2018年11月30日金曜日

Elmar 50mm f3.5でJupiter-8 50mm f2はどうしようか

Jupiter-8 50mm f2はどうしようか。
エルマーをはじめて使っていきなりピンが来たので正直これ1本でいける気がしてる。
なのでJupiter-8はf2ではあるが、正直開放では使い物にならないので
結局f3.5のエルマーに勝てない感じ。

でもね・・・絞ると写るんだ。これがシャキッと。
持っていてもいいんだろうけど、正直、今後50mmはエルマーオンリーだと思う。
最後になるか・・・Jupiter-8の撮影。



Camera Leica IIIf / Lens Jupiter-8

明るい時に絞って撮影すると、ほんとキリリと撮れる。
捨てがたい。

2018年11月28日水曜日

旧エルマー 50mm f3.5 のテスト と、写るんですからISO1600のフィルム取り出し

旧エルマー 50mm f3.5 のテスト

1週間後、ちょいとイベントがあってそこでエルマー一本で行きたいので
すぐにテスト撮影。
一眼とちがってレンジファインダーはテストしないとピントの感じをつかめないので
必須の儀式。

1mで開放。
うん。Jupiter-8と違ってちゃんと1mにピンきてる。
Jupiter-8は1mの時15cmくらい前ピンだったから、エルマーはかなり精神的に良い。
開放だから少しふわっとしてるけど、芯はあるしまったくOKじゃないか。
Jupiter-8のf2開放なんてモヤモヤしてユルユルで使い物にならない感じだし。

f5.6にするだけでバッチリ使える深度になる。
これが良くできた本物のLeitzレンズなのかと関心。
ロシアンレンズのユルポワが信じられなくなる。

無限遠もf5.6のままで綺麗に写った。自分の中での信頼度は最高点。

室内で1m。これ、Jupiter-8だったら完全にピンはずしてるからね。
ボディの連動距離計との相性抜群だ。
これはロシアンレンズ使えなくなりそう。
この信頼性はどこから来るのか・・・

よし、そのままの状態でバッチリ使えることがわかった。

写るんですからISO1600のフィルム取り出し

室内でのイベントなのでISO1600のフィルムを使う。
当時ISO1600のフィルムが入るなんて想像していなかった時代のカメラに。
だけど今ってISO1600のフィルムってNatura1600しかないのか・・・3000円だよ。
そんなの使えない。
そこで「写るんです ブレに強い」から1600のフィルムを取り出した。
27枚撮りで1200円だよ。何この価格差。

ダークバッグ内で容赦なく撮りきる。このボディは一度もまともに撮影してもらえない。

ぱっかーん

ほらISO1600のフィルムが手に入った。
おまけに単3電池1本もね。

2018年11月27日火曜日

旧エルマー Elmar 50mm f3.5 を購入。

旧エルマーが欲しい!...ゲット。

ロシアンレンズのJupiterは面白い。
だが、やはり沼と言うか物欲でライカにはエルマーって頭の中でグルグルし始めた。
きっとすべてのライカ使いに現れる症状だろう。
この病気に冒されて、eBayで格安のボロボロ品を購入。
見てくれは非常に「悪い」が自分には歴史を感じてむしろイイと判断。
きっと綺麗なライカをもっていたい人には見向きもされないだろう。

俗に言う旧エルマーだ。ショートエルマーとも呼ばれる(はず)。
その意味は、レンズ固定式 A型ライカについていたものをLマウント化したもの。
これはライツ純正の対応でレンズ交換式になってからの仕様なのだが、
歴史はほどほどにして、そういうことであるという程度で。
だって、A型についてたなんてロマンでしかない。
写りは新エルマーのほうが良いとされているが、ロマン成分が少ない・・・

A型の頃はフランジバックが統一されていなかったため、個体ごとにレンズの
無限をシムで調整して取り付けおよび出荷していたので、
レンズのフランジバックや無限遠の個体差が大きかったらしい。
新エルマーよりも筒が短いからショートエルマーと呼ばれているようだ。
詳しい人ならエルマーだけで一晩解説してくれるだろう・・・

にわかライカ使いが旧エルマーを見分けるために勉強したポイントをまとめる。

(が、正しいかはわからないので詳しい人に聞いてください)
偽物を買ってしまっては意味がないので。
エルマーには「5cm」「50mm」の2種類の表記がある。
cm表示は新エルマーで、mm表示が旧エルマーらしいのだが、偽物もmm表記が多い。
また、feet表記もある。本物は「feet」「mtr」の表示あり。

絞り操作レバーの内側にあるフィルターネジが細いのが旧エルマーで、
現在よくあるネジピッチのは新エルマー。
また、絞り操作環がレバーではなくギザギザした環状のものは偽物。

旧エルマーの決定的判別ができるのが、指掛けの裏に刻印があれば本物。
0,1,3のナンバーが刻印されている。
焦点距離によって3種類に分類されて刻印が施されている。
この刻印がない物は新エルマーか、偽物の可能性がある。
mm表記で裏に刻印がない物は偽物の可能性大。
新エルマーについてはあまり勉強していないので、間違っているかも。

さらに、DIII型以前のエルマーはニッケルメッキで、1m~∞まで約1回転です。
詳しく知らべていませんが、おそらくコピーエルマーは1回転のはないと思います。
ニッケルメッキで1回転ならきっと本物だと思います。

それと、「Germany」の刻印は輸出向けに刻まれるらしく、
この個体はそれがないのでドイツ国内仕様なのかな。

刻印は「1」だ。

やっと純正の組み合わせ。

沈胴すればめちゃコンパクト。
しかしガリガリに擦れている。おかげで気を使わずに使い倒せる。

この「0」はフランジバックが統一された交換レンズのしるし。
初期はフランジバックが統一されていないため決められたボディとペアでしか使えない状況だったようです。
後に、それは「不便だ」となってフランジバックが28.8mmに固定されたそうな。
もし、その初期型があるとすればペアのボディナンバーが刻印されているらしい。

とりあえずポイントを抑えれば偽物をつかむまされることはだいぶ減ると思う。
純正でもイレギュラーなモデルも存在するので難しいのだが、よく見るとわかるので参考までに。

2018年11月26日月曜日

ロシアンレンズ Jupitar-12

ロシアンレンズ Jupitar-12

ロシアンレンズはチープ道にふさわしいLマウントの廉価レンズだ。
さすがに50mmしかないとちょっと巾が足りない。
そこで35mm F2.8のJupitar-12をeBayで購入。$90くらいだった(送料込み)。
ウクライナの出品にいささか不安はあったが、数千件のポジティブフィードバックの
出品者だったので、そこを信頼して購入。
ウクライナから約2週間で届きました。
ここ数日、ウクライナとロシアがいがみ合っていたのでなおさら不安だったが、
なんとか届いた。

この、所有欲をそそる後玉が特徴。
マウントから約22mmも飛び出しているので、アダプターでミラーレスには付けられない。
ソニーの一部にはつくみたいだけど。
ツァイスのビオゴンのまねっこらしい。
とにかく、個人的にIndustarより信頼している。
個体差が激しいとは言うものの、初めて使ったIndustarがポヤポヤだったから。
そしてはじめて使った Jupitar-8が綺麗に撮れたから。
試写はこれからのお楽しみ。

2018年11月25日日曜日

13年期限が切れた限定販売フジフィルムの「fortia」

フジフィルム fortia (フォルティア) の13年期限切れ品!

と言うわけで、LC-Aに詰め込んで使ってみました。
リバーサルフィルムなのでAEカメラが良いですね。楽チン。
感度設定はそのままISO50。
当時、エクタクロームが「高彩度」、ベルビアも「高彩度」を謳っていた。
そこに期間限定で「超高彩度」のfortiaが販売されました。
それが13年の期限切れでどうなったか。







 だいぶ緑に転んでます。
そうでないのもありますが、ほとんどが緑かぶりです。
感度の低下はあまり見られないかんじでしたが、1段上げればもっと綺麗だったかも。
粒状は非常に細かく滑らか。 
超高彩度とのことですが、普通の高彩度くらいには落ちているのかもしれない。
当時の口コミだと赤が飽和するなんて見つけたので、アンダー目に撮るのが吉らしい。
とんでもない仕様だな。まさに彩度MAX。

2018年11月21日水曜日

15年期限の切れたKonica JX400をISO100で撮ってみた。

15年期限の切れたKonica JX400をISO100で撮ってみた。

前回、表記どおりISO400で撮ったら超アンダーだったので
2段露光量を上げてISO100で撮ってみたら、そこそこ写ってた件。
それもでネガを見る限り黒いのでISO50でもいいかも。
残りはあと一本。

朝霧の安曇野

松本市、あがのたの森公園のイチョウ



松本市、弘法山古墳


色の転びがまるで異世界のような雰囲気。
期限切れの面白い効果だ。
デジタルでいくらでもできることだけど、フィルムで予想外の色になるのが楽しい。
うまく写らないのがフィルムの愉しみなのだから。


2018年11月14日水曜日

レーザーライナーを距離計に通してみた

レーザーライナーを距離計に通してみた

コリメーターについて調べていたらレーザー光をファインダーに通して調整する
なんて方法があったので、「ウチにレーザーあるじゃん」と思って、
仕事で使うレーザーライナーをライカのファインダーに通してみた。

精度とかはさておき、どうなるか試してみた。
こういうやつで、建設現場で使う水平、垂直、真上を離れた場所から照射する機械。
コイツは旧型なのでデカイけど、最近のはもっとコンパクト。
安物ならホームセンターで数千円で売ってます。
ドットのレーザーポインターでも良いと思うが、持ってない。

レーザーライナーの前にライカをセット。
距離計のプリズム側からもレーザーが出ている。

置いただけだとレーザーライナーと平行じゃないのでずれてますが、
ファインダー越しの2本のレーザー光が写りました。

一応、一直線になるように平行にセット。
ポインターだと平行にするのは難しいかも。
ポインターでやる時は遠くのポイントを合致させれば良いのかな?

レンズの指標を「1m」にして、フィルム面から1mのところのレーザーを見るとほぼ一致。
適当装置だから正確なフィルム面から1mを計れていないので参考程度だけど、
まあまあ良い線いってるんじゃないかと。
無限遠はどうやって調整に使えるかまだ良くわからない。
遠くなるとレーザー光が減衰しちゃって無限遠の精度を計るには難しかった。
ポイントのほうが減衰が少ないだろうから、レーザーポインターを持っている人は検証して欲しい。
レーザーがどこまでいっても平行線になれば無限遠のはずなんだけど。

2018年11月11日日曜日

距離計いじってからの試写

Leica IIIfの距離計を自分なりに調整した結果。

どうも最短は前ピン。
とりあえずレンズ側の距離目盛1mにぴったりあわせて撮影してみた。
5m以上~無限まではそれなりにピンが来ているように感じる。
近場が前ピンなのはレンズの個性なのかもしれない。
なにせレンズを他に持っていないので比較しようが無いが、
調整前よりしっくり来る感じ。
ピンボケな写真が激減した。
レンズは1mにして撮ってみたら手前20cmくらい前ピン
最短は20cmくらい奥を狙うしかないか。

絞ればかなり合う。

7mくらい先を狙ったパンフォーカスはOK。

日陰でF5.6くらいだけど、3mくらい先のピンも大丈夫みたい。

ちょいボケた。4mくらいのとこ。

Camera Leica IIIf  / Lens Jupiter-8

3mくらいの看板だけどピン来てる。
よしよし。
調整前より格段に狙いやすくなってきた。
もう一本レンズ欲しいところ。

2018年11月7日水曜日

良いか悪いか?Leica IIIf

チープ道的にLeica IIIfは邪道なような気もしないでもない優等生だ。
きっとちゃんと整備されたIIIfと整備された純正レンズなら
問題なくバチッとビシッと決まる優等生に違いない。
写真はカメラじゃないって言いたいが、そのカメラでないと撮れない雰囲気はあると思うし。

ボディがある以上、純正のレンズを揃えたいが、高価だしチープに遊ぶにはどうかと。
いい訳だね。
まあとりあえずJupiter-8がまだまだ遊んでみたいレンズなのでしばらくはこれだ。
物欲に負けてしまう形で衝動買いしてしまったがが、
今となってはDIIやDIII、IIIaあたりにすればもっと工夫が必要で機械式カメラを堪能できたんじゃないかと思い始めてしまった。
 IIIfが難なく使えることがちょっと物足りないと言うか・・・贅沢だね。

距離計を調整してからの撮影はまだ撮り終らないので今までのとりあえず撮ってみたヤツ。




Camera Leica IIIf
Lens Jupiter-8 (50mm/F2)

2018年11月6日火曜日

マウントアダプターについて気になった

マウントアダプターは正確なのか?
です。

手持ちのm4/3で使うためのマウントアダプター2点。
ライカLマウントレンズ>m4/3ボディ
ニコンFマウントレンズ>m4/3ボディ
の2個をノギスで測ってみた。
ちなみにm4/3のフランジバックは20mmです。

L>m4/3のは9.4mmだった。
m4/3につけると29.4mmとなり、
ライカのフランジバックは28.8mmだから0.6mm長くなってしまう。
おそらくレンズの個体差が大きいことを想定してわずかに長く作ってあるのかも。
無限遠が出ることを優先して最短をわずかに犠牲にしているのだろう。
無限遠が出ないことには使い物にならないからね。
それか、もしかするといい加減な精度で酷いものなのかもしれないが。

次にニコンF>m4/3のアダプター。
見事に26.5mmで遊びは無し。
さすがにニッポン製一眼レフのレンズは正確に作ってあるという信用の証。
m4/3の20mmに足してぴったりニコンFの46.5mmとなる。

なので、前記事の距離計の調整に使ったLマウントアダプターはあてにならないということになる。
まあ調整後の違いを見ただけなので問題は無いが。
これも自分の持っているマウントアダプターの精度を知っておくべきだということだ。

バルナック ライカ 距離計 調整

バルナック ライカ 距離計 調整
です。

かなり危険な匂いがします。
無謀だとわかっています。
レンズもボディもどっちが間違っているのかわからない状況だからです。
本来なら距離とピントが合っている完璧な調整されたレンズが必要だからですが、
手元には変なロシアレンズ一本のみと言う状況が無謀だと。

だけど、撮った写真のF5.6以下、かつ2m以内の近距離がかなりピンボケ。
まあ難しい領域の撮影だとしても、ちょっとひどかった。
納得できなかったので今回やってみようかと。

このJupiter-8、F5.6以上に絞るとものすごく綺麗に写るんです。
正直、ちょっと惚れました。
ですがF5.6以下、特に開放で撮るとかなりふわふわでただでさえピンがわからないのですが、
こんかい入手したバルナックライカIIIfはどうも至近距離で大きく外れるようだ。

まずこの状況でできるだけ正確に調整する方法は、
ボディのフランジバックが正確に28.8mmなのかを確認。
SSを「T」にしてフランジから圧板までデプスゲージで計ってみる。
まあまあ、精密に測れないただのノギスだけどおおむね良さそうだ。
次はレンズを無限遠にセットして、ヘリコイドの突出量を測る。
これがライカLマウントの無限遠の規格で「7.5mm」に決まっている。
今回レンズのピントは無視することとする。
光学的に測定できないので寸法で調節することとする。
そうすれば一応ボディもレンズも標準規格になるはず。
で、レンズは無限位置でちょうど7.5mmの距離計コロを押す繰り出し量になる事がわかったので、
ヘリコイド自体は正確だと思う。

今度はこのレンズをボディにセットしてレンズの無限遠が合っているとの前提で
ボディの距離計調節ネジを回して無限遠の物と二重像を合致させる。
ファインダー右下の化粧ビスの下にあるマイナスの小さいネジをまわすのである。
これが結構固い。
反時計には軽く回るのに時計方向にはきついので微調整が難しい。
このとき、1km以上遠い物体に合わせるのが理想です。
この個体は90度ほど反時計にまわしたら二重像が合致するようになった。

おそらくボディは無限がほぼ正確になったと思われる。
距離計コロを7.5mm押したところが無限遠という規格に合ったはずなので。
ボディがさらに不正確になる可能性はあるが、規格上の「7.5mm無限遠」には
近づいたはずだ。

必然的に最短1mが合うはずなのですが、
古いレンジファインダーカメラで最短は正確性に欠けるというのが常識。
本当はぴったり合って欲しいところなので、とりあえず出来るチェックは
レンズをマイクロフォーサーズ機にアダプター経由で取り付けて
1mを計った被写体にピントを合わせておき、ヘリコイドの距離指標とのズレを見る。
このJupiterはおおよそ指標で1mと10cm程度の位置でピンが来ているようです。
ピントが狂わないようレンズをはずしライカに取り付け、
二重像のズレを確認。
ちょーっとズレてる。で、レンズの指標1mにあわせると前ピンになるようだ。
このレンズ固有の特性として覚えて使うしかない。
というか、レンジファインダーカメラで最短かつ開放で撮って合うわけがないと
思うべきところなので、
ここは最短ではF5.6まで絞って被写界深度のお世話になるしかないだろう。
レンズの指標見れば1m~4mくらいまでと、5mから20mまでの移動量が
ぜんぜん違うのだから近いものほどレンズの移動量とフォーカスがシビアだとわかる。
被写界深度に頼る使い方が正しいのだろう。

で、ここまでは機械的にフォーカスを調節したにすぎず、
実際のピントが指標と一致しているかは実際に撮影して写真を見るしか確認できない。

このJupiter-8は真ん中でレンズとヘリコイドがネジ込み構造で分離できる構造。
根元と先端をしっかり握って反時計方法にぐいっとひねると外れる。
中に1.6mmくらいと0.2mmくらいの調整シムが入っていた。
おそらくメーカーで無限遠を調整するためのシムなので
ロシア製とはいえ光学メーカーの調整品のほうが自分のような計測器もない素人
よりは断然信頼できるのでこのシムはへたに取り除かないほうが良いと考える。
だけどねー、分解跡はあるし、だいたいねじ込み構造がどれだけ不正確なものか。
すりあわせ面がネジ締め付けの力次第でずれるんだもんね。
まあ仕方ない。
そこはロシアのオールドレンズだ。
 整備されたライカ製のレンズが無いのでこれ以上検証できない。
実写してみるか。

とにかく、無限遠で2重像がぴったり来るのは精神的に良い。
それだけでも良しとしよう。

xTool S1 のwi-fi接続方法 覚書

 xTool製のS1というプロ用レーザー彫刻機を触る機会がありました。 その際、説明書のWi-Fi接続方法がいまいちわかりにくく、  解決した方法をメモ書きておきます。   あらかじめスマホにxToolのアプリを入れておき起動しておきます。 スマホは接続したいアクセスポイントに接...