2018年6月11日月曜日

マクロレンズが無い!人のデジタルデュープ。

フィルム写真をやっている人がぶつかる壁のひとつ。
フィルムのデジタル化。
印画紙にプリントするだけの人は関係ないだろうけど、
こういったSNSやブログに写真をアップしたい人がほとんどではないかな。
そこで、今までは持っている機材的にフラットベットスキャナで3400dpiで
スキャンしてきた。
それなりの画質でよいのだが、最大のウィークポイントは時間がかかるということ。
ウチのUF-8300は36枚をスキャンするのに1時間半ほどかかる。
6カットのフィルムを約20分でスキャンして交換の繰り返しで
その場を離れるとその分時間が延びてしまうので、ずっとついていないといけない。

そこで調べるとデジタルデュープというものを見つける。
みんな辿る道。
NIKON ES-1というスライドコピーアダプタがあって、ヤフオクや新品でも4千円ほどで買える。
が、これにはマクロレンズが必要なのです。
しかもネガキャリアは別売っぽい。
ネガキャリアなんかがセットになったフィルムデジタイズアダプターは約19000円!
金がかかる。
マクロレンズも私は持ってないので可能な限り安く実現する方法を探る。
そこで、「マクロリバースアダプター」でやってみた。
ヤフオクで300円ほど。
簡単に言えば、普通のレンズを逆さまにするとマクロレンズに変身してしまうというもの。
似たようなものに、マクロエクステンションチューブもあってこれは安いので2000円くらい。
とりあえず安い方からやってみることに。

こんな感じ。散らかってるのはほっといて。レンズにフィルム直前までの長さの黒い紙筒つけたほうが良い。

ウチのデジタル化のカメラはm4/3のLUMIX DMC-G3 (1600万画素)なので、
もともとニコンのレンズを付けるアダプターは持ってるから、そいつにリバースアダプタを付け、
レンズのフィルター側をアダプタにねじ込む。
非常に使いにくいwww
鏡筒を回すとフォーカスが回り、ズーム操作はマウント側を押さえて必死に動かす。
非常に不安定だ。
結果としてはAF NIKKOR 28-80mmレンズで80mmにセットしフォーカスも無限か最短の合うほうにして、(ちなみにF8)
ピントはフィルム側を前後させることにした。

こんな感じでなんとかデジタルデュープできた。
画質はカメラによると思うが、この例だとフラットベットスキャナよりわずかに劣る感じだがどっこいどこっこいか。
細部のディテールがスキャナのほうが繊細に解像していた。
けど、時間は大幅に短縮。これは大きい。
6カット撮影するのに1分足らず。
ネガキャリアのフィルムを入れ替えたって36コマ取り込むのに30分はかかるまい。
ここぞと思う写真はスキャナで普通に見るだけならこれで行こうと思う。

カメラのセンサーサイズがAPS-Cやフルサイズとかだとまたレンズの選択が変わると思うが、
m4/3の場合、レンズが80mm時にセンサーいっぱいにフィルムを取り込めた。
参考までにどうぞ。

ベローズ使うとかも有りだね。ベローズは大掛かりなので持ってる人はいいけど
持ってない人はマクロエクステンションチューブでいいんじゃないかな。
光源もLEDとかなら乳白色のアクリルとかで光量を平坦にしなくちゃならないでしょう。
それぞれ持ってる機材と財布との相談で。
スキャナで取り込んだもの。(Camera Contessa LBE)
とても眠い感じ。

DMC-G3でデュープしたもの。
コントラストの調子は違うけど、スキャナのほうがピントが外れてる感じ。
たぶん、現像直後のスキャンだったかフィルムのカールが影響してるかも。
デジカメのほうがこの場合は綺麗に取り込めてる感じがある。
ってことは、どうもピンが来てない感じで眠い描写だ思っていたCONTESSA はスキャナが
悪かったってことか。
眠いのはツァイスのTessarのせいじゃなかったか。最スキャン(デジデュープ)で検証だ。

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