2018年4月28日土曜日

フィルムは残るか。残すか。

最近というか、デジタルが当たり前になった頃からあるサービス。
フィルムのデジタル化。
今時ならとても便利だと思う。
場所はとらないし劣化もしない。
メディアを無くさなければたくさんしまっておける。

自分の荷物で結婚する前のいろいろが詰まったダンボールを開けてみた。
そこには若かりし頃の自分や友人の写真がたくさんあった。
アルバムもネガもあった。
パラパラ見ると懐かしい。
プリントはすぐに見られる利点がある。劣化はしてしまうけど。
ネガはプリントほど簡便ではないけど見ることはできる。
劣化もするだろうけどプリントほどではないだろう。

デジタル写真はどうだろうか。
今回見つけた写真はざっと20年前のものだ。
今から20年先に今のファイルとしての写真を見ることができるのだろうか。
jpegはそれなりに成熟したフォーマットだしスタンダードなので見ることはできるだろう。
でも技術の進歩は想像がつかないので、ブルーレイディスクやDVDはドライブが存在するだろうか。
ましてやHDDの状態でしまっておいたら接続できるだろうか。
すでにIDEのHDDは危ういが、まだケースも変換も困ることは無い。
今のところFDDはまだ読める。
だが20年先はどうだろうか。
シリアルATAでさえ過去のものと化しているだろうから、
接続できないかもしれない。
USBだって存在しないかもしれないので、USBメモリやフラッシュメモリも危険だ。
まだディスクメディアのほうが20年先でも読めるドライブがある可能性はある。
可能性としかいえないが。

今家にあるSCSIのドライブはすでに利用できない。
SCSIカードを入手したとしてもドライバもアプリケーションも無い。
HDDやDVDドライブはたぶん認識するだろうがスキャナとかはTWAINでも厳しいか。
SCSIは現在でも難しくなってきている。
VHS、8mmビデオ、DVですら危機的状況だ。
なんとかすべてのデッキをしまってあるが、正常に動作するかはわからない。

デジタル物は保存メディアの見極めが難しい。
その辺、フィルムは今のところ不変でアナログ処理でもデジタル処理でもプリントや
スキャンができるので、案外20年先でもなんとか見ることはできるだろう。
20年先でもスキャナはあるだろうし、光に透かしてカメラで撮ってもいい。
アナログは劣化と引き換えに人が見やすい形状をしている。
デジタルは道具がないとまったく見えないわけだし。

ダンボールから出てきた過去写真をデジタル化することに意味はあるのだろうか と考えた。
自分が死ぬ頃には処分するだろうけど、残しておきたいものがあるとすれば
アナログで長期保管し、手軽に見るためにはデジタル保存でというのがいいのかもしれない。
ネガの無いプリントはやはりデジタル化してでも保存したほうがいいだろうな。

2018年4月26日木曜日

新フィルム Washi D Sputnik を使ったら

この「Washi D Sputnik」はハンドメイドフィルムで、
触った時フィルムが薄いと感じた。
ハンドメイドらしく使いまわしのパトローネにラベルを貼ってある。
まあそんなもんかとContessaに装てんし、使ってみたら
すぐに異変は起きた。
シャッターチャージ兼フィルムの巻き上げレバーが非常に重い。
それでも無理やり巻いていたら壊れた。
6ショット目くらいだったかな。
やばーと思ったが、とりあえず撮ってないフィルムを取り出すことにして
裏蓋を開けたら、あらら巻取り軸の前にあるスプロケットに巻きついて絡まっている。
はさみとカッターでフィルムを切りカメラから取り出すが、
シャッターチャージできない。
レバーが嫌な感触だ。

帰宅してからあきらめて分解することに。
ついでにホットシューが死んでいるっぽいのでついでに治したかった。
(フラッシュが発光しないのだ。)
軍艦左右のマイナスねじ2本ではずれる。
レバーと巻き上げ部とのリンクが曲がっていたので治した。
良かった、折れたり飛んでなくて。
やっぱ無理に巻き上げる前にやめるべきだった。
巻き取りと連動している直前のスプロケットがシャッターチャージに繋がっているようだが、
非常にきついのでフィルムにも強度が必要。


露出計付近の様子。
接点が黒い皮膜で覆われていたので接点復活剤で磨いた。
が、やはりフラッシュは発光しないから、面倒だけどレンズ側に問題があるっぽい。

露出計の調整用と思われるボリュームがついていたので、おかしかったら調整できるかも。
軍艦固定ねじの上にある小窓(ねじでふさがれている)はこれ用だね。

で、シャッターユニット分解。緊張する。
フィルム室の4本のねじで外れる。
(軍艦部が先に外れてないと無理です。ひっかかります。)

こういう機械モノはバネが飛んだり変なリンクが戻らなくなったりするので
壊れる覚悟で開く。
 そしたら、レンズユニットから伸びるフラッシュの電線が切れていた(スパっと断面)。
おそらく誰かが分解したときに短くて困った挙句に切りっぱなしで戻したのだ。
(接続戻せよ!誰だよそんなひどい修理するヤツは)
 写真はレンズユニットを上下180度反転して置いてあります。

遮光ケースがレンズ周辺にあるので電線は多少長くても遮光ケースの外側に押し込んでおけば写りこむようなことは無いと判断。
作業しやすい長さを足して接続。
ここからが緊張だ。
各リンクを元の位置に戻せるかが最大の難関。
連動量が狂ったり連動しなくなったりしそうでこわい。
(写真ではISO感度連絡リンクと書いたが、シャッター速度と絞りを合成した値を連絡していると思われる。動かすと露出計の針が動く)

おそるおそるだったが、なんとか復旧した。
シャッターは見えないフックなので気持ち悪いが正常だったし、
シャッター速度連絡や距離計連絡はプッシュ式なのでねじさえしっかり締めれば
狂わないはず。(距離計連動なんてストロークが1mmも無い感じ)
自動露出連動がギア式の連動なのではずしてしまったポジションがいまいちわからない。
狂っているかもしれないが、自動露出は使わないのでいいかと。
(ギアの遊びも大きいし自動露出モードの数字の意味がわからないので使えない・・・)
で、なぜかフォーカスリングが軽くなった。なぜだ!
なにかがおかしかったのか、さらにおかしくなったのかだ。
前に分解したヤツがおかしくしたのかもしれないし。
まあいいや、距離計連動も正常だし、フラッシュも使えるようになった。
(全速でフラッシュが発光するが、マニュアルでは1/30でということになってる)

記録として掲載しておきますが、
Contessaの分解記録なんて誰の役に立つんだろうか。
ネットの世界は広いから世界の誰かが見つけてくれるかな。

話は戻って、Washi Dフィルムは薄くて柔らかすぎるのでContessaには無理と判断。
Vito Bに装てんした。
巻き軸の直前のスプロケットが思いのほかきついので、どうやら離れずに引っ張られてしまうようだ。
その辺、VitoBはそういう構造ではないので大丈夫だと思う。
が、SSが1/200しかないのにISO500のフィルムは厳しいが仕方ない。
絡まったフィルムは切り刻んでしまったので、約10カット分は無駄死にしたと思う。
変り種フィルムは装てんしてから1カット無駄にしてもいいから裏蓋開けたまま
正常に巻き取りができるか確認してから蓋を閉めるようにしたほうが良さそうだ。
え?フィルムカメラの常識だったのかな??www
みなさんもお気をつけ。

2018年4月25日水曜日

コダクロームの黒白で自家現像  結果・・・ジャン!

はい。惨敗ですwww
結果隠しません。
この失敗の実験結果を今後活かしていただきたい(みなさんに?)。

まあ、これですよ。「コダクローム」。
外式リバーサルフィルム。正規には「K-14」プロセスです。
それをモノクロ現像した実験結果。
世紀末に期限が切れている個体。

もう現像したら一発で薄ピンクだった現像液がこの色です。
朝一番のおし〇このよう(世界的にわかりやすい表現だなぁ)。
ミクロファイン原液10分です。

定着でさえこの色。
2回目のおし〇このよう(もういいかw)。
無色だったのにな。

タンクから出した様子。
こんなに黒い。

背面層を取り除くはずが乳剤面を落としてしまったという失敗。
この黒い層が背面の層。
カールしてる外側をきれいにしなくちゃならないのに・・・アホや。

気を取り直して背面層をお湯の中で取り除いていたら結局、乳剤も落ちてしまった。
なんともがっかり。
しばらく考えて、お湯ではなく水で洗うことに。

おー、そしたら背面層だけ素直に取れました。
この作業にはメラミンスポンジが早くて簡単でした。
爪や指の腹ではどうにも取れなくて、どうしたものかと考えて、
メラミンスポンジでこすったら、あ~ら簡単!こりゃ便利。
軽くこするだけですいすい取れます。
やはりお湯で作業すると乳剤が柔らかくなりすぎて手のひらの上でも簡単に溶けてなくなってしまうことがわかった。
ここまでにフィルムを半分もダメにしてしまった。
後続の方ははじめから「水」で「メラミンスポンジ」 で作業してください。
(投げてますな)


 オレンジの反対色はこんなきれいな青・・・
ああ、写ってないw

取り込んで頑張って補正してもこれ以上救えません。

もう、薄すぎ。

あーあ、なんにもわからんちん。
この失敗の原因を探ると、
  • フィルムが期限切れで劣化し写らなかった
  • 露光が悪かった
  • 現像が悪かった
のどれかか、すべてか。
まだフィルムは4本あるけど、ここまで上手くいかないとしばらくやる気にならん。
期限切れは回避できない。現像もなんとも言えない。
とりあえず露光問題はカメラさえちゃんとしていれば回避できる。
オート露出カメラで撮影すれば良くなるのでは。
(はいはい、初めてなのに勘で露出決めてましたw)
ISO25ってのが不慣れなのに勘で撮ってましたから。
SS 1/100、F5.6で晴れた屋外での撮影だったんですがね。

次回があるとすれば・・・切り出してテスト現像で現像時間や増感を割り出したほうがいいな。
フィルムってこれだから面白い。

2018年4月20日金曜日

自家現像メモ 薬品編

フィルム現像の知識が無い方向けにド素人ながら簡単に整理させてもらいます。
先人たちのこだわりのレシピは初心者にはマニアックすぎるので、
初心者の目線で初心者向きにまとめてみました。
これからはじめてみようと思う方の参考になれば幸いです。
入手しやすく、広く使われているものから。
自分なりのまとめ。

〇黒白フィルム現像液
感光したハロゲン化銀を金属銀に変える。

富士 ミクロファイン
    • 微粒子、粉末状なので長期保管可能、安価、1L用 約300円。
  • 富士 スーパープロドール
    • 標準、迅速、増感可能、粉末状なので長期保管可能、安価、1L用 約260円
    • 微粒子現像液とは違うので粒子が荒れやすい。荒れた写真好みか増感目的向き。
  • コダック D-76
    • 微粒子、 世界標準、粉末状なので長期保管可能、富士の約2倍の価格、1L用 約600円。
    • 世界標準の強気な価格。だが支持されているので良いものなのでしょう。
    • すべてのフィルムにD-76処方時間の表示あると言っても過言ではないかも。
  • コダック T-MAXデベロッパー
    • T-MAXフィルム専用、微粒子、増感可能、液体、少量販売が無い、5L用 約2300円
その他 ローライ、アドックス、イルフォードなど各社フィルムメーカーの自社フィルム用に存在する。
増感とは、現像液の温度を上げたり現像時間を調節するなどすると
表示ISOの感度以上の像を発現させることを言います。
ちなみに、カラーフィルムを黒白現像液で処理すると黒白のネガが出来上がる。
発色させる薬剤が含まれないので黒白になってしまう。
原液で現像すると繰り返し使える(劣化するので処理時間を伸ばす必要がある)。
1:1で薄めて使用する時は使い捨てになるが、常に新液で安定した現像が得られる。希釈使用できないものもあるし、希釈使用する濃縮液タイプなどがある。
粉末か液体、もしくは両方あるものもある。
大抵が水に溶かして使う。

〇停止液
 現像液を中和させ、現像反応を止める酸性の液体。
  • 富士 酢酸
    • もっともベーシックな停止液、1Lで約800円。
    • 3%程度に薄めて使用するので簡単には使い切れない。
    • 1L作成するのに3ccしか使わないんですよ、生涯使い切れそうに無い。
    • 強烈な匂いwマジすごいwww凶器になるといっても過言ではない。
    • 振りかければ悪漢を撃退できる。顔にかかったら悶絶必至。
停止液だけは他社のを見かけない。酸性の液体ならほぼ何でも良いので、
100均のクエン酸だったり、シトリンだったり、正直何でも良い。
ポッカレモンだっていいかも。
次の工程である定着液に現像液を持ちこまない目的もある(早期劣化防止)。
なので、水洗でも問題ない。
僕はクエン酸15gを1Lに溶いて使っています。
匂いは鼻を近づけると少しツーンとする程度で、酢酸の比じゃない弱い匂い。
使い捨てても良いし、繰り返し使っても良い。捨てても金銭的にほとんど消耗しない。
正直、効果はまったくわからない。マジで水洗だけでもいい気がする。
一応、現像反応を完全に即停止させるために使用する。

〇定着液
未感光(現像液に反応しなかった)のハロゲン化銀を溶かし除去する。
すでに現像液で感光したハロゲン化銀は金属銀に置き換わっているので、
ここで現像タンクを開けて未感光部分が感光しても定着液で溶かせる。
(処理前に開ける必要は無いが)
念のため処理後に開けてみてフィルムが透明になるまで見ながら処理すればよい。
すべて透明になれば水洗しておしまい。
現像に比べたら神経使うことはない。
適当に攪拌しながら5分くらい浸す。
不足を避けるためその後数分間放置しています。
  • 富士 スーパーフジフィックス-L
    • 1L液体、約1000円、3~4L作成できる。
    • 水2と定着液1の割合で薄めて使う。
    • 1L作成でフィルム40~60本は定着できるので、なかなか使いきれない。
  •  コダック ケミカルフィクサー
    • 1ガロン用、粉末、約700円
    • 使ったこと無いのでわかりません。
    • 1ガロンって約3.7Lか。粉末だからちょっとづつ使えるかな?
    • 現像液もそうだけど、粉末は開封したら全量使えとあるので、自己責任で。


〇その他薬品
  • 水洗促進剤として 富士QWはあったほうが良い。
    • 2L用粉末がなんと!約70円。
    • 定着後の水洗が30分とかを5分に短縮できる優れもの。
    • 70円で水道代と時間の短縮が手に入るなら使うっきゃない。
    • コダックや各社あるっぽいけど、入手性から富士しか見かけない。
  • フィルムの水滴防止剤として 富士ドライウェルもあったほうが良い。
    • 乾燥時に水滴跡が付かない。
    • 使わない時はスポンジで水滴除去するのだが、傷や埃がつきやすい。
と、基本の薬品はこれらから好みやフィルムに合ったものを用意する。
当たり前だが、各フィルムメーカーは自社製フィルム用として製造しているので
フィルムと薬品はメーカーを合わせるべきなのだが、
正直、世界標準となっているので、どのフィルムもこれらの基本現像液で現像できるよう作られているので、
特に指定が無い限りどのフィルムにも使える。
フィルムと印画紙の両方に使えるものもあるので、原理は似たようなものなんでしょうね。

ド素人なりにまとめてみました。
ひとつずつ買い揃えても2000円程度で用意できます。
僕は田舎なのでキタムラで取り寄せますので送料は無し。
都市部ならビックカメラやヨドバシカメラとかに常時店舗在庫あったりします。
これらの薬品で自分で処理すればフィルム1本当たり数十円で現像できることになりますので、
是非チャレンジしてみてください。
モノクロフィルム現像は液温20度程度なので真冬以外は保温装置もなしに室温で
簡単に処理できます。

ちなみにカラーネガフィルム現像はカラー用の薬品を使えばほぼ同じ工程です。
ですが、液温が38℃だったり、液温をシビアに一定に保つ設備が必要なので
ハードルが高いですが、自家でできないことはない。
薬品は黒白用の数倍くらいの値段で高価ですが購入できます。

現像は奥が深くて、メーカー指定以外にもいろいろな方法があります。
インスタント珈琲でも現像できるようですよ。
定着液は昔はハイポで溶かすだけだったようだが、今では硬幕化作用などの
いろいろな薬品が混ぜられているようです。

フィルム、薬品、現像・・・どれをとっても均一に同じものが出来ないフィルムの世界。
デジタルにはない難しさ・・・フィルムライフ楽しみましょう。
 間違いは御指摘くださいまし。


2018年4月19日木曜日

4月のフィルム 続き

昨日アップしたフィルムの続きです。
主に安曇野市。
穂高駅前のカフェにあるコイツ 。

ぶら~ん

このタコ、子供たちの心をわしづかみ。

重機・・・好きなんです。


ここまではコントラストいじってなかったけど、
これからは高コントラストにしてみた。
現像ムラが・・・アナログの味だと思って。エレファ~ント。

 公園のオクトパス。

つぶれたラブホ。

あまりにも高いコントラストは苦手ですが、少しはメリハリつけないとやっぱ
しゃきっとしないな。
高コントラストにすると急にカメラが良くなった感じしちゃう錯覚。

2018年4月18日水曜日

4月のフィルム

今回はZeissIkon Contessa LBE でRollei RPX 100 を使いミクロファイン現像です。
 雨に打たれる菜の花畑と鯉のぼり

 穂高神社の手水舎

穂高駅南にある原野製菓。昔ながらの雰囲気の製菓屋で駄菓子もあります。
桜餅がおいしかかったw

Contessaのレンズはピンがくれば隅々まで良く写ると思う。
でもピンを結構はずしやすい。
Contessaのピントリングは最短1m~無限までを60度くらいの角度でフォーカスする。
なのでちょっとのズレが大きい。
2重像合致式のファインダーも正直当てになりにくい。
その辺、VITO Bは最短1m~無限まで約120度くらいあるので目測でも合いやすい。

2018年4月13日金曜日

Rollei RPX 100 の続きと・・・変態フィルム

ミクロファインで現像したローライの写真の続きでございます。
上手い下手はともかく、楽しいです。
フィルムはじめてからデジカメも使いますが、使い分けてますね。
風景とかも見方が変わりました。


Camera VITO B : Film Rollei RPX 100

端っこにカビのようなものがすべてに写ってる・・・

それと、変態なフィルムが手に入りました。
コダクロームです。
K-14プロセスです。
おそらく地球上にK-14プロセスを行う現像所はなくなってしまいました。
もはやリバーサルとしての現像は不可能です。
なのでモノクロ現像しちゃおうと思います。

今回、このフィルムの入手にあたってK-14プロセスを調べてみましたが、変態ですw
このコダクローム、外式という部類のポジで、フィルムに色素が含まれません。
現像時に3色の露光と染色をするという自家ではとうてい無理なプロセス。
撮影済みだってのに現像時に色別にさらに露光するなんて・・・
しかも染料を加えるんですよ。考えてみてください
光量と厳密な露光時間、染料の色味・・・あまりにも均一な仕上がりにするためには
高い精度が要求されすぎ。

モノクロでよければ現像できるらしいです。
挑戦しますとも。1999年に期限切れですけどね。
世紀末フィルムです。


2018年4月12日木曜日

ミクロファインで現像してみた・・・これが正解だったのか。

大昔の記憶から良く調べずにスーパープロドールで現像してましたが、
今日、ミクロファインで現像したら・・・綺麗な写真が出来上がりました。
ああ、SPDはなんだったんだ(やっぱ増感用なのか)。
で、ミクロファインが通常の現像液なのかと、いまさらです。
お店の方がモノクロフィルム派だったのでちょいと話して、D-76がいいよとのことでした。



Camera VITO B :Film Rollei RPX 100
Lrで明るさとコントラスト補正。

まあカメラがそんなに精緻なものじゃないのですごくシャープとはいきませんが、
昨日までのSPDで現像したフィルムに比べたら格段にシャープになったのがわかり、
あ、これが普通じゃんってなりましたw
やっとここれでカメラの評価ができそう。
すべてVITO Bでの撮影ですが隅々までピンがきてるって感じではないね。
だけどおおむねいい感じ。
晴れた屋外だったのですべてF16でSS1/100です。
ほぼパンフォーカスだけど、2枚目のブタちゃんは目の前1mだったのでさすがに
奥の信号機にいるJKはボケちゃってますね。
デジカメの小さなセンサーだときっと奥のJKもだいぶ認識できるボケ方まで見えちゃってるだろうな。
そのへんは35mmなので絞ってもボケが得やすい。

今まで、なんだか眠気の漂う写真だなとは思ってたんです。
SPDが原因だったとは。アホです。
これからは「荒れ」を狙わない限りミクロファインで行きます。
ひとつ勉強になりました。
結果に影響のある選択がいろいろあって楽しくもあり、一発勝負でもあり
フィルムは奥が深いということに入り口に立ったばかりですが思いました。

2018年4月11日水曜日

クロスプロセス 続き

先日の期限切れポジのクロスプロセスの続きです。
どんな写真も人物がいるとやっぱいいな。
小心者なので街中では人に撮っていいですか?って言えない。
言えたら楽しいだろうな・・・
敷地に入って撮影する時は断れるのに、人物は敷居が高い。
近所の子供たちは格好の被写体だ。



Camera VITO B
Lrで明るさと色を補正

2018年4月8日日曜日

初めてのリバーサルかつクロス現像


期限が切れて13年も経っていたリバーサルフィルム。
フォクトレンダーVITO Bに入れて撮影したのですが、
ネットで見つけたクロスプロセス対応のお店に出したものが返ってきました。
初めてのリバーサルフィルムの撮影。
なのにいきなりクロスプロセス現像してしまったので、ニュートラルがわからないという
冒険をしてしまいました。
リバーサルフィルムってそのままE-6現像すれば感光してないところは透明になるのに。
現像から上がってきたフィルムはこんなに青緑色。
スキャナで補正無しで取り込むと・・・
 だいぶアンバーな色。
ただでさえ期限の切れていないポジのクロス未経験なので、この発色が
期限切れ由来なのか、クロス現像のたまものなのかさっぱりわからないw
スキャナで自動色調整を有効にしてスキャンすると、

こんな感じ。コントラストは低いけどちょっぴり雰囲気あるのかな。
Lrで調整すると・・・しすぎたか、普通の写真に近くなっちゃったな。
基準にしたいニュートラルが無いからどの色がそのままの色なのかわからない。
すこしくらい変な色味でないとクロスプロセスの価値が無いので色を直すのは程々がいいのか。
で、はじめてのフォクトレンダーのレンズ「カラースコパー」は結構隅々まで解像してます。
コンテッサとまだ比較できる共通の撮り高が無いのでまだなんとも言えませんが、
目測ですがパンフォーカスなので結構写ってるなという印象。
期限切れのリバーサルフィルムって破綻しているものとばかり思っていたが、
ちゃんと撮れていることにも驚いた。
もしかして何も写っていないんじゃないかとさえ思っていたのだが、
これだけ撮れれば期限切れなんて関係ないな。


2018年4月5日木曜日

現像しました。Rollei RPX 100

なんの確認も無く今回はスーパープロドールを購入したのだが、
考えてみれば増感現像するわけではないので、微粒子現像液とかにすればよかったのかな?
手探りで何がポピュラーなのかわからない。D-76とか?
一番普通と言われているのはD-76なんだろうけどね、買うときSPDの3倍位するから
躊躇しちゃう。
1L用で700円程度なので、特別に高価なものじゃないけどさ、SPDが260円、ミクロファインが400円程度だからD-76が700円て高価な感じがしちゃうだけなんだけど。

まあいいや、そんな感じでスーパープロドールでRollei RPX 100を現像しました。
20℃で4分15秒(だいたいw)。
現像時間が短いということは、ちょっとの誤差が結果に大きく影響することなので
もっと現像時間の長い現像液にしないと基準が作れないか。
(ど素人なので生あたたかい目線で見守ってください)

スキャナでの読み込み時の自動補正無し。
ちょっとアンダーでしたが、コントラストは出ているので、Lrで補正しますと・・・
自動補正で明るさとコントラストを調整したもの。
Lrは偉大です。
でもちょっとコントラスト高くしすぎか。
今時はデジタルで高コントラストの写真を見慣れすぎてるな。
では次、

補正前と後のですが、
やっぱ補正前はアンダーです(撮影の腕が悪いw) けど、明~暗まで撮れているかなと。
補正後はこんなものかなと。
しかし・・・SLと家山駅の昭和感がすごいなwつい先日なのに。
#大井川鐵道

現像からプリントまでアナログだとしても、どの工程でも増感や焼きこみとかで
画質を調整するので、あまり気にせずそこが今はデジタルなんだというだけです。
もちろんフィルムに撮影した時点で露出が決まっているのが理想ですが、
そこはフィルム。簡単にいかないところを楽しみましょうか。

あー、今、現像液について調べてみると(いまさらwww)・・・現像液で仕上がりがぜ~んぜん違う結果になるのか。
今までの写真がちょっと眠い感じがするのは現像液のせいか?(もしくはウデ)
今度は現像液変えてみようかな。
荒れた感じの仕上がりが好みの時はSPDか。
微粒子現像液使うぞ。
と、いろいろ試行錯誤できるのがフィルムの楽しみ方ですね。

詳しい人ならこんな組み合わせで現像しないでしょうからレアなデータと思って
ド素人ならではの組み合わせでしょうから適当に楽しんでくださいましww

xTool S1 のwi-fi接続方法 覚書

 xTool製のS1というプロ用レーザー彫刻機を触る機会がありました。 その際、説明書のWi-Fi接続方法がいまいちわかりにくく、  解決した方法をメモ書きておきます。   あらかじめスマホにxToolのアプリを入れておき起動しておきます。 スマホは接続したいアクセスポイントに接...