2018年5月18日金曜日

400TX (Tri-X トライX)のミクロファイン現像

ミクロファインがそろそろ疲労しているはずなので今回でいったん廃棄するとして、
VITOと新顔「VIVITAR ULTRA WIDE&SLIM」(現物はトイカメラムック本の付録Ver.)で
撮ってきたトライXを試す。
この右のビビターウルトラワイド。
タバコくらいの大きさでたぶん重さもそんなもの。
これがロモとかだったシャッターにバルブがあったり多重露光スイッチあったり
するんだろうけど、このウルトラワイド君はいっさい機能は無し。
22mmでF11、SSは1/125固定のワイド写ルンですといったところ。
(写ルンですは32mm,F10,1/140です)
30枚ほどVITOで撮って、フィルムを巻き戻し、ウルトラワイドに装填。
30ショットまでダークバッグ内でシャッターを切り出発。
ところが3コマほどダブってしまい2重露光に。
これもフィルムの楽しいアクシデントですが、
今回は使える画にはなってませんでした。残念。

初めてのトライX、初めてのISO400、そこへ教科書に無いミクロファイン現像。
トリプルの突撃ジェットストリームアタック。
まあ、一応検索してみてから現像するんですが、
知恵袋系のお悩み解決って回答している人に論点が違う人が多くて役に立たないw
T-MAXを富士の現像液で処理するとどうなるんですか?
って質問だとすると、「専用の現像液があるんだからT-MAXデベロッパー使ってください」って返答。
そんなことは百も承知で別のことを聞いてるんですが。
みんながみんな的をはずしているわけではないのですが、そういう回答者多いので。

きれいなグレーのフィルムだ。


自分の場合は、自分でやってみないと納得しない人なので、
めちゃくちゃな組み合わせでもトライです。
Tri-XにD-76は当たり前。それは正常で当然。
あまり情報が無いからやってみたい。それだけ。





Camera : VITO B / Film : Tri-X(400TX)(2006年期限切れ品)

さすが、ISO400。
暗部までしっかり写ってます。
前回のISO25とはえらい違いです。
曇りの午後なんで空は抜けてないですが、明~暗まで撮れてます。
サニーシックスティーンの法則で行きたかったけどVITOは1/200しかないんで
ほぼすべてが1/200,F16です。
ISO400は使いやすい。明るいところも暗いところも気にせず撮れる。

お次はVivitar ULTRA WIDE&SLIM



Camera : Vivitar ULTRA WIDE&SLIM / Film : Tri-X(400TX)(2006年期限切れ)

おおう、久しぶりの28mmより広い画角が気持ちいい。
コイツはトイカメラで完全におもちゃだけどちょっと人気がある。
良く写るレンズに周辺光量落ちがトイカメラらしい雰囲気を出してくれる。
軽くて持っていることすら感じない小さいカメラで、スナップにいい。
この画角でほんとうはLOMO LC-AがAEで調子良さそうなんだけど、中古でも1万円くらいはしている。
このビビターは中古で1000~2000円です。

で、本題、ミクロファイン現像はまったく正常にできましたね。
22℃(室温が22℃だったから)で7分30秒。(疲労現像液)
参考にしたのはフジフィルムのネオパン プレスト400の値。
一応、プレスト400はトライXを見本にしていると噂されているが、
会社が変われば乳剤の仕様も変わるだろうしあまり当てにならない。

やってみるとどうということはない。
知恵袋の質問者もフィルムを無駄にしたくない思いはわかるけど、
やってみればいいのにと思う。
究極超人あ~るの中で「トライXで万全!」って冒険としてのセリフだろうけど
どうなんだろう。当時は知らないから「無茶なこと」としか認識してなかったけど。
漫画中ではハイコントラストの印画紙に焼いてこそ味とあるので、
そこまでするとドラマティックな写真になるのかな~

自分で現像するに当たっていろいろなサイトを見ますが、
専門的なところの内容には感服しますね。
こんなやってみたらできた~程度のお遊びとは世界が違う。
フィルムの実効感度から現像液の成分、ハイライト~シャドーの濃さ・・・
きりが有りません。
自分なんて現像液は疲労していても使いまわしだし
カメラだってまともな露出も変えられないしで、
現像時間もきっと±1分は誤差ありですしw
勉強になるので参考にさせてもらいつつ、自分は楽しく現像路線で。

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