2024年9月8日日曜日

surface pro5 のバッテリー交換

 今回はMicrosoft のSurface Pro5のバッテリー劣化訳アリ品が9800円だったので購入。

交換用バッテリーはヤフオクなどで4500円で仕入れた。

早速、極薄の分解工具で液晶の周りの粘着テープを切っていく。

IPA(イソプロピルアルコール)をスポイトで垂らしながらやると粘着剤が柔らかくなる。

が、溶けて取れるところまでは溶解されない。


ここでせっかちに開けてしまったのが後のトラブルの元でした・・・
全周の粘着剤はとにかく5mm以上奥に無いので刃を入れすぎないことが需要です。
一番の危険エリアは横置きの正対したときの左下。
液晶の裏面の写真を撮り忘れましたが、めちゃんこ重要でした・・・後悔。
向かって左下に端から3mmほどのところにタッチセンサーのケーブルがあり、それを傷つけてしまいました。
左下の角から上と右に4センチくらいの範囲は要注意です。
ここを最後に開くようにもっていくのがよさそう。
にぎると開く吸盤工具があると便利。

液晶が外れたら
後はシールド板をはがしまくってヒートパイプやら
ビスを取りまくってコネクタも全部外してメイン基板を外します。
カメラ部についている黒いプラスチックはアンテナなのでおらないように外す。
ビス数本とケース外側に爪が数か所あり爪をコジるなりしてはずす。


ここでようやくバッテリーの端子が露出し交換となります。

が、バッテリーの両面テープがめちゃくちゃしつこい。
ヒートガンで温めながらやるのが良いですが、
私の悪い癖でせっかちなのでマイナスドライバーやカッターを差し込みまくって
はがし取りました。
すると元のバッテリーの包装であるアルミの袋はズタボロ。
途中ガスみたいなものは発生するが火は出なかった。
あれを無傷で取り出せる人はいるんだろうか・・・ってくらいしっかり張り付いている。
そこまで強く貼り付ける必要ないんじゃないかと思うが・・・
どうせ容量の無くなった起動もできないバッテリーなのでどうでも良いと思いはがした。

新しいバッテリーを接点の位置を合わせつつ、メイン基板に干渉しない場所に張り付けて
あとは元に戻すだけ。
せっかくなので接点や指で触ったところをIPAで拭いて綺麗にしておく。

surfaceは非常に完成度の高いタブレットだがバッテリーの劣化がひどくいただけない。
そのくせ外部から交換できないのはメーカーとしてバッテリーの寿命=本体の寿命と捨ててるとしか言いようがない。
まあタブレットなんてみな同じ構造だが、バッテリーは交換式にしてほしいね。
安いタブレットならともかくiPadも10万以上するのにこれはいただけない。

液晶のテープを貼り替えて(これが一番手間がかかった(笑))
貼り付ける前に起動テストして無事起動を確認したら貼り付けて完成。

すると・・・タッチが反応しなくなっていたー(´;ω;`)ウゥゥ
ドライバ?ハードウェア?と試行錯誤したが治らなかったので
もう一度液晶を開いてみたところ、左下のタッチセンサーを思われるケーブルをカッターで破損させているような感じだった。

もう仕方ない、あきらめてタイプカバーとマウスで使うことにした。

とにかくSurfaceは完成度が高い。
質感も良くPro5は発売から5年経っていても性能は現役で使える。
ノートPCと割り切って使えば問題ない。
満充電すれば1時間以上使えるようになった。
これだけもてば十分だ。
中古での訳あり購入時は外部電源無しだと一瞬画面がつくけど起動はおろか
電源ケーブルが抜けたとたんに落ちる状態だったからね。

バッテリーの交換はやや難易度が高い作業なのですが、
工具とちょっとした器用さがあればできる。
とはいえ誰にでもとはお勧めできないレベルかな。

本体が約1万円。
バッテリーが約5000円。
工具や両面テープで1500円。
で一応復活できました。

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