2018年6月19日火曜日

木崎湖周辺 100 T-MAX 散歩

仕事柄、いろいろなところに行くのでカメラ持参です。
今回は大町市の木崎湖周辺。
中信地方あたりの人のドライブコースの定番スポット。

前回比較した2種類のT-MAXのうち、古いと思われるほう。
この日は寒く気温が18℃だったのでD-76(1:1)14分半。
デジダルデュープも試行錯誤してきたが安定してきた。
結局、2種類のT-MAXは違いがわかるような繊細な撮影と現像をしていないので
同じようなもの。





 Camera NIKOMAT FTN / Film T-MAX 100(約20年前のもの)

デジタルデュープが安定してきたのでコントラストや明るさをあまりいじらなくて
済むようになった。
スキャナに比べてその辺はかなり変動するので、早く安定させるのが重要。
スキャナは時間こそかかるけど、一発でいい塩梅のデータがとれるけど、
デジカメでのデュープはカメラ、三脚、光源、フィルムの置き方などなど
決まっていない不安定要素が多く、毎回出しては片付けるため、
いかに毎回同じにセッティングできるか、自分のスタイルを固定するのが結構大変だ。




重機かっこいいわ。


2018年6月15日金曜日

白馬、栂池方面。100T-MAXの散歩(仕事)

前回から疑問だったのが、この違い。
1行目と2行目のT-MAX 100 プロフェッショナルと、
プロフェッショナル T-MAX 100の違いは何なんだと。
ネットで検索すると新旧の違いらしいが、はっきりわからず。
KODAKのフィルム一覧見たって新しい情報しかない。
で、手持ちのT-MAXを見ると
確かに2種類あるんだよ。
左が今回と前回使用したもので箱入りだったので2006年に使用期限が切れが確認できる。
 右のは、メルカリで入手した出品者の言うに20年前のものと言うことで、箱無しで
期限は不明。
良く見ると、「T-MAX」と「100」「Professional」の順番が違う。
が、どっちがどっちなのかD-76の表でいまいち区別が付かない。
ややこしいことをしてくれるもんだ。
強いて言えば「Professional」が前か後ろかなんだけど、
今回のは前づけだから20℃で9分半か。
現像時にここに気がつかなくて12分で現像したが(期限切れだし)特に破綻は無い感じ。
この違いで2分以上の現像時間が違うってのはちょっとどうかと
次は右の古いと思われるT-MAXで撮影してみよう。

ではお写真いってみよー
仕事で白馬、栂池方面だったので天気は悪かったが雨は降ってない状況。
G3でデジタルデュープしてみた。
ネガ濃度はよさげだが、取り込むとコントラストが低かったので、
デュープの撮影が明るすぎたか。
Lrで調整できる範囲だから取り込みなおしはしなかった。









Camera NIKOMAT FTN / Film T-MAX 100

デジタルデュープは楽だな。
15分もあれば取り込める。
画質もスキャナと変わらないし。カメラがもっといいやつなら違うのかはわからんが。
フィルムの解像度以上の画素は意味無しだけど。
あとはレンズを単焦点にするくらいしか意味が無いかなと(今は安いズームだから)。
いつも取り込んでて思うけど、フィルムはフィルムの枠が写っていたほうが
なんだか額装してあるように見えてかっこいいし雰囲気あるんだけど、
結局トリミングしちゃうんだよ。
それはまた今度。

そうそう!モルト貼ったら(100均のフェルト)ナゾの光線無くなったw
モルト重要。

2018年6月11日月曜日

マクロレンズが無い!人のデジタルデュープ。

フィルム写真をやっている人がぶつかる壁のひとつ。
フィルムのデジタル化。
印画紙にプリントするだけの人は関係ないだろうけど、
こういったSNSやブログに写真をアップしたい人がほとんどではないかな。
そこで、今までは持っている機材的にフラットベットスキャナで3400dpiで
スキャンしてきた。
それなりの画質でよいのだが、最大のウィークポイントは時間がかかるということ。
ウチのUF-8300は36枚をスキャンするのに1時間半ほどかかる。
6カットのフィルムを約20分でスキャンして交換の繰り返しで
その場を離れるとその分時間が延びてしまうので、ずっとついていないといけない。

そこで調べるとデジタルデュープというものを見つける。
みんな辿る道。
NIKON ES-1というスライドコピーアダプタがあって、ヤフオクや新品でも4千円ほどで買える。
が、これにはマクロレンズが必要なのです。
しかもネガキャリアは別売っぽい。
ネガキャリアなんかがセットになったフィルムデジタイズアダプターは約19000円!
金がかかる。
マクロレンズも私は持ってないので可能な限り安く実現する方法を探る。
そこで、「マクロリバースアダプター」でやってみた。
ヤフオクで300円ほど。
簡単に言えば、普通のレンズを逆さまにするとマクロレンズに変身してしまうというもの。
似たようなものに、マクロエクステンションチューブもあってこれは安いので2000円くらい。
とりあえず安い方からやってみることに。

こんな感じ。散らかってるのはほっといて。レンズにフィルム直前までの長さの黒い紙筒つけたほうが良い。

ウチのデジタル化のカメラはm4/3のLUMIX DMC-G3 (1600万画素)なので、
もともとニコンのレンズを付けるアダプターは持ってるから、そいつにリバースアダプタを付け、
レンズのフィルター側をアダプタにねじ込む。
非常に使いにくいwww
鏡筒を回すとフォーカスが回り、ズーム操作はマウント側を押さえて必死に動かす。
非常に不安定だ。
結果としてはAF NIKKOR 28-80mmレンズで80mmにセットしフォーカスも無限か最短の合うほうにして、(ちなみにF8)
ピントはフィルム側を前後させることにした。

こんな感じでなんとかデジタルデュープできた。
画質はカメラによると思うが、この例だとフラットベットスキャナよりわずかに劣る感じだがどっこいどこっこいか。
細部のディテールがスキャナのほうが繊細に解像していた。
けど、時間は大幅に短縮。これは大きい。
6カット撮影するのに1分足らず。
ネガキャリアのフィルムを入れ替えたって36コマ取り込むのに30分はかかるまい。
ここぞと思う写真はスキャナで普通に見るだけならこれで行こうと思う。

カメラのセンサーサイズがAPS-Cやフルサイズとかだとまたレンズの選択が変わると思うが、
m4/3の場合、レンズが80mm時にセンサーいっぱいにフィルムを取り込めた。
参考までにどうぞ。

ベローズ使うとかも有りだね。ベローズは大掛かりなので持ってる人はいいけど
持ってない人はマクロエクステンションチューブでいいんじゃないかな。
光源もLEDとかなら乳白色のアクリルとかで光量を平坦にしなくちゃならないでしょう。
それぞれ持ってる機材と財布との相談で。
スキャナで取り込んだもの。(Camera Contessa LBE)
とても眠い感じ。

DMC-G3でデュープしたもの。
コントラストの調子は違うけど、スキャナのほうがピントが外れてる感じ。
たぶん、現像直後のスキャンだったかフィルムのカールが影響してるかも。
デジカメのほうがこの場合は綺麗に取り込めてる感じがある。
ってことは、どうもピンが来てない感じで眠い描写だ思っていたCONTESSA はスキャナが
悪かったってことか。
眠いのはツァイスのTessarのせいじゃなかったか。最スキャン(デジデュープ)で検証だ。

2018年6月4日月曜日

T-MAX D-76現像 NIKOMAT FTN テスト (追記あり)

早速パターソンの現像タンクでNIKOMATに詰めたT-MAX 100をD-76(1:1)で
現像してみた。
どれもはじめてのパターンで何も基準が無いといういつもの状況w
T-MAXデベロッパーって専用現像液あるけどとりあえず今回はパス。

早速の早速、アクシデント。
パターソン現像タンクの蓋が割れた~
ダークバッグ内でフィルムを詰めた後にすでに気がついたが遅い。
とりあえずダークバッグから出して蓋はテープでバラバラにならないようにして現像開始。
ムラが出たけど、フィルムに対して綺麗に直角だからカメラ内かフィルムがすでに感光もしくは変質していたかも。
期限切れのフィルムだし、保存状態もわからないものなのでなんともいえない。
もう一度NIKOMATで別のフィルムで撮影すればわかるだろう。
それ以外は綺麗に現像できた。
この感光しちゃってるスジは法則も無く前にも後ろにも発生しているし
連続していたり、撮影の間隔ともつながらない。
パーフォレーションまで綺麗にかつ均一に感光しているのでカメラじゃないと思うし。
コマの中で端だったりコマ間の場合もあり、撮影時に影響したとは考えにくいが、
次の撮影で検証しよう。

それとT-MAXをD-76で現像すると軟調になるって事らしいけど、ぜんぜん普通だと思うが。
単体露出計で計った値で撮影してきたが、おおむね正常な露光を得られたようだし。
FTNの内蔵露出計は単体露出計よりちょっとアンダーを示してたような感じだった。
ほとんどが雨の日の撮影で薄暗かったのでそうなってもおかしくはないだろう。








Camera NIKOMAT FTN / Film T-MAX 100 (期限切れ) / D-76(1:1) 22℃ 10min

スキャン後、Lrで補正してますが、
大きく前後はさせてないのでほぼ適正な写りでした。
コントラストは調整しましたが、はじめからそれなりに良いコントラストでしたよ。


追記。
あー、わかったかも。
NIKOMATの裏蓋のモルトをはがしまくったからたぶん、
巻き上げ側の蓋ヒンジぶぶんから光が差し込んで感光したな。
上下はたぶん大丈夫。このヒンジ側は盲点だったわ。

2018年5月31日木曜日

現像タンクのこと

今まで、KINGのベルト式35mm専用の現像タンクを使用してきた。
このベルト式ってのはリールにフィルムを巻くときに溝にフィルムを入れるのとは違い、
ベルトとともに巻き込む。
これは非常に楽チンで失敗が無い。
ベルトはパーフォレーション部に凹凸が有りフィルムとベルトが密着しないように
なっている。リール側に溝無し。
初心者でもほとんど練習無しに巻けると思う。
だがしかし、きつく巻くと結局はベルトとフィルムがくっつくところが出来てしまい、
現像ムラが発生するので、巻いてから軽くベルトを緩めるのがコツ。
それでもたまに巻き始め部分の現像ムラが出来やすい(1~2コマ程度)。

ムラに納得行かず、そこで中古のノーベルト式(リール直まき)を購入。
ヤフオクで1000円でゲット(人気無いな・・・)。
リールが違うだけでケースは同一です。
KINGのノーベルト式はリールのフィルム溝が片側にしかないので、
カールが強いフィルムを巻くとフィルム同士がくっついてしまい、
ベルト式よりも現像ムラが多発するという悲しみ。
片溝はよくない。ダークバッグの中で手探りではフィルムの密着具合はわからないし。
両溝にしてくれればいいのに。巻くのは楽なんだけどね。

それとKINGの現像タンクは軸をくるくる回すだけで倒立攪拌とかはしなくて良い。
なのでテーブルの上などで安定した状態で作業できるのは楽。
なにかで読んだが、攪拌の間の静止はトーンを作り出すのに重要だとか。
素人には良くわからない差かもしれないけど。

また、KINGの現像タンクは1回が450ccの液量なので、使い捨てにするにはもったいない。
今まではミクロファイン原液を疲労するまで繰り返し使ってきたから気にならなかったが
D-76の1対1希釈現像でワンショット使い捨てとなるとちょっともったいないなと。
そこで現像タンクを物色。
新品の35mm専用ステンレスは250ccで最小なのがいいが、意外と高価で6000円くらい。
ポピュラーなやつなのに割りと高いので驚いた。
なぜか120用のほうが5000円程度と安いのはなぜだろう。
135と120が兼用できるから売れ筋なんだろうか。
これが中古でも5000円前後と値崩れしないのが痛い。
どうしてもステンレスのLPLやマスコのが人気で王道といった感じなのか
今回のパターソンも競争無しで落札。

結局ヤフオクで古いパターソンを2000円でゲットした。
135と126兼用という時代を感じる品。
箱はボロボロだけど中身は蓋が欠けているだけで新品だった。
リールは135、126、120とサイズがスライドして兼用で便利そうだけど
ケースサイズから120は蓋が閉まらないからほぼ135専用。
リール巻き込みはいわゆるオートリールと言うヤツで
フィルム先端をリール外周の入り口の鉄球(ワンウェイベアリングのような動き)
まで入れると、フィルムは入るけど抜けない構造で分割構造のリール上下を
交互にひねるとフィルムがどんどんリールに飲み込まれていく。
すげー、楽チン&失敗無しや。
で、液量は290ccとなかなかコンパクト。
パターソン。この時代のは「SYSTEM4」となっている。
現行モデルはふたの形状が違う「SUPER SYSTEM4」ってことになってる。
蓋形状が違うからどこかが改良されているとは思うがわからない。
値札はヨドバシの1780円!当時はそんな値段だったのか。
今じゃどのタンクも5000円はするよ。

 奥がKINGベルト式、左がKINGの蓋をした状態。

リールの大きさ比較。
似たような構造だが軸もケースも別メーカーで混合しては使用できない。
軸径が合えばお互い補完できたけどね。無理だった。
パターソンの回転用軸は単品で抜ける(写真には写ってない)。
KINGの軸はスリーブと一体だ(赤いパーツ)。
KINGのは軸のすぐ外側に薬液が噴流するようにフィンがデザインされているので
大きくなってしまっている。

パターソンは薬液投入直後だけ軸まわしで
攪拌は倒立攪拌が標準だね。静置して軸回転でもできると思うけど、説明書では倒立攪拌となっている。
この辺はステンレスのやつと同じやり方みたい。
まだ使ってないけど。
NIKOMATに入ってるT-MAXでやってみようと思う。

そうそうNIKOMAT。
シャッター音がイイ。
「バシャン」っていかにも撮ってます感。
F80は電動だから「シャギュン」ってシャッター直後に巻き上げがある。しかも高速で静か。
NIKOMATは音がでかいw
機械式だからかもしれないが、反動と音になかなか酔うね。
中版カメラはもっと酔えるんだろうな。

2018年5月29日火曜日

単体露出計。とフィルムの小話。

どうもフィルムで撮り始めてからマニュアルで撮る機会が増えた。
すると貴重なフィルムを無駄に失敗露出写真で消費されてしまうのが悔しい。
スマホのアプリに露出計がたくさんあるけど、
速攻性に欠ける。
すばやく撮りたい時に起動させるのが非常に面倒だ。
そこでジャンクな単体露出計をヤフオクで1000円でゲット。
もともと酸化銀電池なのだが、今は無いのでLR44で使うのだが、特に問題は無い。
セコニックのCdSタイプのもの。
ボタン一発ですぐに針が振れるのは速攻性十分。
スマホでホーム画面出してアプリ探して起動して・・・何秒もかかるのに比べたら
一瞬で決まる。


この露出計は古いので万能といえるほどではないが、
こつをつかめば勘露出よりぜんぜん役に立つ。
この機体は入射光を測定する時の白いカバーが小さいので向きによるバラつきが大きいが、
カメラの反射式の内蔵露出計でお任せで撮るよりも被写体がリアルに撮れる感じ。
こういう背景が白の場合は特にマイナス補正されてアンダー傾向になるが、露出計で図って撮ると
見た感じそのままに撮影できる。
カバーをスライドすれば反射光式にもなるので、どんな状況でも役に立ちそうだ。

さて、お次はフィルム撮影を知らないもしくは自家現像をしたことが無い人に小話。
普通の35mmフィルムは撮影が終わるとパトローネにフィルムがすっぽり入っている状態。
自分で現像する時はパトローネからフィルムを出すんだけど、
壊すのはNotスマート。
そこでフィルムピッカーって道具を使う。
持ってるやつは年代モノだけど、現代のも同じ構造。
通称「ベロ出し器」
ピッカーの黒いリーダーをパトローネに差し込んで、
1番リーダーをスライドさせパトローネ内にリーダーを長く挿入。
フィルムの軸を半時計周りにゆっくりまわすとフィルムの先端がリーダーをはじく音が
「パチっ」っと音がするのを良く聞き、
音がしたら2番のリーダーを挿入。

そしたら、スパッとピッカーを引き抜くと・・・パトローネからベロが出るんです。
これが、ドヤ~ってなるw
ちょっとした職人気分。

現像する時は明るいところでベロだししておいて、ベロの先端を切り落とし、
ダークバッグに入れて現像リールに巻いて、最後は切るんです。
(暗室かダークバッグの中でやるんですよ)
または、撮影途中のフィルムもこうやって取り出して、ベロを出して別のカメラに
装填するなんてことも可能なわけです。
撮影したコマ数は覚えておいて、レンズキャップをしたまま空シャッター切って
フィルムを未撮影のコマまで送って使用開始です。
たまにこれでコマ数を間違えると多重露光になったり、故意にそうすることも可能です。
フィルムを使ったことがあってもフィルムピッカーを知らない人は
フィルムが終わるまでカメラが空かないと思うでしょうが、
フィルムピッカーを使えば撮影途中でもフィルムを入れ替えできるんですよ。
まあ念のため1コマか2コマ分は犠牲になりますが。
ピッカーは自家現像しない人でもあると便利です。
ちょっと面白いよ。

2018年5月26日土曜日

F80でNIKKOR-H.C AUTO 50mm F2 + 400TX

F80にAUTO50mm。
フィルムはトライエックス(400TX)
現像液はD-76(1:1)は初めて!
ニコンのオートカメラ・・・MFレンズで測光できないのは非常に不満である。
なのでしょっちゅう露出間違えて超アンダー連発で使えないショットがいくつも。
Aモードが使えたら楽なのに(キャノンは使える)。
レンズは認識しなくても フォーカスエイドが働くのは唯一の良いポイント。
(キャノンはCPUレンズで焦点距離を認識しないと働かない)



モノクロだから発色はわからないけどね。
明るいレンズはいいね。
特に不満も無く、むしろいい感じ。
そういえば、F80Sの機能でSSやF値をフィルムコマ間に記録する機能。
使えた。
ほらね。カットが難しくなるけどw
非CPUレンズはF値は当然記録されない。
CPUレンズはちゃんと記録されるよ。メモなんてとらないで撮影してるから
ちょっと参考にはなる。

場所は安曇野市明科のJRの廃線跡。

コンパクトフラッシュのSDカードアダプターの速度 -追記あり

今日はカメラについて。 昔からレフ機を使ってきて、一時ミラーレスも使ったことはあった。 が、EVFは便利な反面、リアル感が無いし 夜は眩しくて、ファインダーから目を離すと目がおかしくなる。 3台ほどミラーレスを持ったが今はレフ機に総入れ替えしている。 レフ機のファインダーはレンズ...