2021年3月13日土曜日

Super Console Xのdtbについて

 公式からdtbが公開されいることを先日書きました。

そこでその公式のdtbはどのdevicetreeのファイルに当たるのか調べてみました。

バイナリレベルで差分を検証するアプリ「undup15」で検索してみたところ以下の結果。

 

公式 >> devicetree内の等価ファイル

dtb.img for console x 905M chip   >>  gxbb_p200_1G_100M_RealtekWiFi.dtb

dtb.img for console x 905L chip    >>  gxl_p212_1g_slowmmc.dtb

dtb.img for x pro                         >>  gxl_p212_1g.dtb

という結果でした。

意外と905LとPROが共通のボードで仕様違いっぽくて、

905Mだけ他サイトで紹介されているRealtek仕様だということ。

そちらの方が初期型なのかもしれないので、初期型の場合はRealtek仕様のファイルで合っている。

だが最近入手された方は自分も含めボードが変わっていると思われ、slowmmc仕様だ。

PROも先頭の「gxl_p212」が合っているのでボードが共通なのかもしれない。

で、CoreELECの対照表的には

初期型と思われる905MのはNexbox A95と同等

905L用はDocooler M9S Pro、SAMMIX R95と同等

PRO用はDocooler M9S Pro 16などと他多数と同等ということになる。

まあとにかく、公式のdtbも結局はdevicetree内のファイルだということが分かったので

特に困りはしないことが分かったという備忘録。

2021年3月11日木曜日

Super Console X のリカバリについて

 前回、EMUELECの新規作成方法を簡単に書いたが、

SuperConsoleX(以下SCX)もPROを含めた公式のリカバリが公開されている。

https://drive.google.com/drive/folders/13CJtUDwpNRn9t04oUev6UXmGtEE9kNhN 

ここに公開されいます。

YouTubeにここに置いてある動画がリンク付きで公開されています。

DiskGeneusで書き込むためのイメージと

一般的なrufasやwin32diskimagerで書き込めるイメージの2種類が公開されています。

それと公式のdtb.imgが3種類公開されているので安心できそう。

S905L、S905W、そしてPRO用です。

 なぜPROだけS905Xと書いてないのか謎。

とにかくノーマルのSCXもLとWの二種類があることが判明しましたので

dtb導入の混乱もこのせいなのか?

結局、私の起動できなくなったJYDMIXもPRO用のdtbを試したが起動しなかった。

やっぱりSDカードが読めなくなっている可能性が高い。

起動できたSDカードですら起動しなくなっちゃったからね。

リセットスイッチのあるTVBOXではリセットスイッチを押しながら電源投入すると

リカバリモードが起動するので工場出荷時リセットしてもダメだった。

ちなみにリセットスイッチは表に見えるタイプと、音声出力のミニジャックの内部にあるものとありますのでお持ちの機器にリセットスイッチが見えなくても

ミニジャックの奥にスイッチが隠されていることがあるので見てみたください。

つまようじなどで奥を突くとカチッとした感触があればリセットスイッチ。

EMUELECの辛いところはリカバリもアップデートもイメージを書き込むため

すべてが消えてしまうということを意味する。

storageエリアは温存してシステム領域だけのアップデートできるようにしてもらいたい。

DiskGeneus用のイメージだけはシステムとstorageと別れているので

うまくいく可能性はあるけど、

windowsと違ってドライブのマウントを指定する都合上うまくいかないんじゃないかとは思う。

 

さて、この手の話題は海外のフォーラムが非常に活発なのですが

英語が苦手な私としては日本語で調べたいものです。

とりあえずコメント欄があって書き込みのある

トンチキさんのブログ

https://tonchikiroku.com/super-console-x-review/

か、5chあたりしか見かけることはできません。

トンチキさんのブログは有志が回答してくれていますが、

 やはりwindowsとlinuxの区別がつかない人が非常に多く見られますので

 SCXもEmuELECもandroidもLinuxというOSで見た目がそれぞれに変えてあるものです。

そしてLinuxはWINDOWSのパーティションとLunuxのパーティションを扱えるので

 バージョンや構成によりあらゆる状態を自由に作り出せるため見分ける必要があります。

 また、ネット接続でファイルを操作するためにはLANでのIPアドレスの使い方も知っている必要があります。

その程度のスキルは必要と思ってください。

 Linuxはフリーなので非常に柔軟にあらゆるものに対応しています。

反面、非常に種類や派生が多く見極めが難しく、個性が強いためWindowsのように

ほぼ固定された環境しか知らない人には扱いにくい面があります。

おすすめはLive CD LinuxなどでCDやDVD、USBから起動できるLinuxに触ってみること。

それならwindowsを書き換えることなくLinuxが起動します。

新しいOSを使うのは戸惑いもありますが新鮮で楽しいですよ。

2021年3月10日水曜日

EMUELEC 導入について dtbのこと

EMUELECを新規にSDカードにインストールする方法についてです。

https://github.com/EmuELEC/EmuELEC の右ペインから「Release」内に最新のファイルが揃っています。

私が入手したSuperConsoleX(SCXとする)はVer3.9だったが、現在はVer4.0まである。

いろんな端末向けに構成されたイメージがあるが、AndroidTVBoxなら「Generic」を選ぶ

 EmuELEC-Amlogic.aarch64-4.0-Generic.img.gz これかな

gz圧縮を解凍してimgファイルに戻して、rufasなどでSDカードに書き込む。

 数分で書き込み完了し、そのSDカードのフォルダを開く。

この時、EMUELECのパーティションしか見えない。気にせず次、

 仕上げにdtb.imgを機器に合わせたものを「devicetree」フォルダから

ルートディレクトリにコピー、「dtb.img」にリネームして、初めから入っているdtb.imgを削除するなり上書きして置き換える。

実はここが難問で、機器に合ったdtbを選ぶのに苦労し起動できないことになる。

devicetree内のファイルはわかりにくい名前だからだ。

SCXのオリジナルのdtb.imgをバックアップしておくのが簡単なのだが、

無い場合はおそらくgxl_p212_1g_slowemmc.dtbでいいはずだ。(SCXのオリジナルと差分をとると同一のファイルはこれになる)

他サイトでは別のファイルが紹介されているのでうまくいかない場合は試してみてください。

私のSCXもX96miniもJYDMIXもこれで起動した。

そのdtb.imgを入れ替えたSDカードを機器に差し込んで電源を入れるとEMUELECが起動し、

最初の一回目だけROM置き場のストレージのパーティションが作られる。

あとはそのストレージにROMイメージやBIOSをコピーしておけば次回起動でゲームができる。

これが基本のインストール手順だ。

先に書いたが機器に合わせたdtbを選ぶのに苦労すると書いたが、

うまく起動しないときは試行錯誤することになるからだ。

ヒントはCoreELECに機器とdtbのリストが掲載されているので参考にしてみてください。

EMUELECはCoreELECでできていますので。

https://coreelec.org/dtb/

私のJYDMIXが突如SDから起動しなくなり、試行錯誤したが結局起動できないままだ。

SDなしでTVBOXは起動するんだがなー

で、分解してみたら基板に「BX905X」とある。検索すると「SUMMIX R95」と同等だとわかった。

そっちの方がメジャーなのでJYDMIXはOEMだね。

で、CoreELECによるとR95用のdtbは gxl_p212_1g_slowemmcということになっているが、

このファイルSCXと一緒じゃん・・・

初めは起動できたのに現在は起動できなかった。

SDカードが読めなくなったのかな??

有線LANで起動したTVBOXにアクセスしようとしたがつながらない。

TVBOXだけではsambaは入っていないようだ。

覗ければSDカードがマウントされているかどうかわかったのに。

こういった情報はとにかく「数」だから誰かのヒントになればとここに書いた。


ちなみにdtbファイルは単一のカーネルを複数の機器で汎用的に使いまわせるように

機器ごとの搭載デバイスの使い方をdtbファイルに記述してあるものだと思う。

カーネルにすべてのデバイスを内包させたらメンテも追加も大変だからね。

デバイスツリーブロブの略。

簡単に言えばデバイスリストということになる。

機器ごとに正しいものを選ばないと満足に動作しないことになるし、起動さえしないことの方が多い。

SCXのスペックがいまいちはっきりしないので混乱している。

実際、SCXのWiFiはRealTekなのにJYDMIXはBroadcomで

起動できた時はどちらも正常にWiFiが使えたのでそれよりも上層のデバイスが起動に関係していると思われる。

メーカーが違ってもある程度共通化されているのかも。

ソースを見ればわかるんだろうけど、そこまで読める人じゃないし。

Linuxも触ったことがあるって程度の知識しかないので。

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