2018年11月27日火曜日

旧エルマー Elmar 50mm f3.5 を購入。

旧エルマーが欲しい!...ゲット。

ロシアンレンズのJupiterは面白い。
だが、やはり沼と言うか物欲でライカにはエルマーって頭の中でグルグルし始めた。
きっとすべてのライカ使いに現れる症状だろう。
この病気に冒されて、eBayで格安のボロボロ品を購入。
見てくれは非常に「悪い」が自分には歴史を感じてむしろイイと判断。
きっと綺麗なライカをもっていたい人には見向きもされないだろう。

俗に言う旧エルマーだ。ショートエルマーとも呼ばれる(はず)。
その意味は、レンズ固定式 A型ライカについていたものをLマウント化したもの。
これはライツ純正の対応でレンズ交換式になってからの仕様なのだが、
歴史はほどほどにして、そういうことであるという程度で。
だって、A型についてたなんてロマンでしかない。
写りは新エルマーのほうが良いとされているが、ロマン成分が少ない・・・

A型の頃はフランジバックが統一されていなかったため、個体ごとにレンズの
無限をシムで調整して取り付けおよび出荷していたので、
レンズのフランジバックや無限遠の個体差が大きかったらしい。
新エルマーよりも筒が短いからショートエルマーと呼ばれているようだ。
詳しい人ならエルマーだけで一晩解説してくれるだろう・・・

にわかライカ使いが旧エルマーを見分けるために勉強したポイントをまとめる。

(が、正しいかはわからないので詳しい人に聞いてください)
偽物を買ってしまっては意味がないので。
エルマーには「5cm」「50mm」の2種類の表記がある。
cm表示は新エルマーで、mm表示が旧エルマーらしいのだが、偽物もmm表記が多い。
また、feet表記もある。本物は「feet」「mtr」の表示あり。

絞り操作レバーの内側にあるフィルターネジが細いのが旧エルマーで、
現在よくあるネジピッチのは新エルマー。
また、絞り操作環がレバーではなくギザギザした環状のものは偽物。

旧エルマーの決定的判別ができるのが、指掛けの裏に刻印があれば本物。
0,1,3のナンバーが刻印されている。
焦点距離によって3種類に分類されて刻印が施されている。
この刻印がない物は新エルマーか、偽物の可能性がある。
mm表記で裏に刻印がない物は偽物の可能性大。
新エルマーについてはあまり勉強していないので、間違っているかも。

さらに、DIII型以前のエルマーはニッケルメッキで、1m~∞まで約1回転です。
詳しく知らべていませんが、おそらくコピーエルマーは1回転のはないと思います。
ニッケルメッキで1回転ならきっと本物だと思います。

それと、「Germany」の刻印は輸出向けに刻まれるらしく、
この個体はそれがないのでドイツ国内仕様なのかな。

刻印は「1」だ。

やっと純正の組み合わせ。

沈胴すればめちゃコンパクト。
しかしガリガリに擦れている。おかげで気を使わずに使い倒せる。

この「0」はフランジバックが統一された交換レンズのしるし。
初期はフランジバックが統一されていないため決められたボディとペアでしか使えない状況だったようです。
後に、それは「不便だ」となってフランジバックが28.8mmに固定されたそうな。
もし、その初期型があるとすればペアのボディナンバーが刻印されているらしい。

とりあえずポイントを抑えれば偽物をつかむまされることはだいぶ減ると思う。
純正でもイレギュラーなモデルも存在するので難しいのだが、よく見るとわかるので参考までに。

0 件のコメント:

コメントを投稿

xTool S1 のwi-fi接続方法 覚書

 xTool製のS1というプロ用レーザー彫刻機を触る機会がありました。 その際、説明書のWi-Fi接続方法がいまいちわかりにくく、  解決した方法をメモ書きておきます。   あらかじめスマホにxToolのアプリを入れておき起動しておきます。 スマホは接続したいアクセスポイントに接...