くなかったがライカはもう少し静かでスムーズ。
言われるほど静寂とは感じないが。
ゾルキーが「バシャ」ならライカは「パシャ」ってところかな。

2018年10月11日木曜日

Zorki-C 使ってみた

ロシア表記だと「Zorki-C」。ロシア語の「C」は「S」のことらしい。
ま、それはおいといて、だってコイツは「Leica」表記だからねw
使ってみたところ、ノブ類は重く、ゴリゴリとした感触。
本物のライカを触ったこと無いからわからんが、
ライカ使いに言わせるとライカは非常に滑らかでうっとりするらしい。
それと比べたらきっとこいつはおもちゃなんだろうな。




まあ動きはロシアンかもしれないが、写真は撮れる。
シャッターも全速正常のようだ。
明るくても暗くてもセコニックの露出計の数値にセットして撮影すればほらこのとおり。

写りの良し悪しはレンズ次第なので、そこはおいといて、
カメラとしてはまったく問題なし。
フィルム装填にコツがいるとか、シャッターチャージしてからでないとSS変えられない
とかは、このバルナックタイプのカメラを楽しむためのポイント。
よく、面倒だとか言われる「お作法」だけど、僕はむしろ楽しんで使えると思う。

なんだかちょっと使い込んでみたくもあるが、
やはり目的のカメラじゃないのでメンテナンスしたら放出しよう。
うちに来た時よりも快調に仕上げてあげるから、次の主に使ってもらえよ。

2018年10月3日水曜日

ちょっと後悔な衝動買い

某フリマアプリでZorkiを購入してしまった。
本当はLマウントのジュピター8が使いたくてBESSAの観察をしていたのだが、
ゾルキーやフェドってなぜかレンズ付きで1万円していない。
ジュピターやインダスターをレンズ単品で購入しようとすると3~6000円なんだが、
なぜかボディ付きのほうが売れずに残っている(レンズ付き?)。
ポイントあったことだしついインダスター付きのボディを買ってしまった。

この状態。
しかもZorkiなのに「Leica」と堂々と刻印されている。
同じZorki-Sでもちゃんとゾルキーを名乗っているものが多いのにこれはライカを名乗るのか。
当時のソ連の懐事情があるのだろう。

これでもだいぶ清掃した。
前オーナーが金を隠したかったのかノブの天面には黒いシール。
そこそこいい感じの黒X金だと思うのだが。

シャッターボタンと同軸のノブがフィルムを巻き戻す時の解除機構なんだが、
これが固着していて指先の皮がむけるんじゃないかと思った。
だが、頑張ってそこそこ回るように馴らしておいた。

シルバーのゾルキーは撮影枚数をカウントする目安のドットが打たれているようだが、
コイツは無い。
フィルムを装填してから「0」の位置を覚えておく。
撮影が進むと一応カウント数がずれていく(巻き上げノブとカウント盤は固定)。
とまあ、少し調べてからでないと使いにくいかもしれないが、
これと言って難しいわけではないので、知ってさえいれば問題ない。

まあでもさ、フードとヤシカ35Electroのテレワイドファインダーつけると
まあまあいい感じ。
もともとこのファインダーはBessaに使おうと思っていたんだが。
Bessaへのつなぎのつもりで金をかけたくはないと思ってはいる。

2018年9月28日金曜日

Fujifilm Venus 800

地元の祭りの日。
フィルムはどうしようかと考えながらフィルムケース覗いたら
フジフィルムのVenus 800があったので、即決定。
(もちろん期限切れ品)
Nikomatに50mm F2しか明るいレンズが無いので選択肢は無い。
ISOを一応800にセット。
期限切れで感度が低下している可能性も考えたが無視。
明るい状況でもF2.8。他はすべて開放のF2で1/30で撮影。
暗くてファインダー内の露出計なんて見えやしない。
オマケにピントもはっきりしない状況。
ダメダメ撮影して現像に出した。
予想では相当なアンダーとピンボケのはずで、現像依頼がちょい恥ずかしかった。
同時に持っていったG3とJupiter-8 F2の組み合わせでも
ISO1600でF2.8時にSSが1/15とかになってたし。





だがしかし、そこそこ写ってるじゃないの。
たしかにアンダーだけど、前回の曇天のポジより写ってる。
さすがカラーネガフィルムの懐の深さ。
トイカメラや暗い状況ではカラーネガが安心というわけか。
ISO800ならフラッシュ無しでもなんとかなるもんだ。

2018年8月31日金曜日

期限切れの限定販売フィルム

某フリマから激安投売りなリバーサルフィルムを購入。
期限切れのフィルムに価値は無いと思った出品者様。
偶然出品直後に見て即買いでした。

フジフィルム「fortia」ISO50のポジです。
一緒にkodak エクタクロームも1個。
fortiaは1本使用済みの5本パック。
kodakと合計で5本。

fortiaについて調べてみるとVelviaよりも彩度を高くしたモノらしい。
ちなみにフジのポジは
PROVIA(忠実)
Velvia(高彩色)
fortia(高高彩色)
というラインナップ。
Sensiaという医療向け忠実再現なポジもある。

ネットで調べると期間限定フィルムということもあり、あまり資料は無いが、
発色が派手で赤がつぶれてしまうと。
フィルムでそこまで彩度高いってのはまあどうなんでしょう。
パッケージにも「3原色を特に強調した」とある。

とりあえず、撮りかけのTX400をLC-Aから取り出してNikomatに詰め替えて、
fortiaをLC-Aにセットした。
リバーサルは現像高いから避けたいんだけど、つい購入してしまったので
仕方あるまい。
リバーサルはAEカメラが安心だし。

2018年8月29日水曜日

手探りのはじめて多重露光

デジタルカメラなら編集ソフトや、カメラ内多重露光機能で簡単だ。
フィルム写真だって編集ソフト使えば同じことだけど、
そこはやっぱり難しいほうやってみたい。
で、スプロケットロケットでやってみた。
前の記事でLC-Aで多重露光を先に掲載したが、スプロケットロケットでは
ポジフィルムで先に挑戦していたが現像が上がってくるのに手間がかかった。

曇天のTDLだったのでちょっと無謀だったが、
ポジを使いたかったのとスプロケットロケットでワイドに撮りたかった気持ちが
強くてISO100で強行したら・・・アンダー連発でほとんど黒かった(涙)。
1~2段は露光が足りてない。
曇天でSS単速1/100 F10なんてカメラはISO400が必要でしたね。
だって売ってないんだもんISO400のポジなんて。

多重露光は暗い写真を先に撮り、明るい写真を次に撮るのが良いと思う。
なぜならばフィルムは明るさを足すことになるので
先に明るい写真を撮ると感光しちゃって2回目の露光がオーバーかもしくは写らない。
写ってもとっても薄い写真になる。
なので先に暗いか黒いものを撮るのが未感光部分を多く残せる方法だ。
わかっちゃいたんだけど、やってみないと実感がつかめない。
失敗写真の数々をどうぞw

明るい+明るいだと薄くなる。

明るい空にすでに感光しきっていたため、空にはほとんど写らず、
暗い周辺にだけうっすら感光した。

これは偶然、夜のTDLの花火のあと、フィルムの巻き忘れで次の日のスカイツリーが
多重になってしまったもの。
暗い後だからスカイツリーが綺麗に写った。
スプロケットロケットはフィルムの巻き上げとシャッターはまったく連動していないので
こういうことが起きうる。

ほとんどの写真がアンダーだったことを考えると、条件が悪かったとはいえ
やはりポジフィルムのラチチュードが狭いんだろうか。
ネガフィルムだったらもうちょっと写っていたような気もするし。

2018年8月28日火曜日

LC-A 試写

背景が曇りだけど空の白色で露出はアンダーになるのは、まあ普通のことか。

目の前の鉄塔はボケるかと思ったらけっこうくっきり。フォーカスは無限。

裏技で多重露光。本来 暗>明 の撮影が好ましいが、思いつきだったので
明>暗の撮影。被写体やイメージはさておき、オーバーにはならずにそこそこ上手くいった。

フォーカス直すの忘れて最短(0.8m)で遠いものを撮るとこうなる。

目の前の料理。最短(0.8m)。室内だったので低速シャッターでブレた。

最短(0.8m)でちゃんと写るとこんな感じ。
後ろのボケ方がちょっとうるさい感じです。

無限遠は想像以上にシャープに写る。
なんにせよ、AEは楽だ~安心だし。
ブレは気をつけないといけないが、露光量だけは保障つき。
このLC-AはISO25,50,100,400と設定できるので
中間のISOを選んでおけばISO設定をずらして露光量を増減できるにはできる。
1段もしくは2段も変わるので難しいが。

コンパクトフラッシュのSDカードアダプターの速度 -追記あり

今日はカメラについて。 昔からレフ機を使ってきて、一時ミラーレスも使ったことはあった。 が、EVFは便利な反面、リアル感が無いし 夜は眩しくて、ファインダーから目を離すと目がおかしくなる。 3台ほどミラーレスを持ったが今はレフ機に総入れ替えしている。 レフ機のファインダーはレンズ...